褒めるより叱れのネットニュースを読んで…
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今朝、ネットの記事で下記のコメントを見つけました。
"お坊さんだった亡き母が「なんでもかんでもほめる子育て」を否定した理由"という記事が目に入りました。
※注意※
下記、とても個人的な感想・意見になっています。
悪しからず…🙇♀️
特に親御さんに読んでいただきたいですが、
交感神経をアップさせてしまうかもしれません。。
事前にお伝えさせていただきます。
その中には下記のようなコメントもありました。
ちゃんと叱られずに育った子は何かトラブルがあったときに「私は悪くないのに」という前提で考えがち。自らを省みて客観的に善悪を判断できるように育てないと、後で困るのはその子です。
どんなに口うるさくてもその内容に筋が通っていれば、いつか子供に響くと思う
たとえすぐに響かなくても半年後、数年後、数十年後と言った具合に。
ちゃんと叱って口うるさく言うくらいが、鬱陶しくて自立するかもしれないよね。
まったく同感。ずっと褒めてばかりだと、承認されるのが当たり前だと勘違いしたまま大人になる。社会に出たら全く通用しないから、逃げ癖転職し続けるかニートになる可能性大。褒める頻度はたまにのほうが効果がある。
叱るのも難しいですけどね。怒るではなく叱る、というところも大事だと思います。
このようなコメントが多いように感じました。"何が正しくて、何が間違いなのか"ではないので、否定も肯定もできません。。
多くの親がそのように思い、上記のコメントのような考えを抱いているように思いました。
ちゃんと叱られずに育った子は、大人になったとき「私は悪くないのに」という前提で考えがちになる?
口うるさくてもその内容に筋が通っていれば、いつか子供に響く?
社会に出たら全く通用しないから、逃げ癖転職し続けるかニートになる可能性大。褒める頻度はたまにのほうが効果がある…?
疑問が浮かびまくりました。。
きっと分からない。知らない。それゆえの上記のコメントなのだと思いました。🥲
コメントでは褒めると叱るではどちらが大事か?に焦点を置く人が多いですが、
そもそもの記事から感じたのは、記事に出てくるお母さんは、子どもがしたことに対して叱るか褒めるかは置いといて、もっともっと重要なポイントがあるように思えてならないのです。
子どものあるがまま、(子どもが何かをした時ではなく)を受け入れて認め、見つめてくれる。安全・安心な環境が大前提にあるのではないかと思いました。その上で、子どものした事に対して叱る>褒めるの環境だったという事ではないのかな…と感じました。
1番大事な安心・安全が子どもに与えられているか否かが重要なので、叱られて育っても不健康な大人にならずに済んだのでは?と思いました。
なぜなら、子にとっての安心・安全な環境が得られず、子どものあるがままを受け入れて貰えず、叱られて育った例として、まず私がいます。
そして私だけではなく、予想以上に多くの方がいると知りました。。
早い段階では学生時代に不健康な症状が出始めますが、社会人になってから出る人もいます。その場合、完全に自分でなんとかしないといけません。。その手段にたどり着くまで、すごく時間がかかる事もザラではありません。
不健康の行く末は最悪、自死行為です。
幼少期の頃から叱られて育ちました。口うるさく言われ続けて育ちました。先生からも好かれる生徒できました。新卒で入った会社の年配女性からは、うちの子もあなたのように育ってほしい、親の顔が見たいと言われた事もありました。
でも、守られた環境かつ先生の言うことを聞き勉強ができる子が良いとされる学校世界を出たら、理不尽だらけの世の中では、"しつけられた正しい行い"より何より大切な事がありました。
自分で自分を守る力です。
私はこれが無かったです。
きっと分からない。知らない。。当然ですよね。学ぶ機会、知る機会がないですから…🥲
叱られずに褒めらて育った子でも、
叱られまくって褒められずに育った子でも、
どんな子どもでも、
心身ともに健康で、自立した人間に育ったら嬉しい事なんだと。1人でも生きていける強さがあればgoodなんだと。自分で自分を肯定でき、自分の人生を自分で選択できることの素晴らしさ。そのために必要なエッセンスは、叱ることや褒めることではないんだと知っていますか?
