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中山かず葉
2024年10月22日 23:04
あの日かけた ちいさな魔法がじわじわと(ひびで ばびで …… びびで ばびで……)時空を超えて あなたのもとへたどり着く
2024年10月18日 20:53
ひとりの女が 南から柄にもなく 島風に祈りを乗せました傲慢でしょうか 過去を振り返ることばかり今更でしょうか 綺麗な想い出飾るのは晩秋の日々は 雪解けへと変わりいつの間にやら 芽ぐむ火棘よまだ枯れずに 実をつけろもう一度 根を張り伸ばせ北へ北へと舞った慕情が小さく痩せた老体へ届く頃ひとりの女は 柄にもなく孫娘に戻り とめどない涙を流しました南の海に 流し
2024年8月27日 23:07
雲の切れ間からいつかの雷鳴 とどろいた…気がしただけ…気がしただけ新たな閃光は 未だ見えず
2024年7月18日 00:42
私は言葉を主軸とした表現に携わっているけれど、「言葉がなくても想いが伝えられたらいいのに」と思ってしまうこともある。うまく言葉を探しても、意味をなせない。気持ちが涙と溢れ出て、意味をなせない。泣いていいのは私ではない。優しさで悲しみを溶かすよな言葉を使えたらいいのに。
2024年7月7日 02:02
「7・7」とつづかぬ情景映すのは心眼越しに見た短い歌のショートフィルム圧縮版
2024年6月12日 01:05
学年が上がると仲の良いグループが変わったり、ライフステージが変わると友人との関わり方も少しづつ変わっていくように、対人関係は「限られた期間内」で人生の一部を彩っている。 仮に契約を交わすような関係性(結婚や仕事など)だったとしても、一定の期間が過ぎると気持ちに変化があらわれるため、必ずしも同じ感情・付き合い方がずっと続くということはまずありえないだろう。 だからこそ、対人関係は瞬間瞬間を
2024年4月13日 18:40
つんざくような桜流しにいっそ打たれてしまえばよかった花弁に絡みつくきみの香りがいっときの喧騒を足早にぼくのからだをすり抜け指先をかすめることもなく知らない誰かの元へと散り散りに舞い落ちてゆく寒空の下で開いた心だけを置き去りにして細い枝葉は苛烈な雨風に揺らぎ青灰の春を迎えました
2024年3月28日 19:56
満ちゆく月に痩せた背中を重ねて手を伸ばすこの世界から消えてしまったあなたの名前を僕らは今でも地球のどこかで呼びあっている
2023年12月6日 22:29
「さて、これから動くぞ」というときに限って思わぬ足止めを喰らってしまうことがある。それは、悲しみだったりやりきれなさだったり、カタチを変えてぐにゃぐにゃと目の前に現れる。否応なしに。それでも私にできるのは、言葉を紡いでいくことだから、もがきながらなんとか綴って生きてくよ。
2023年11月24日 01:37
忘れられない夜、というものがある。それは"忘れられない"とも言えるワケで、思い入れがあればあるほど美しい部分を妥協せずにひとつの作品へと昇華させるのがむつかしくってたまらない。それでも、記憶を外側まで留めておきたいから。("忘れられない夜"がテーマのエッセイ執筆中!)
2023年11月12日 01:30
「~できなかった」"ない"方にフォーカスしてしまいがちなのは、きっと私だけではないはず。だからこそ、いちばん初めに手放した方がいいんだってことが痛いほど分かるけど、「うるせぇできねぇんだよ」って気持ちに嘘つかないことも大事な気もする、から。少しづつ進めばいいのよね。
2023年10月20日 18:31
かろやかさ、が欲しい。あれこれ考えず、いつの間にかつま先が出ちゃって歩み始めちゃったー、みたいな。でも、それができないタチなんだよなー、ということもちゃんと分かっているので、「まっとうにできる人」と比べるのはやめる。じっくり、熟考しながら私の歩幅で生きていくことにした。
2023年9月28日 22:35
ホークスファンになる前からだいすきだった野球選手のひとり、松田宣浩さんが引退なさることを、知ってしまった。「おつかれさま」と「さみしいよ」が混ざりあった感情を切り取って、文字にしてみる。マッチからもらった沢山の"元気"を忘れずに生きていけるといいなぁ、と祈りながら。
2023年8月22日 18:17
「型にはまる」という言葉があるが、型の"カ"の字もない散文に心が激動して。物事の本質に触れ未熟な私は泣いて恥じた。