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2020年12月の記事一覧

【ゲームレビュー】Morbid: The Seven Acolytes【ソウルライク/アクションRPG】

【ゲームレビュー】Morbid: The Seven Acolytes【ソウルライク/アクションRPG】

『ラヴクラフト』的な世界観と『クローネンバーグ』映画を彷彿とさせるゴア描写が特徴的な見下ろし方視点のソウルライクアクションRPG。『ディブロム』の最後の生き残りの戦士となり、邪悪な神に仕える七体の『アコライト』を倒すのだ。

----------------------【良い点】----------------------世界観◆ 繊細で不気味なピクセルアートで描かれたキャラクターとマップ、『ラ

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フィットボクシング2ちょっと触れた

フィットボクシング2ちょっと触れた

2020年、外出がお勧めしないので俺はSwitchのフィットボクシングというソフトウェアを買い、健康の時も不調(主にアルコールか辛い麺による腹痛か)の時も、楽しい時も悲しい時も、子の身体が動ける限り毎日毎日拳を打ち続けた。そして何気に身体が引き締まり、逆三角形になりつつあった。けど俺は驕れる怠けことなく、拳を打ち続け、何時しか自他共に認められる拳聖となった。それでも俺は驕れる怠けることなく、拳を打

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note墓場へのお誘い(ホラー掌編、求む!)

note墓場へのお誘い(ホラー掌編、求む!)

 ホラーが好きだ。過去にも書いた、と思いますが、ジャンルに貴賎なし、すべてのジャンル好きですが、個人的な嗜好の話として、敢えてひとつ選ぶのなら迷うことなくホラーを選びます。

 noteも意外と思うひとも多いかもしれませんが、ホラー作品はいっぱいあります。ただ小説のジャンル別カテゴリーが無いので、中々、探すのは楽しくも大変で、一時期はそのためだけの専用マガジンを作って、蒐集していたこともありますが

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協働する世界へ

協働する世界へ

 ――世界より広い庭で遊んで過ごした

 次作の出版物の構想を練りながら、短編中編を書いています。

 まだまだ未熟なので、どんどん練磨しなければいけない。小説にはいろんなスタイルがあって、なるべく多くの、そして深いスキルを身に着けたいのである。

 以前、20代で一度商業デビューした時には、ある意味地力が伴っていなかったと思う。求められているものと自分の力量がマッチしていなかった。なにより致命的

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リモートワークについて考えたこと

今年は、文字通り激動の一年だった。
特に企業の経営者にとっては、今まで経験したことがない種類の意思決定を迫られることの多い年だったのではないだろうか。
その中で最たるものが「コロナ禍での働き方にまつわる方針の決定」だろう。企業によって大きく対応が分かれたし、僕もこの1年を通じ、方針についてかなり時間を使って考えた。
この『「リモートワーク」をどう取り扱うか問題』は、今後その企業がどういう姿を目指し

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2021年、世界はもっと「コンテンツ化」していく

2021年、世界はもっと「コンテンツ化」していく

ぼくは、2018年に出版社を辞めました。

そのあと「言葉」を軸にした小さな会社、WORDSをつくりました。

独立当初は、主に本の編集やライティングの仕事をしていました。しかしあるとき経営者のnoteを編集するという仕事をいただき、思いのほか多くの人に読んでいただきました。

それをきっかけとして「広告」や「広報」に近いお仕事も増えていきました。これは独立のときには想定していなかったことでした。

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ネタバレ創作考 2020年、最も完璧で今すぐ使えるプロット『クイーンズ・ギャンビット』

ネタバレ創作考 2020年、最も完璧で今すぐ使えるプロット『クイーンズ・ギャンビット』

2020年にふれた作品群の中で、個人的に最も優れたプロットだと感じたのは『クイーンズ・ギャンビット』である。
また、この作品が話題となったことには別の意義がある。そしてそれがプロットの価値にもなっていることに注目すべきだろう。

どういうことか? まず、本作よりずっと斬新で複雑なプロットを誇るドラマ作品は、数多く存在する。三大ヒット動画『ブレイキング・バッド』『ウォーキング・デッド』『ゲーム・オブ

