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ガレットデロワと1月。よい一年になりますように。- a letter from Paris
幸運をお祈り申し上げます!新年の挨拶は1月中できるけれど、今年の元旦は気持ちの良い青空で、しかも暖冬。
散歩に行ったヴァンセンヌの森で、人々が交わす”BONNE ANNÉE. MEILLEURS VŒUX. BONNE SANTÉ!”の声が聞こえてくると、今年こそは明るい1年になるような、清々しい希望が湧いてきます。
11月から続いたお祭り気分も一区切り。例年は2日からいつもの日常に戻るのだけ
ノエルとクリエーション・サヴォワ・フェア 2021/12/23 - a letter from Paris
12月のパリの朝8時は、まだ真っ暗。やっと明るくなり始めるのが8時半頃、それなのに夕方は4時半には薄暗くなってしまいます。
厚い雲に覆われ、寒い日も増え、シトシト冷たい雨の降る週末は家で過ごす事も多くなります。
だからと言って退屈な訳ではありません。
大好きな手仕事にたっぷり時間をかけられる冬時間がやってきたのです。
2年ぶりの開催!その時を待っていたかのように雑誌マリークレール・イデ主催の、
楽しいノエルの準備♩2021/12/13- a letter from Paris
週末の朝窓の外でカタコトという音で目を覚ましました。
ついこの間まで真っ赤に染まって目を楽しませてくれていた蔦の葉がすっかり落ちて、代わりに見えるようになった小さな実を鳥が食べに来ている音。
可愛いらしい黒い鳥は、人に慣れているのか、雨戸を開けても横の壁にとまってのんびりと実をついばんでいます。
もう12月。あっという間の年末。外に出ると、気の早い親子がマルシェドノエルで買ったらしいもみの木
冬はもうすぐそこに 2021/12/05 - a letter from Paris
毎週金曜日はテレザが来る日私がまだ子供の時から家に来てくれる、ポルトガル人のお手伝いさん。
共働きだった両親のかわりに、ほぼ毎日家に居てくれて、掃除はもちろん、料理も上手で、学校に迎えに来てくれたのもテレザです。
家に帰るとおやつを食べて、夕飯の用意をする彼女の横で宿題をするのが毎日のことでした。
バカンスの時も、おばあちゃんが来れない時は、パリに帰る両親と入れ替わりに来てくれたもの。
私は
ボージョレ・ヌーヴォー解禁!2021/12/1 - a letter from Paris
冬に向かってパリの街路樹はすっかり黄葉しハラハラ舞い落ちています。
いよいよ本格的な長い冬に向かってなんだか寂しいような、ちょっと不安な気分になってしまいます。
でも、そんな気分を吹き飛ばしてくれるのが、街のノエルの飾り付けと第3木曜日のボージョレ•ヌーヴォーの解禁日です。
今年の新ワインを祝うお祭りで、11月に入るとワイン好きがソワソワし始めるんですよ(笑)
ボージョレ・ヌーヴォー解禁日!
パリとアート 2021/10/27 – a letter from Paris
10月のパリパリの街に枯葉が舞い、コートを羽織る季節になると、芸術・アートが本格的に活気づいてきます。
一年で一番アート界が盛り上がるパリの10月。
去年 中止になったアートフェアFIACも、今年はエッフェル塔の側に造られた「グラン・パレ・エフェメール」に場所を移して開催されます。
有名アーティストは勿論、若手、新人アーティスト発掘の場となり、世界中からコレクターが集まってくるので、会場以外のア
新学期と穀類と葡萄の収穫期 2021/9/18 - a letter from Paris
LA FRANCE EST COUPÉE EN DEUX…天気予報がフランスの南は晴天真夏日、北⅔はどんより雲に雨、気温も上がらずと言う度に、「嘘つき!今年は猛暑って言ってたくせに!!」と腹立ち紛れに叫んでいた今年のバカンス。
熱波で40度(日向は50度)は嫌だけど、せめてもう少し夏らしい陽射しが欲しかったです。
庭で朝食を食べたのは一度きり、アペリティフだって数える程度でした。
きっと9月は
バカンスの始まり 2021/夏 – a letter from Paris
夏至の日 – 夏は音楽と共にやってくる –はずが、去年も今年もコロナのせいでいまひとつ…
1982年に6月21日を音楽の日として以来、広場や街角にステージが設置され、キャフェやレストランは即席ライブハウスになっています。
暮れなずむ初夏の宵をそぞろ歩きながら、グラスを片手に立ち止まり、音楽に聞き入ったり踊ったり…
するのが例年のことなのだけれど、
夜の外出禁止令こそ解除されたものの、路上での