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君の仕事は夢を見せることだ!

会社に入って11年が過ぎました。笑
(思っていたより早かった。そして、企業で10年以上働けるとも思っていなかったです。)

組織の名前は変わりながらも、ずっとロボティクスに関する仕事に従事させて頂き、7年前には課長、そして、今の室長というポジションになって1年半が過ぎました。何十人という組織のマネジメントをするというのは、思ったより難しく、日々勉強というか、悪戦苦闘しています。

そんな中で、幹部への報告とか議論の場があるわけですが、
「それがお前の夢なのか!?そんなものなのか?新しい技術で新しい世界を作り、みんなに夢を見させるのが仕事ではないのか!?」
と問われるときが稀にあります。

どれくらい稀かというと、会社人生で2回(今年1回とその前が確か5年くらい前)なので、かなりのレア度です。しかも、全然違う2人から言われたので、ちょっとビックリしました。もちろん、通常は会社らしく「それは事業になるのか?」「顧客価値は何だ?」「技術的に圧倒的に勝っているのか?」などなど問われるわけです。。。

通常の問いもトコトン追及されるとそれはそれであぶら汗がジワッと出るわけですが、この「夢」という言葉が絡む問いは、あぶら汗というより、ズドン!!と重いパンチを受けたような感覚になります。

もちろん、ミッションとかビジョンとかは組織として掲げます。
対外的にも、
ロボティクス技術を「くらしのインフラ」として当たり前の存在にしていくことで、「くらしをより便利に」「人々の心をより豊かに」することを目指しています』
という発信もしています。

ただ日常の中では、目の前にある複数のタスク、課題を前にして、そして手持ちのリソースや迫るスケジュール、コミットしたKPIの中で、どうしても実現可能そうな方向性の選択をしてしまいます。それっぽい理屈を作りながら、出来るだけ失敗しないようにするという感じでしょうか。

大体そんな思考モードになってしまっているときに、もっと攻めろ!!!!という想いを込めて、叱咤激励を頂くのが、「夢」という言葉なんだと思います。そして、それは、このままだと手に届きそうな範囲で面白みのない、結果的に他社にも圧倒的に勝てなくなってしまうよ!というアラートでもあり、リーダが器を広げ、夢を示さなければ、それ以上にメンバーの活動は広がらない、そのことを肝に銘じよ!という教育的指導を頂けているのかなとも思います。

夢というのは、結構難しいものです。
ビジョンとかミッションというのはある意味では抽象的な表現でされるのですが、夢が抽象的というのはあんまりないです。
少なくとも自分が寝ているときに見る夢は、めちゃくちゃリアルです。なぜかディテールまで鮮明なことが多い。まだ実現していないにも関わらず、まるで脳の中の思いを汲み取ったAIが鮮明に描き出したような圧倒的な存在感を持っています。

寝ている時に見る夢と同じくらい実現したい社会、世界の超絶具体的な像が、まさしく仕事における「夢」ということなのかと思っています。

先に紹介した『ロボティクス技術を「くらしのインフラ」として当たり前の存在にしていく』ということが、具体的にどういうことなのか、もっと具体的に、もっと魅力的にしていく日々が始まりそうです。

もちろん、私も頑張りますし、メンバーの力も結集していきたいですし、社内外の色々な立場の方とも議論できたらと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。

これがうちの部署の夢です!!ワクワクしませんか??と胸を張って言えるようにしたいと思います。

では、また来週〜。
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安藤健(@takecando)

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