叱られる>褒められる環境で育ち、"善悪のしつけ"をされた子どもが、自立して立派になるとコメントしている人に、私の過去の記事を読んで欲しいです。同じように生き苦しんでいる他の方の記事を読んで欲しいです。たくさんいます。noteを記載できる時点でジャーナルできていますが、そうでない方もきっとたくさんいます。
勇気をくじかれ続ける環境で育つと、子どもはどうなるのか。想像ではなく実体験に目を向けてください。
現実を知ってほしいです。
1人で沢山の本を読んだり、メディアや実際の現場を通して、過去の日本が歩んできた道や諸外国に目を向けて現実を知るのは難しいです。。
日本にも、ポリヴェーガル理論を応用した勇気付けセミナーや、トラウマセラピーの対応を諸々できる方がいます。私が通うところ以外にも調べたらありそうです。
これらがどうか日本でも広がりますように、メジャーになりますように…確実に救える命が増えます。
私が受けているセミナーの中で、
誰がどのように感じてもokで、価値判断せず、正しさは、全ての人の中にそれぞれ存在するものだと知りました。
親には親の正しさがあるように、
赤ちゃんには赤ちゃんの正しさがあり、
ハタチにはハタチの正しさがある。
おばあちゃんにはおばあちゃんの正しさがある。
自分には自分なりの、他人には他人なりの正しさが存在する。
どれが正しいか・間違いなのか、そこに固執すればするほど生きにくいと感じます。
"どちらが正しいのか"や"〇〇べき論"は、間違いというよりかは、次元が違うと言った方がしっくりきます。(私自身もまた、まだ完全には抜けられませんが…)
自分で感じながら気付きながら経験しながら、少しずつ自分で自分の正しさが形成されます。
どっちの選択をしても、どちらも正解になり得ます(捉えられます)、どちらも間違いだと後悔になり得ます(捉えられます)。どっちを選ぶべきか、よりも、自分で自分の人生の選択をする(自分で自分をコントロールする)事が、その子の心を健康にするのだと知りました。
ただ、誰しも自身が育った家庭環境を参考に考えますよね、自分たちだって親からこう育てられてきた。それしか知らないから、同じことをする。。結果、負の連鎖が止まらない。
昔よりも心理面のデータが入り、以前では分からなかったことが分かるようになりました。
また、IT革命等でいろいろと便利になった反面、弊害もあります。
〇〇年前を生きた子ども時代のあなたと、今を生きるあなたの子どもは別の世界で生きる、別の人間です。
具体例)俺は父から怒鳴られ、しつけられて育ったんだ!ちゃんとした人間に育てるのが親の義務だ!だから俺も子どもは厳しくしつけるんだ!
→結果、子どもが自分か他人を傷つける人間に育ったら?この結果を父は望んでいたでしょうか。
私は不登校とは無縁でしたが、会社に通えなくなりました。上記のコメントにもあるように逃げ癖と捉える人もいるでしょう、転職散々繰り返しました。対人関係も崩れました。希死念慮も取れるまで時間がかかりました。子どもの頃から漠然とした不安が常にありました。母と共依存が強かったので、もし母の身に何かあったら、私の生きる理由はもうないので死のうと思っていました。私は子どもの頃、母が生きている間は生きよう!と自分自身に言い聞かせて、自分なりの生きる理由を掲げ、日々を送っていました。
母も、子どもにもし何かあったら徹底的にそいつを潰してやる!と、性犯罪のニュースを見ながら言っていました(笑)正義感。。
親が子どもを、自分と切り離した"個"と捉えられないと、子どもも親を切り離して捉えられません。共依存の関係性も、できれば避けたいところです。。
人と自分を切り離して考えられるようになると、様々な場面で、自分を守ることができます。自分の問題と人の問題と、線を引けるようになります。影響を受けすぎないで、自分のコア(軸)な部分を守ることができる。
私は子どもの頃は何とも思わなかった事でも、大人になって適応が出来なくなりました。不安が取れず、自分の中の巨大化したトラウマの渦から抜出すまで、かなりかかりました。
だいぶ日常生活を楽に送れるように変化してきたものの、まだ全て取れた状態ではありません。たまに症状がでます。30年の歴史、自然の結末です。そりゃ時間はかかります。。
