マガジンのカバー画像

ちょっと人生を生きやすくするための知識

72
人生で辛さや苦しさを感じている人を和らげるような内容の記事を集めています。
運営しているクリエイター

記事一覧

その「悪」は、自分自身でもあると思えるか

その「悪」は、自分自身でもあると思えるか

政治家が庶民の不安も知らずに高級料亭で会食をしていたり、

大金持ちが豪遊しているという話を聞くにつれて、

この人達に謙虚や倹約という発想はないのかと、

そんなことがまかり通ってしまうバランスの悪さがこの社会をダメにしているなどと、

まるで「巨悪」のように感じられてしまうことがあるかもしれません。

ですが、ふと自分のことを振り返ってみますと、

大学生になってはじめて一人暮らしをした頃は四

もっとみる

食べ過ぎて胃もたれの後に感じるべきは「罪悪感」ではない!

1.わかっているのに止められない・・・食事の際についつい食べ過ぎてしまうということってあるのではないでしょうか。

食べ過ぎてしまうと「胃もたれ」という不快感を感じます。

「胃もたれ」とは胃の中で食べものが消化しきれずに残留している状態を意味しています。

従って、「胃もたれ」を感じるということが、自分の消化吸収能力のキャパシティを超えて食べてしまっているということになります。

私達は食べ過ぎ

もっとみる

頑固な人に自分の話を聞いてもらうためのテクニック

1.相手に自分の意見に聞く耳を持ってもらうために自分の考えはあらゆる価値観にさらしつつ、

多様な価値観を柔軟に取り入れていくことが大事だと私は考えていますが、

いつもぶつかる問題は、どうしても自分の考えが相手に受け入れてもらえないことがあるということです。

相手にも柔軟な姿勢があれば話は早いですが、必ずしもそうではないというのが世間の実情だと思います。

この場合、何かしらの工夫を施すことに

もっとみる
頭はやわらかい方がいいのか?

頭はやわらかい方がいいのか?

1.頭が固いことは悪いことではない大人になると、様々なしがらみが出来てくるものですよね。

こどものような純粋な心のままでいたいのに、誰かに気を遣ったり、自分がやりたい気持ちを押し殺したり、

いつの間にか、一つの見方しかできなくなっていたりと、誰しも頭が固くなっていくものです。

だからよく「頭をやわらかくして考えましょう」なんてことがよくすすめられるわけですが、

「頭がやわらかい」というのは

もっとみる
結婚はなぜ常識となったか

結婚はなぜ常識となったか

今日は常識的な価値観としてはよく引き合いに出される「結婚」について考えてみたいと思います。

「結婚」は男女が、あるいは男女でなくても愛し合う二人が永遠の愛を誓う約束をする行為だと思います。

全体には「愛」があり、「愛」はすべての人に生まれうる感覚ではないかと思います。

「愛」とは何なのかを考えるとまた深いので、ここでは「相手をいつくしみ、相手のために生きたいと思う気持ち」だとしましょう。

もっとみる
逆の価値観を受け入れることから調和は始まる

逆の価値観を受け入れることから調和は始まる

常識的な価値観には、いつの間にか浸っているものですよね。

1日3食食べなければならないとか、お金がたくさんないと幸せになれないとか、結婚したらこどもを持つべきだとか・・・

人生は必ずしもそうでなければならないわけではないことに気づいたときに、ものすごく心が軽くなり、

生きるのが楽になるということは往々にしてあると思います。

でもこうした常識的な価値観というのは、一回その外に出てみないことに

もっとみる
偽りの「科学的思考」には注意せよ!

偽りの「科学的思考」には注意せよ!