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ゲーム制作者が漫画原作を終えて思う事。



「努力の成果なんて目には見えない。しかし、紙一重の薄さも重なれば本の厚さになる」
/君原健二


原作を担当していたマンガ「君死ニタマフ事ナカレ」が完結した。

当初予定していた物語のゴールに到達出来たのは、マンガとして大変幸せ事だと思う。支えて下さった読者の皆様、編集部の皆様、そして森山先生には感謝の念しかない。ありがとうございます。

それまで、マンガの原作をやってこなかったので、大変刺

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2020年観た映画Best10

2020年観た映画Best10

どうも!ドクゴです!
今年こそは100本観たいぞ!なんて言ってからずいぶんと経ち、なんやかんやと世界を騒がせているコロナに感染し入院やらCyberpunk2077が発売され毎日のようにナイトシティに繰り出していたりしていたらもう年末。はやい。今年も私が観た年間ベストを書いていく。

10. サーホー

驚異の160分。上映時非常にトイレが心配になったが映画館で観れて良かった一本。主演プラバースのよ

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2020年振り返り

2020年振り返り

ドーモ、まきのです。
今年はなんかもうコロナとかで色々大変だったし大変な状況はこれからも続くので引き続き対策していくとして今年の我を振り返ってみよう。

転職した

7月から職場が変わりました。
特に業態は変わってないので相変わらずWeb屋さんなんですが、コード書いたりなんやりはほぼやらなくなり、もっぱらディレクターの日々です。知人の誘いで転職したら初出勤前にその知人が辞めるという無茶苦茶なイベン

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人間ナメんな精神が遥か輝く『ウルトラマンZ』

人間ナメんな精神が遥か輝く『ウルトラマンZ』

 全2クール25話。ここまで加速度的に「面白さ」が増していくウルトラマン、いや特撮番組も久しぶりだ。土曜の朝は必ず関連ワードがtwitterのトレンドを席巻し、とくに最終2話の盛り上がりは尋常ならざるものがあった。『Z』でウルトラマン沼に入信したとか、『オーブ』『ジード』の履修を始めた層も多いと聞く。2020年を締めくくる前に、やはりこの作品を置いて新年を迎えるわけにはいかない。文句なしの完結をも

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【2020年振り返り】あすけんでめっちゃ痩せた(あすけんバトラーズールー)

【2020年振り返り】あすけんでめっちゃ痩せた(あすけんバトラーズールー)

活動報告と来年の予定 今年も残りわずか。ひたすらコロナでしたねー。自分はといえば年明けから夏頃までは休眠モードでそこから年末にかけてちょぼちょぼ短編書いたりサメリーマン再開させたり十月さんのメタルアッシュの二次漫画書いてたら思いの外長くなっててテンパってたり(仕事初めまでには終わり予定)してました。

 あと不思議と他の方からの依頼関係がいくつかあり、SkebとTwitterDM経由でいくつかやり

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気になってるマンガ(2020年下半期)

気になってるマンガ(2020年下半期)

気になってる漫画2020上半期の続き。今年の下半期に出会った、特に楽しめたマンガのまとめ。

ルール
・2020年度に1巻と出会った
・まだ全10巻以内
・名作を中心に、「これから化けるかも?」も盛り込む。

薬屋のひとりごと中華 x 後宮 x 医療 x ミステリx少女漫画ノリ…というわりと贅沢かつ珍しい組み合わせの一品。人攫いに拉致られ、後宮に女官として売りつけられた町医者の娘、猫猫(マオマオ)

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ここから、どこへでも

ここから、どこへでも

(ガラガラ、と教室の扉を開ける音)

 みなさまこんにちは。

 えー、わたくしがnote文芸部部長兼代表の、神谷京介でございます。

……ってだれもいないじゃん!!(教室を見渡しつつ、掃除用ロッカーを開けたり隣の教室を覗いたりする)



 活動休止宣言をしてからはや数か月、ふたたびこの部室に、最後のご挨拶をするべく、もどってきました。
 おもむろに窓を開けると、中庭から冷たい風が吹き込み、葉

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