何が正しいか、何が間違いかの思考しか出来なくなりました。間違いをしている人を許せなくなりました。善悪を家族に押し付けコントロールするようになりました。親からされた事をそのまま自分も同じようにしている現実となりました。 結果、自分も他人も苦しめることになりました。
自分とは正反対の安心・安全環境で育った、ザ・健康!🕺🏻な純粋無垢な夫の心を何回も勇気くじきしてしまいました。過去に「死にたい…」ともらして夜道を彷徨わせた事も一度だけあります。
まるで昔の私を見ているようでした。。同時に、あの苦しみを自分がこの人に負わせたのかと思うと、申し訳ない事をしてしまった…という自責で苦しくなり、自分は人を不幸にしてしまうと思いました。大切な人であればあるほど、自分から遠ざけなければ守れない…と思い離婚したほうがお互い楽になれると考えて苦悩した時期もありました。
これ以上、人を傷つけたくない。自分も傷つきたくない。。楽に生きたい。。
よくあるような家庭環境でも、不健康に育つ人間はたくさんいるんだと知って欲しい。
叱る、しつけ、善悪を叩き込む…これら言葉を変えたらコントロールになります。
親の善悪を教え込まれ、甘やかさずに叱られて育ち、怒られて育ち…結果自立から遠のきました。
自立に必要なのは、叱るとか褒めるではないと学びました。
子どもが自立するのに1番必要なのは、叱るでも褒めるでもなく、
自分の人生を自分でコントロールしている、ということを感じさせること、子どもの味方となりそれをサポートすることです。
我が子には、将来どんな大人になってほしいですか?
"承認されるのが当たり前だと勘違いしたまま大人になる。社会に出たら全く通用しないから、逃げ癖転職し続けるかニートになる可能性大。"
父から似たような事を散々言われました。「お前が(母)甘やかすから子どもが自立できないんだ、途中でなんでも辞めても許される環境(実家暮らし)でいるからだ、転職ばかりして、ちょっと嫌ならすぐ辞める、逃げ癖が取れなくなるぞ」など。
→🦉「誰が転職を繰り返したくてしてるんや。私は安定したい。落ち着きたい。一つの会社で長く働きたい。でもそれが出来ない。とにかくツラい。苦しい。生きにくい。でも原因がわからない。。」だから心身の不調等のせいにする。それしか分からない。。下記の記事でも詳しく書きました。↓
我が子に対して、"逃げ癖がある、すぐやめる、これは甘やかし?"と思っている人は読んでみてください。このパターンの可能性もあります。かなり深刻で、なかなか改善が難しいかもしれません。。その子は過去に何度もSOSを出している可能性があります。(嘘をつく行為など)
勇気付けの対応で、子どもに善悪を教えること伝えることは出来ます。何より大事な、子ども自身に子ども自身のことを選択させる機会を増やすことも出来ます。子どもが不適切な行動をした場合も、親の価値観で叱る以外にも、対応可能です。
親の感情や価値観を子どもにぶつけることなく、子どもをコントロールすることなく対応できます。子どもの勇気をくじかない、これが何より子どもが不健康な大人にならない為に大切です。
大人が子どもに、ダメ人間にならないように教えなきゃ、教育しなきゃ、と接して、子どもが自殺したら?と考えた事なんて無いと思います。そんなの一部の家庭でしょ?と思うかもしれません。
小さな子どもは親に比べて無知ですが、存在価値は親と対等です。自分の行動が子どもの神経や脳機能にダメージを与えていると分かれば、もしかしたら命について向き合うようになるかもしれません。
『小児期トラウマがもたらす病 ACEの実態と対策』という本があります。
私の通っているセラピーの先生から紹介された本で、ここには実際に子どもの脳が萎縮したデータが記載されています。
参考になるところ、ならないところ、諸々な感想があります。ただ知らない人にとっては、"知る"ところから始まることもあるかなと思うので、載せさせていただきました。
以上です。
ご気分を害された方、大変申し訳ありません。
次回こそお笑い芸人のネタとメンヘラについて書きたいな…