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イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル
国立新美術館にて、「イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル」が開催している。美術館に入った少し経つと、この言葉が掲げられていた。
「イヴ・サンローラン」という人がいることは知っていたが、これほどまでのファッション・そして現代にもう受け継がれる「スタイル」を生み出した人物だとは知らなかった。
この展示会では、イブサンローランという人物は一人の人間なのだろうかと思わされるぐらい、創造性の嵐に揉ま
『過去の黄金時代』は空想である〜「昔は良かった」。その感情は終わらない螺旋階段を降り続けることを望むようなものだ。〜
今日は『ミッドナイトインパリ』という映画を見た。この映画は、「昔は今よりもよかった」という誰しもが思う感情に対して、「本当に昔のがよかったのか?」、と投げかけてくる。
現代を風刺するような、そして過去を美化するような、それでいて『今』を生き、『過去ではなく今』に向きあおうというメッセージを感じる映画だった
「昔は良かった」。その感情は終わらない螺旋階段を降り続けることを望むようなものだ。もし、
人間が作った非連続な時空間を「接続する」建築物のちからー隈研吾展を見て学んだ、建築にできることー
先日、隈研吾展ー新しい公共性をつくるためのネコの5原則ーに行ってきた。建築についてど素人であり、隈研吾さんは木を基調とした素晴らしい建築物を作る人、という認識程度で、どんなことを考えている人なのか全く知らなかったから、興味が湧いて個展に足を運んだ。
あまりに壮大で、奥深い大量の建築物と、綴られた言葉の含蓄に圧倒された時間だった。僕が見ている彼の建築物はその実在としての側面にすぎなかったことがわか
「多様な社会」を実現するためには、「多様を維持する仕組み」が不可欠になるのではないか?ー河口湖の森から学ぶ多様性についてー
先日川口湖にいってきた。広大な湖の先には、大きな山が所狭しと陣取っていた。
その中でも一際質量を感じる山が、富士山だった。水と水がつなぎ合って少し大きな水ができる。それがまた重なって大きな湖ができるのだろうか。
森、山、川、湖といった自然に触れる中で、「なぜ自然は多様化するのか?」という疑問を持った。なぜ森には、いろんな種類の木々や植物が生い茂っているのだろうか?様々な種の動物が住み着いているのだ
何かを加えるのではなく、そこから何かを取り除くという発想のちからー公園の散歩で見つけた発明ー
二輪の自転車を乗り回す前、僕は4輪車に乗っていた。二輪車だと転んでしまうから、二つの補助輪を後輪につけていた。
タイヤも小さいからあまり進まないわけだけど、ガラガラと音を響かせながら一生懸命漕いでいたことを覚えている。僕は、なんだか人より早く漕げる。そんな気がしていた。
確かに子供のことは補助あり自転車のおかげで、正規の二輪自転車に乗れるようになったとは思う。しかし、補助輪を外し、いざ本番の二