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AugLab活動まとめ

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身体的・感性的な拡張技術によるWell-beingの実現を目指して、パナソニックが進めるAugLabの活動メモです。
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#パナソニック

2023年度のロボティクス推進室の活動を振り返り。

2023年度のロボティクス推進室の活動を振り返り。

23年度、終わりました!
年度のキリで特に何かが変わるというわけではありませんが、是非メンバーの活動も知ってほしいということで、組織長をさせてもらっているパナソニックホールディングスのロボティクス推進室の23年度の活動を振り返ってみます!

今年度も多くの社内外の皆様のご支援、ご協力により、1年間を乗り切ることができました。本当にありがとうございました!!

屋外を移動するロボットたち近年強化をし

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七夕にオリヒメはロボットに乗ったよ!

七夕にオリヒメはロボットに乗ったよ!

お星さまの話ではないですが、
オリィ研究所の分身ロボット"OriHime"が、我々が開発中の屋外配送ロボット"ハコボ"に文字通り、乗りました!

この融合ロボットを使うことで、たとえ病気、介護などで外出しにくい人であっても、ご自宅から移動ロボットに関連した屋外での仕事をして貰えるようになりました!!

まずは、藤沢のスマートシティ(藤沢SST)での街案内をリモートからしてもらっています〜

なぜに

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コケロボットってやっぱり好き。笑

コケロボットってやっぱり好き。笑

今週は名古屋で開催されていたROBOMECHというロボット系の学会に参加してきました。お気に入りの「コケロボット」についての発表をしてきました。

2年前に発表して以来、これまでプレス発表や展示会などではデモしたことはあったのですが、アカデミックな場では初めてのお披露目です。

発表のタイトルは、以下のような感じで、「自然物を使ったインタフェースの設計論」という文脈で、共同研究先のロフトワークさん

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君の仕事は夢を見せることだ!

君の仕事は夢を見せることだ!

会社に入って11年が過ぎました。笑
(思っていたより早かった。そして、企業で10年以上働けるとも思っていなかったです。)

組織の名前は変わりながらも、ずっとロボティクスに関する仕事に従事させて頂き、7年前には課長、そして、今の室長というポジションになって1年半が過ぎました。何十人という組織のマネジメントをするというのは、思ったより難しく、日々勉強というか、悪戦苦闘しています。

そんな中で、幹部

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9日間だけの個展。自然とテクノロジーの関係で和歌は詠めるか?

9日間だけの個展。自然とテクノロジーの関係で和歌は詠めるか?

今日から始まりました、9日間だけの個展。
私のではないです。we+さんの。

Nature Study: MISTと題された個展には、パナソニックAug Labの立場でご一緒にさせて頂いた「霧」の振る舞いを活かしたインスタレーション"Waft"が複数種類展示されています。

そして、インスタレーションと共に結構圧巻だなぁと思ったのは、作品の裏にある「霧」をさまざまな切り口から考察した膨大なリサーチ

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「あわてないあわてない。一休み一休み。」と言える一休さんのネガティブケイパビリティ。

「あわてないあわてない。一休み一休み。」と言える一休さんのネガティブケイパビリティ。

今回は、「決めない」というのも1つの能力だよなぁと思った話です。

きっかけは、

と会社の偉いさんとの会話の中でポロッと出た言葉。
「確かにそうだなぁ」と思ったわけです。

例えば、アンケートでサービスやプロダクトの感想をヒヤリングして、「安心感を感じましたか?」と5点満点のアンケートを取ったとしても、それぞれの5点はどれ1つ同じ安心感はない。もし言葉で定義しようとしても、同じである。家族と一緒

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2021年度のロボティクス推進室の活動を振り返る。

2021年度のロボティクス推進室の活動を振り返る。

2022年度も始まりましたね~。あっという間に2週間経っています。。。22年度が始まるにあたり、21年度の自部署の活動を振り返っておこうと思います。オープンにできる内容だけでも、結構色々ありました!

他の会社はわかりませんが、うちの会社では年度初めに「方針発表」というのがあり、今年度何を重点的にやっていくんだ~!!みたいな発表があります。

しかも、この「方針発表」が、いろんな単位で行われます。

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「キミもロボット開発者になろう!」という企画に協力してみました。

「キミもロボット開発者になろう!」という企画に協力してみました。

アカデミアとか教育機関とも呼ばれる大学から企業に移って、はや10年経ちました。企業にメインの活動を移したと言えども、「教育」とか「子供」に関する取り組みにはできる限り協力をしたいと思っています。

もちろん自分たちの世代も頑張らないといけないですが、未来を担う子供達にはできるだけロボットに関することやロボティクス的な考え方というのも知った上で、未来を切り開いていってほしいと思っています。

以前に

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離れていても想いあうためのロボットは手を上げる機能しかない。

離れていても想いあうためのロボットは手を上げる機能しかない。

国際ロボット展、終わりましたねー。関係者の皆様、お疲れさまでした!来場者の皆様、ありがとうございました!!一応、全体の実行委員の1人でもあるので、リアル開催できて、また多くの方々に参加頂き、嬉しく思っています。オンライン展示会は引き続き18日金曜日まで開催してますので、もし宜しければ是非!!
パナソニックはというと、サービスロボットゾーンに展示をさせて頂きました!

いくつか新ロボットや新機能、新

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環世界を知ると周りに優しくなり、多様性の調和に面白みを感じる

環世界を知ると周りに優しくなり、多様性の調和に面白みを感じる

共同研究を行ったLoftworkさんから、『苔ロボット』に関するインタビュー記事を掲載頂きました。今回のnoteは、この記事の中でも紹介した「環世界」という言葉について再度考えてみたいと思います。

【プロダクト紹介】UMOZ:コケの振る舞いからその生命がもつ環世界を想像するきっかけをつくる



このプロジェクトでは、「環世界(Umwelt)」というものに拘ってプロジェクトを進めました。環世界

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共に育ち、共に創る。オープンイノベーション、共創、リビングラボのハブとしてのSTEAM教育。

共に育ち、共に創る。オープンイノベーション、共創、リビングラボのハブとしてのSTEAM教育。

昨日、パナソニック センター東京に"AkeruE"というクリエイティブミュージアムがオープンしました。

博物館と美術館と工房が混ざったような体験型のその施設は、本当に素敵で、子供だけでなく、大人も楽しめること間違いなし!のオススメスポットです。

そんなAkeruEのオープニングイベントのトークセッションに参加させてもらいました。

テーマは、未来の教育。特に、STEAM教育。

ということで、

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