![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72343681/rectangle_large_type_2_a4238c61242c2d5daf82c6b850b09cfa.jpeg?width=800)
ボージョレ・ヌーヴォー解禁!2021/12/1 - a letter from Paris
このブログは2021/12/1に掲載されたhttps://sainthonore.info/blog/2021120110984より転載しているため、noteの投稿日とのズレが生じています。
冬に向かって
![](https://assets.st-note.com/img/1644989058532-fV5fMJLUq2.jpg)
パリの街路樹はすっかり黄葉しハラハラ舞い落ちています。
いよいよ本格的な長い冬に向かってなんだか寂しいような、ちょっと不安な気分になってしまいます。
![](https://assets.st-note.com/img/1644989127857-UX6aCCodOu.jpg)
でも、そんな気分を吹き飛ばしてくれるのが、街のノエルの飾り付けと第3木曜日のボージョレ•ヌーヴォーの解禁日です。
今年の新ワインを祝うお祭りで、11月に入るとワイン好きがソワソワし始めるんですよ(笑)
ボージョレ・ヌーヴォー解禁日!
![](https://assets.st-note.com/img/1644989188921-D0ehIPSwEi.jpg)
通常ワインは1年以上かけ熟成させるのですが、ボージョレ•ヌーヴォーは、9月末に収穫された葡萄(ガメイ種)を使い、職人さんの技で11月初旬には完成させ、どの産地よりも早く出荷。
生まれたてのフレッシュな香りと軽い口当たりを楽しむカジュアルな赤ワインです。
![](https://assets.st-note.com/img/1644989511590-PcEsuAgbZo.jpg)
解禁日当日は、早い時間からワイン好きがBARに集まり、夕方には、仕事帰りの人も加わり更に賑やかになります。薄切りのサラミソーセージや、オリーブやナッツをつまみながら、何杯も飲めてしまうのがこのワインの危険なところ(笑)
![](https://assets.st-note.com/img/1644989266437-0S84MGFf8W.jpg)
焼き立てのバゲットとボージョレ•ヌーヴォーを胸に抱えて家路を急ぐ人の足取りもなんだか幸せそう。
![](https://assets.st-note.com/img/1644989299295-3k8pD76c6m.jpg)
ルビーのように輝くワインを味わいながら「今年は、フランボワーズと蜂蜜、グリーンペッパーと、うーん、僅かにアニスが香るね」なんて話声が聞こえてきます。
ワインの香りを表現する専門家のボキャブラリーには、花や果物を含めた50以上の匂いが登場するそうです。
「カッコいいな〜。私もそんな風に表現してみたいな〜。」とワイン専門店で言ってみたら、「こんなのがあるんだよ」と「LE NEZ DU VIN 」(ル ネ ドゥ ヴァン)「ワインの鼻」という香りキットを教えてくれました。
買ってしまいました(笑)
![](https://assets.st-note.com/img/1644989387868-9lAPaFaYmx.jpg)
様々な香りの小さなボトルが54本入っていてそれを繰り返し嗅ぐことで香りを覚えます。
素敵な香りばかりではなくて、「焦げたパン」「濡れた犬」なんていうのもあるんです!
ブラインドテストで香りを当てるゲームもでき、友人が遊びにきた時にすると盛り上がります。
![](https://assets.st-note.com/img/1644989441416-6wYjmE8JxU.jpg)
11月末からは、大規模なワイン展示販売会がフランス各地を回ります。
入口で、ワイングラスを貰い、スタンドを回って味見させて貰いながら、その場で買ったり、配達を頼んだりできます。
プロの買付けの人は口に含んで味や香りを確かめると、決して飲み込まずに用意されたバケツに吐き出します。
私達は、勿体無くて飲み込んでしまうのですぐに素人だとバレてしまうのです(笑)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?