忙しい生活に適度な余白を作るためにはどうすればいいのか?ー遊びのテンプレ化についてー
・「次はこれをやってその次はあれをやろう」という思考
「次にこれをやろう。その次はこれを、、」とタスクが積み上がることで時間が詰まっていくと、なんだか息苦しい気分になる。たまに自分はその沼にハマってしまう。今やっていることに集中し、その次はまた次にやることに集中すればいいだけなのに、「次にはこれがある」と、無意味にも想像してしまう。
とはいえ、「やるべきこと」を放置して、好きなことばかりしていたら多くの人は将来的に自分自身の選択肢を狭めることにもなる。でも「やるべきこと」に追いかけられるのも窮屈だ。「やるべきこと」に追われているときに、ワクワクするようなひらめきは生まれない。では忙しい現代人は、どうやって時間を詰め込まずに済むのだろう?時間を詰め込まず、適度な「時間の余白・あそび」を作るにはどうすればいいのだろう?この記事では、その点について考えてみる。
・最短経路を目指す罠ー生産性の追求で失われるもの
生産性を高くするという意識は、時間を有効に使う上で重要な視点だ。生産性を意識せずに非効率な方法ばかり選択していたら、自分が疲弊することになる。3時間でやるのではなく、1時間かけて、1時間で終わらせる方法を考えた方がいい。
しかし「生産性が重要」という言葉には、「自分の持てる時間はいつでも最大限活用すべきだ」という考えが表されている一方で、その時その時のオープンに生きる姿勢を蔑ろにしているようにも思える。
もてる時間内に何をすべきか?どのようにその時間を費やすか?と考えるときについて回る緊張感がそこにはあるように思う。その緊張感が、「次はこれをやらないと」という時間の詰め込みを生じさせ、むしろ非効率に向かうこともある。
生産性は確かに重要だが、それに傾倒しすぎると、その思考は面倒や手間を取り除くだけでなく、素晴らしいもの、発想に出会うチャンスさえ奪ってしまうのではないのだろうか?
とはいえ時間は有限であり、誰も時間は無駄にはしたくない。でも、それに苦しめられたくない。どうすればいいのだろう?
・目的のある「遊び」を組み込んでみる
いま、世界的に流行している感染症によって、むしろ時間がパツパツに詰め込まれてしまっている人がいるかもしれない。14時から15時までzoom会議、その次は15時からzoom会議。その次は。。。
それとはむしろ逆で、時間がたくさん空いている人がいるかもしれない。
その生活の中に「遊び」を組み込む上でどちらの場合でも大切なのは、コンテンツに「遊ばされ」てただ「遊ぶ」のではなくて「遊ぼうとして」「遊ぶ」ことだと思う。どういうことだろう?
例えば、ある休日にだらだら起きて(幸せな時間だ)、そのあとなんとなく携帯を開いて、なんとなく漫画を読んで、その休日がなんとなく終わったとしよう。そんな日がある人が大勢いるだろう。
でも結局その日は、あんまり幸福度が高く、次の日は、その休日ではない日がまたやってきて少し憂鬱になるのかもしれない。
でもそのなんとなくではなくて、「今日はこの映画のシリーズを3本見るんだ!」とか「大好きな漫画を1日かけて読むんだ!」と、意思をもって遊びや『感動』を迎え入れる下地を引いておくと、前者と変わらない遊んだ一日だけれど、なんだか充実感が変わってくる。
現代は『遊ばされる』コンテンツが溢れている。気づけば広告の波に呑まれ
その中毒性で時間が溶けていく。それだとせっかくの遊びも、最大限自分で楽しむことはできず、コンテンツに遊ばれることになってしまう。
・ルーティンではなくテンプレート化する
とはいえ、遊びをルーティン化して組み込むと、次第にやること自体が目的化していき、それはそれで今度は形骸化しそうな気がしてくる。
そんな時僕が大切にするのは、ルーティン化ではなくて『テンプレ化』することだ(何が違うんだ!)
例えば、この時間になったらこれで「遊ぶ」(ルーティン化)って決めたりして「遊び」を組み込むのもいいが、「1日2回ゲームをそれぞれ2プレイする」とか
「1日2回どこかで15分散歩する」とかふわっと時間軸に組み込む。これを「テンプレ化」と呼んでいる。
小さな違いだが、遊びを「ルーティン化」してしまうと、それを楽しみにいま頑張るとか、「その時間が唯一の至福」とかの思考が勝手に入ってきてしまい、思考を開放させ、余白を作ることができる「遊び」に縋ってしまい、「遊び」に遊ばれることになってしまう。
僕にとっては、頑張りたいことに懸命に取り組む時間も、肩の力を抜いて遊ぶ時間もどっちも大切で、どっちも豊かでいたいから、テンプレ化の方が馴染む気がする。
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読んでくれた方、ありがとう。
最近フォートナイトにハマっています
最初は難しすぎて倒されまくったけれど
「このゲームは多分この負けまくる期間をどうにかして抜けたら
めちゃくちゃおもろいんだろうなあ」
っておもいながら続けていたら
面白くなる領域まで来て超絶楽しいです
でもたのしくてやりすぎると楽しさになれるので
2戦という制限を課しています(たまにやぶっちゃう)
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れんてん