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中国日誌

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中国生活の記録。異国の地で構築されていく記憶の世界。
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2024年2月の記事一覧

【中国日誌】921日目 24.2.28

私を俯瞰する存在は、私より上位の存在であると考える。ならば、天才の上位は天才を俯瞰することによって、達成できる。天才は自分の天才性を俯瞰することは、いくらメタ認知を使ったところで、理解できない。自分の天才性の影響下にある以上、どうあがいても天才の影響を受けてしまう。ゆえに、俯瞰できない。ならば、天才はバカの上位になるのは、一般的だが、バカが天才の上位になることを、俯瞰することができれば、可能だとい

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【中国日誌】920日目 24.2.27

正しかった。刺激が多い日々を過ごすと、その後の数日間の時間の進みは、遅く感じる。もうこれは、おそらく、間違いのない事実。人の体の構造はそうできているのだと、私は、たぶん、確信した。・・・あえて、断言しないことで、未来の自分へ、選択の自由を与えているのである。ここで断言すれば、もし、その意見と異なる、経験をしたときに、柔軟に対応できなくなる、恐れがある。だから、断言しない。確信に近い、曖昧さ。それが

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【中国日誌】919日目 24.2.26

とても難しい。自慢したくない。だから、自らの成果は口に出したくない。けれども、人に知られなければ、評価はされない。あざとく、自慢するのは、かっこよくない。だから、口を閉ざす。杭が出ているように見られて、打ち付けられるのも困る。だから、口を閉ざす。そうすると、次は、疑心暗鬼になる。コミュニケーションが上手くいかないからだ。相手から見れば、何をしているのか、分からなくなる。分からないのであれば、何もし

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【中国日誌】918日目 24.2.25

目に飛び込んでくる、無数の情報。そこには、私と言う境界がある。私と言う境界は、私の感覚器官の許容範囲でもある。処理できる範囲が、境界である。その境界内に、私にとっての、宇宙が広がっている。それが全ての世界である。ゆえに、広大で壮大。ゆえに、強弱があり、揺らぎがある。奥行きがあり、上下がある。焦点があり、背景がある。注意を向けたいところに、フレームを置き、それ以外を、ぼかす。そのフレームが注意可能な

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【中国日誌】917日目 24.2.24

さぼりたくなった。何もかもめんどくさくなった。何もしたくなくなった。だけど、成長したい、という意欲だけは心の中でくすぶっている。それを、物理的に、阻止する何かかが、働いている。私を、この習慣から、抜け出させようとする、何かが働いている。なぜ、こうも、いつもやってきたことを、後回しにしたい衝動に駆られるのだろうか。それを、放り出してでも、だらだら過ごしたいという、欲求が強い。だた、何度も言うが、成長

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【中国日誌】916日目 24.2.23

楽しいから笑う。嬉しいから笑う。おかしいから笑う。因果を逆にしても、問題なさそうである。笑うから楽しい。笑うから嬉しい。笑うからおかしい。笑うという現象を、観測した私という理性は、そこに、意味を、理由を、つける。その時の、状況の文脈から、意味を選択する。楽しいという文脈が適切か、嬉しいと思う文脈が適切か。そうすることで、私は、理性的に始めて、私が笑ったことが、どのような感情なのか、知ることができる

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【中国日誌】915日目 24.2.22

今年は、生活の、環境が、リズムが、一気に変わる。そんな年。中国生活も、残り残すところは、ごく、わずか。まだ、帰国のタイミングは決まっていないが、そのような話で、今進みだしている。すこし、寂しいが、計画通りではある。予定調和。思った通りに、物事が進んでいくのを見ると、やはり、世界とは、そういうことなのだろう。どのように変わるのかは、まだわからない。どきどきする。ワクワクである。新たな、世界が広がる。

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【中国日誌】914日目 24.2.21

今日は時間がない。なぜなら、途中で分からない問題に気づき、考え込んでしまったためである。いまも、それをしたい、でも習慣を、終わらせなければならないという、強迫観念がある。だから、今、この文章を、急いで書いている。これが、習慣の力である。どんなに、やりたいことがあっても、時間がなくても、やらなければならないという、強い動機が働く。これこそ、習慣である。習慣の力に感謝を。

朝4時に起き支度と日課。8

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【中国日誌】913日目 24.2.20

話すと興奮する。なぜ、話すことは、人をこんなにも興奮させるのか。話したいから話すのか、話すから興奮するのか。興奮するということは、正のフィードバック。アクセル。話すことで、アクセルが踏まれて、さらに加速する。この加速が、人とのコミュニケーションを活発にして、人間関係を築いていくのだろう。ただ、アクセルがかかる人と、かからない人がいる。なぜか。興味の差なのだろうが、なぜ、興味に差が出るのだろうか。同

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【中国日誌】912日目 24.2.19

仕事とは何か。仕事で得られたスキルは、おそらく、多い。ただ、そのスキルは、どれも漠然としている。ゆえに、不安が絶えない。漠然としているのであるから、言語化するのが難しい。なので、幻ではないかと言われれば、そうかもしれないと、思う。人間社会では、自分の能力をアピールできなければ、評価されない。ゆえに、この漠然としたスキルは、やや、不利に働く。一言で私のスキルを言うとしたら何なのか。問題解決能力?指導

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【中国日誌】911日目 24.2.18

春節休みを振り返れば、濃度は濃かったように感じれる。なぜなら、思い出せる、思い出が多いからだ。やはり、初めての所に行き、全身で体験するような、記憶は、鮮明に思い出し易く、労することなく記憶できる。もしこれが、単調な生活で埋め尽くされていたのであれば、思い出せるのは、単調な共通した日々の総体だけであり、いわゆる、1個程度の記憶しかない。ゆえに、休みの濃度が、非常に薄く感じられるのである。簡単に思い出

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【中国日誌】910日目 24.2.17

私は失敗するのが怖い。間違えたくない。そのような感情が、胸の中にくすぶっている。ふと、そんな失敗のない世界は、ないのだろうか、と考える。よく考えれば、あるではないか。創造の世界は、失敗という概念の存在しない、世界である。創造には、正しさも間違いもない。ただ、生み出すのである。それだけである。故に、創造の世界であれば、私は、失敗することがない。失敗に怯えることがない。なぜなら、創造したものには、その

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【中国日誌】909日目 24.2.16

疲れたら休む。身体は正直である。だから、定期的に、休みを取ることで、長時間の活動を、維持することができる。どんなに、やる気が、意欲が、意志が、あったとしても、体力が続かなければ、意味がない。それは、物理的な問題であって、最低限の配慮が、必要となる。意志と体力は、絶妙なバランスのもとで、釣り合いを持つ。体力が、なくなれば、行動意欲は減っていくが、意志が強くなれば、体力が少なかったとしても、行動に移れ

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【中国日誌】908日目 24.2.15

歩き過ぎで、足が、覚醒する。腰の痛みが、安定化する。常に歩き、しかし、やめるという選択肢はない為、可能な限り、歩き続けた。何のために歩いたのかと言えば、従来の歩くという機能のように、この体に、衣食住を提供する為では決してない。理由は簡単。あらゆる風景や情報を、脳に身体にインプットするために、ひたすら歩いたのである。遠くから見える大楼。近くからも、背後からも、その塔の上からも、その大楼の中も、さまざ

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