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読んだ本のレビュー

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【2023年読んだ本リスト】

【2023年読んだ本リスト】

タイトル/作者名/訳者やイラスト

夏休みに、ぼくが図書館で見つけたもの/濱野京子/森川泉
気楽に殺ろうよ/藤子・F・ 不二雄
御社のチャラ男/絲山秋子
10代のうちに考えておきたい
「なぜ?」「どうして?」/近藤雄生
CF/吉村萬壱
3歳語辞典/101
死にたくなったら電話して/李龍徳
N/A /年森瑛
会話を哲学する/三木那由他
くるまの娘/宇佐美りん
チェレンコフの眠り/一條次郎
爆弾犯と殺

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【ブックレビュー】夜明けのサンクチュアリ/菅沼ぜりい

【ブックレビュー】夜明けのサンクチュアリ/菅沼ぜりい

夜明けのサンクチュアリ/菅沼ぜりい【キャッチコピー】

【あらすじ】

31音で世界を切り取る、菅沼ぜりい初の短歌集。 「ライオンもたてがみを切ることがあるやさしい人になるための朝」 「少女にも人は殺せるおぼえてて生んだのだからほろぼしていい」 など、86首を収載。
「脳幹キノコ電極堂」サークルメンバーの菅沼ぜりいが、これまでに詠んだ短歌の中から厳選したものです。恐ろしくも懐かしい世界観を、ぜひお

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【ブックレビュー】その子はたち/仙田学

【ブックレビュー】その子はたち/仙田学


【ブックレビュー】
その子はたち/仙田学

※この作品は2023年8月の段階では文學界2023年9月号のみに掲載されている作品です。

【キャッチコピー】

『からまって、ほどけて、これから結びなおしてく』

【あらすじ】

【感想】

 とても面白かった。引き込まれた。

 男性女性と作家を性別で分けたくはないけれど、漂う雰囲気が、個人的に好きで読んでいる女性作家の作品と似ていて読み進めやすか

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【ブックレビュー】警官は吠えない/池田久輝

【ブックレビュー】警官は吠えない/池田久輝

警官は吠えない/池田久輝【考えたキャッチコピー】

『誰も多くを語らず、吠えたりしない。けれど全員確かに何か隠し持っている』

【あらすじ】

【感想】

 とても面白かった。

 言葉を失うというか、感想を言う口すらも巻き込んで感動まで連れて行ってくれた感覚。

 それでもなんとか感想をこの感動を綴っていきたい。

 まずキャラクターが良い。元刑事の村瀬は、刑事を辞めたにも関わらず刑事ぽくて、で

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【ブックレビュー】恋の消失パラドックス/葉方萌生

【ブックレビュー】恋の消失パラドックス/葉方萌生

恋の消失パラドックス/葉方萌生

【勝手にキャッチコピー】

『存在は消えても、痛み、悲しみは見えないとこに残る』

【あらすじ】

【感想】

 とても面白かった。ストーリーとしてももちろんだが、そのストーリーによって浮かび上がってくる闇がなによりも作品を面白くしているように思った。

 本書はいじめに悩む女の子が主人公。ある日、なんでも誰でも消すことのできる『SHOSHITSU』というアプリを

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【ブックレビュー】『最強英雄と無表情カワイイ暗殺者のラブラブ新婚生活 1』/アレセイア/motto

【ブックレビュー】『最強英雄と無表情カワイイ暗殺者のラブラブ新婚生活 1』/アレセイア/motto

『最強英雄と無表情カワイイ暗殺者のラブラブ新婚生活 1』/アレセイア/motto

『キャッチコピー』

言葉が、キャラクターに纏い、物語となって躍る

【あらすじ】

英雄と暗殺者のイチャイチャスローライフ新婚生活!

魔王を討った最強の英雄、エルドは最後の任務を終え、相棒であり、恋人である裏世界最強の暗殺者、クロエと共に隠居した。
そして始まる新婚生活! しかし、戦いばかりだった二人はどうイチ

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【レビュー】2022年2月に読んだ本 

【レビュー】2022年2月に読んだ本 

2022年2月22日22時22分

記事の前に普段はこういったごろのいい感じとか気にしないのですが、スマホを開いたとき偶然その時間だったので撮影してみました。
皆さんはこの日どんなふうに過ごしていましたか?
100人ぐらいに聞いてまとめ記事にしてみるのも面白そうですねー。
わたしはあいかわらず文学の毎日を送っております。「30分書いて15分休んでまた30分書く」という部活の練習メニューにありそうな

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2022年1月読んだ本 & 2022年2月読もうと思っている本のリスト

2022年1月読んだ本 & 2022年2月読もうと思っている本のリスト

2022年1月読んだ本ざっくり紹介

わたくしごと2022年1月に読了した本は10冊。毎月10冊で年間120冊読むという目標の第一歩目は見事達成しました。
1月に読んだ本に、子どもを主人公している本が多かったのは、自分が今書いている作品が子どもを主人公にした作品だからです。
そこに描かれている子どもたちは、もちろん他人なのに、どうしてこんなにも揺さぶられ、色々を想起させられるのか。想起されたものた

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