1.偽りの「科学的思考」がはびこってしまっている科学はわからないことをわかろうとする人間の営みであり、

わからないところをしっかりと認めるところも科学の大事な役割だということを伝えて参りました。

科学は正しく使えば私達の人生をよりよく変えていくことができる潜在性を持っていることは間違いないと思っていますが、

今の世の中では、科学の使われ方があまりにも偏っていて、

「科学的」なようでいて、実

もっとみる
わからないことをわからないと認めるのもまた「科学」

わからないことをわからないと認めるのもまた「科学」

1.わからないことをわからせるだけが「科学」ではない科学的思考とか、科学的根拠という言葉にはなんかこう、安心感がありますよね。

何かしっかりとした土台の元に、確かな情報を与えてくれているような気がします。

実際、科学が進歩してきたことで今までにはわからなかったしくみがわかるようになり、

私達の生活は便利となってさらに今までにはなかった新しいものをさらに生み出し続けているように思えます。

もっとみる
「迷ったら相談する」の前に知っておいてもらいたいこと

「迷ったら相談する」の前に知っておいてもらいたいこと

1.相談の有効性を左右する要素何か自分の力では克服できない困難な出来事に遭遇した時には、

「自分の頭でじっくりと考える」のともう一つ、「誰かに相談する」という選択肢があると思います

「相談する」ことによって、自分がどれだけ頭を悩ませても思いつかないアイデアや、持っていない人脈を紹介してもらったりすることができるので、

難しい問題に直面した時には必ず「相談する」という選択肢を持っておく方がよい

もっとみる

気づかないうちに実力以上の仕事をし続けてしまわないためのコツ

1.自分の実力以上の仕事をしてしまっていませんか?文章を書く時にペンで書くことに比べ、パソコンで文字を打って書くと実力以上のものが出せます。

なぜならば、「自動変換機能」がついているからです。

あるフレーズを思いついた時に、聞いたことはあるけれど、その言葉の漢字が書けないというような状況の時に、

読みだけをキーボードで入力すれば自動に変換され、正しいであろう漢字を表示してくれます。

もっと

もっとみる
本当に「自分の頭で考える」ために必要なこと

本当に「自分の頭で考える」ために必要なこと

1.いつの間にか自分の中にできている価値観日本人の中には「和を重んじる」価値観が深く根付いていると感じることがあります。

それはすごく良いイメージの言葉なのではないかと思いますが、

何事も良いと思える事柄の裏側には悪いと思えるようなことも潜んでいたり、その逆もまたしかりであったりと、

物事には表からだけ見ていると、見えない裏の部分が必ずあるものです。

「和を重んじる」という事柄の裏の部分は

もっとみる
自分の気持ちを押し殺して生きるとどうなるか

自分の気持ちを押し殺して生きるとどうなるか

1. 自分の気持ちを押し殺していませんか?日本人は協調性の高い民族だ、というような話を聞くことがあります。

絆、団結、思いやりなど、日本人の特徴を象徴する言葉には良いイメージのものが多いように思えますが、

何事にも良い側面があれば、悪い側面もあるもので、

裏を返せば他人の顔色をうかがいながら生きているという人が多いということでもあるように思います。

言い換えれば「自分の人生を生きていない」

もっとみる
負の感情の渦に飲み込まれないために覚えておいた方がいいこと

負の感情の渦に飲み込まれないために覚えておいた方がいいこと

1.負の感情を和らげるコツ反抗期で親に対して無性に腹が立ったり、

気の合わない同僚から嫌みなことを言われて不快な思いをしたり、

一生懸命想いを伝えようとしているのに、一向に伝わらずにじれったい気持ちになったりだとか、

生きていればいろいろんな場面で負の感情が沸き起こることってあると思うんです。

そんな時に一つ思い出してみてほしいのは「逆の立場になって考える」ということです。

より正確に言

もっとみる
持続可能な仕事をするためにどうしたらいいか

持続可能な仕事をするためにどうしたらいいか

1. 自分がいないと成立しない仕組みでは嫌だ今、私はオンライン診療専属の医師として頑張っていますけれど、

実際にはなかなか普及していってないように体感しています。

それでも諦めずに新しい医療の選択肢として定着する世の中を目指して、

色々なアイデアを出しては試行し、それをまたアイデアを出すというプロセスを繰り返しています。

この時に私が意識していることは「自分がいなくても成立する仕組みを作る

もっとみる