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パリの結婚式 ~夜明けまで続くダンスパーティー 2021/6/15 – a letter from Paris

*このブログは、2021年6月15日掲載のhttps://sainthonore.info/blog/2021061513864より転載しているため
note投稿日とのズレが生じています。

美しいセーヌ川

雨の上がったパリ左岸からセーヌ川をゆく船を眺めながらポンヌフを渡りました。
ポンヌフは16世紀から17世紀に造られたパリで一番古い橋なのに「新しい橋」という意味なので、ちょっとおもしろい。

左岸から見たサマリテーヌ

橋を渡り右岸のレ・アール地区に入ると、橋のすぐ左側に長い間改修工事中だったサマリテーヌデパートがほぼ出来上がっていて、最上階にはセーヌ川に面して眺めの良いレストランもあるみたい。
開店日が楽しみ!

レ・アールには歴史的建造物の旧商工会議所を改装した美術館もオープンしたばかりで、2024年のオリンピックの為もあり現在パリ全体があちこち工事中です。

エッフェル塔

エッフェル塔も色の塗替えが進んでいて、50年続いた「エッフェル塔ブラウン」から黄色がかったブラウンになり、陽の光が当たるとゴールドに輝くようになるらしいです。
エッフェル塔の色が変わるなんて驚きだけど1889年の完成以来、何度か変更されてきたそう。

サマリテーヌの素晴らしいアールデコ建築を眺めながらリヴォリ通りに出ると賑やかな車のクラクションにびっくり。でも、6月の土曜日の街にクラクションが鳴り響いていたら、それは間違いなく結婚式!

新郎新婦の乗った車に友人、親戚の車が連なり派手にクラクションを鳴らし進んでゆくと、すれ違う車も祝福のクラクションを送り、沿道の人も拍手を送ったり。

結婚式の一日

ウェディングケーキに使われるピエスモンテ

フランスの結婚式はとても長い一日です。
まず市役所で市民婚。各市役所には婚姻用の素敵なサロンがあり、友人、親戚の見守る中、トリコロールのたすきをかけた市長が厳かにフランス憲法を読み上げた後、ウエディングドレスとタキシードの新郎新婦が婚姻届けにサインをします。

次は宗教婚の為に教会へ向かいます。
もちろん盛大にクラクションを鳴らしながら!

そしてその後はパーティ会場へ移動。会場は、ワインカーブや郊外の小さなお城、新郎新婦のこだわりが感じられる場所が選ばれます。
招待客は招待状にある住所を頼りにどんな場所に着くのか楽しみな瞬間です♡

夕方から、シャンパンと軽食をつまみながら立食でお喋りを楽しみ、9時頃席に着きます。
余興を交えながら、ゆっくりとディナーがすすみ、0時にデザートとコーヒーを終える頃、演奏が始まり、新婦とその父親、新郎とその母親が進み出てワルツを踊ります。
続いて招待客と踊り、その後は賑やかな音楽で大人も子供も楽しく好きなように、祖父母だって朝の三時まで元気に踊ります!

私も先週末、結婚式に参列しました。
緑豊かな広大な庭のある田舎風のホテルを貸切りで、招待客も宿泊。満面の笑みのウエディングドレスの花嫁と朝の5時まで楽しく踊ってきました。
朝焼けの空を眺めながら飲んだオニオングラタンスープの美味しかったこと!踊り疲れた身体に染みわたりました。
そして、その数時間後には再集合してランチに挑んだのは言うまでもありません。
結婚式は本当に体力勝負なのです(笑)


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