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ガレットデロワと1月。よい一年になりますように。- a letter from Paris
幸運をお祈り申し上げます!
新年の挨拶は1月中できるけれど、今年の元旦は気持ちの良い青空で、しかも暖冬。
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散歩に行ったヴァンセンヌの森で、人々が交わす”BONNE ANNÉE. MEILLEURS VŒUX. BONNE SANTÉ!”の声が聞こえてくると、今年こそは明るい1年になるような、清々しい希望が湧いてきます。
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11月から続いたお祭り気分も一区切り。
例年は2日からいつもの日常に戻るのだけれど、今年はそのまま週末だったのと、年末からのコロナ再燃で在宅勤務が推奨されたのとで、ノエルのバカンスを田舎で過ごしたパリジャン達ものんびりしているのか、車も少なくてとても静かな年明けです。
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ご馳走続きでちょっと?増えてしまった体重を、冬のソルドの前になんとかしないと!と思ったのも束の間、1月恒例ガレットのお誘いが…
1月と言えば、
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さくさくのパイ生地に、まったりと甘いアーモンドクリームがたっぷり詰まった、ガレットデロワ。
フランス人ほぼ全員が、1月中1度は食べるメジャーな伝統菓子。生まれて間もないイエスの元に、東方の三博士が訪れたとされる1月6日、エピファニー( 公現節) のお菓子とされているけれど、起源はもっと古く、古代ローマ時代まで遡ることを知っている人は以外と少ないです。
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2月終わりから1月初めにかけては農耕神サートゥルヌのお祭りで、その時食べたお菓子に、フェーヴ(空豆)を隠して切り分け、当たった人はその日1日王様になれたのだとか。
だからガレットと一緒に必ず紙の王冠がついてくるのかしら? 今は、フェーヴが当たるとその年1年幸せになれると言われています。
皆大好きだから、家族や友達とはもちろん、職場でも、いろいろなお店のガレットを買ってきて、シードルやシャンパンと一緒に食べ比べたり、お喋りを楽しんだり。
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フェーヴが当たった人が次のガレットを買ってくるから3日と空けずに食べる場合もあります。
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バターと小麦粉、アーモンドプードル、砂糖と卵できたお菓子だから、ダイエットの大敵だけど、上質のバターで丁寧に作られたガレットは美味しいところのは本当に美味しくて、ぺろりと食べれてしまう。
お店によってはクリームをリンゴのコンポートにしたり、ピスターシュ風味にしたり。
数年前のポワランヌと日本の和菓子屋さんがコラボしたあんこガレットは衝撃的だった!
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私の今年一個目のガレットは、
アーモンドクリームじゃなくて白小豆のクリームが入った桜ガレット。
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フェーヴは満開の桜の木です。昨日のはクラッシックなアーモンドクリームで、人気のお菓子屋さんのもの。フェーヴはアーモンド型。紙の王冠もとても綺麗だし甘さ控え目で美味しかったぁ!
来週は私が買ってくることになっているので、どこのにしようかかなり真面目に思案中。
やっぱりダイエットは2月からになりそうな予感です(笑)
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