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読書愛を語る📚

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読書感想、本への想い、私なりの読書のこだわりなどを書いています。
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日本の古典に興味がある人「のみ」、読んでほしい記事まとめ

日本の古典に興味がある人「のみ」、読んでほしい記事まとめ

私は古典が大好き。怪しい自己啓発やスピリチュアルにハマる前に出会いたかった。

これまで私が書いて、人にもっと読んでもらいたい記事リンクをまとめた。古典は親しみと学びがある作品だって伝えたい(微力だけど)。

今日の記事は、そんな私の下心しかないです。

読む人の時間を無駄にしないために、古典に興味がある人のみ読み進めてほしいです。

🔶🔶

古典苦手な人におすすめしたい古典が苦手だった私が、

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古典が苦手だった私が楽しめた、おすすめの本:『日記』編

古典が苦手だった私が楽しめた、おすすめの本:『日記』編

学生の頃、私は古典が苦手だった。でもいつの間にか、国語便覧に大きく掲載されている有名作をほぼ読破した。私にとって、読みやすくて親しみのある古典本(電子書籍版)を紹介。

おすすめの古典は全部で15作品。文字数と熱量が多くなったため、4回に分けて投稿。

ラストとなる第4回目は、『日記編』。タイトルに『日記』がつく作品と、おまけで『大鏡』も紹介。

第1回

第2回

第3回

❄蜻蛉日記 藤原道綱

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古典が苦手だった私が楽しめた、おすすめの本:『物語』編

古典が苦手だった私が楽しめた、おすすめの本:『物語』編

学生の頃、私は古典が苦手だった。でもいつの間にか、国語便覧に大きく掲載されている有名作をほぼ読破した。私にとって、読みやすくて親しみのある古典本(電子書籍版)を紹介。

おすすめの古典は全部で15作品。文字数と熱量が多くなったため、4回に分けて投稿する予定。

第3回目の今日は、『物語』編。タイトルに『物語』がついた作品を紹介。

第1回

第2回

🍁伊勢物語伊勢物語とは?

主人公の在原業平

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古典が苦手だった私が楽しめた、おすすめの本:古事記と和歌編

古典が苦手だった私が楽しめた、おすすめの本:古事記と和歌編

学生の頃、私は古典が苦手だった。でもいつの間にか、国語便覧に大きく掲載されている有名作をほぼ読破した。私にとって、読みやすくて親しみのある古典本(電子書籍版)を紹介。

おすすめの古典は全部で15作品。文字数と熱量が多くなったため、4回に分けて投稿する予定。

第2回目の今日は、和歌と古事記編。昨日は、「日本三大随筆編」を書いた。

🌻万葉集万葉集とは?

奈良時代の様々な人々が歌った和歌を集め

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古典が苦手だった私が楽しめた、おすすめの本:日本三大随筆編

古典が苦手だった私が楽しめた、おすすめの本:日本三大随筆編

学生の頃、私は古典が苦手だった。でもいつの間にか、国語便覧に大きく掲載されている有名作をほぼ読破した。私にとって、読みやすくて親しみのある古典本(電子書籍版)を紹介。

おすすめの古典は全部で15作品。文字数と熱量が多くなったため、4回に分けて投稿する予定。

第1回目の今日は、日本三大随筆編。

🌸枕草子 清少納言枕草子とは?

平安時代の宮廷生活、四季折々の風景や日常を綴ったエッセイ。清少納

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道長ものがたりと御堂関白記

道長ものがたりと御堂関白記

藤原道長のお仕事日誌『御堂関白記』を読んでいる。

最初は、事実だけが淡々と述べられてて面白くないなと思ったけど、解説を読んでいくうちに道長のひととなりが現れてきた。

『枕草子』の道長は、傲慢貴族みたいに描かれている作品もある。でもこの御堂関白記ではイメージが全然違う。嫌なこと押し付けられても、真面目に仕事をこなす人て感じ。野心は感じられない。道長の気持ちが一切書かれてないから、想像が膨らむ。

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旦那さんの他に、気になる男性がいる

旦那さんの他に、気になる男性がいる

突然だけど、私には今、気になる男性がいる。

会ったことはないが彼はモテるし、筆まめで、ロマンティックで知性に溢れている。噂によれば、彼が抱いた女性の数は1,000人以上。

でも彼と会うことはない。もう亡くなっているから。だからこそ全てが謎に包まれている。

私が気になっている相手は、在原業平。

古典『伊勢物語』の主人公のモデルになったのが業平、と言われている。彼は家柄良し、気立てよし、顔良し

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このイタイ恋バナを「面白い」と思った人に読んでほしい1冊

このイタイ恋バナを「面白い」と思った人に読んでほしい1冊

まずは次の恋愛エピソード3つを読んでみてほしい。あなたはどう思う?理解できる?笑ってしまう?狂気を感じる?

好き!踏んで!俺、めちゃくちゃ好きな子がいるんだけど、脈なしぽいんだよな。あー。付き合いたいなぁ。触れたいなぁ。なんで振り向いてくれないんだよぉ。もうさ、土になってあの子に踏まれたい。そうすればいつだって、彼女を感じられる。

嫉妬に狂い「今日も残業。飯いらない。」

夫からこんな素っ気な

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「繋がっている」から、私は古典が好き

「繋がっている」から、私は古典が好き

枕草子、徒然草、方丈記や論語が、私の愛読書。

自分と昔の人が「繋がる」から、私は古典が好きだ。今を生きる私の悲しむ気持ち、理不尽なことへの怒りに対して、1000年も前の人も同じことで悲しんで、怒りながらも、強く生きていた。その時に、自分と作者が”繋がった”ような気がする。

私はたまに孤独を感じることがある。流行りは好きじゃない。人に合わせるのも苦手。嫌なことは嫌だとハッキリ言う。”察する”もめ

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noterさんに勧めたい。読む、書くが楽しくなる辞書

noterさんに勧めたい。読む、書くが楽しくなる辞書

買って良かった『ベネッセ 表現読解国語辞典』。机の上に常備して、毎日開いて読んでいる。

箱の裏に書かれた、「言葉の危機は心と文化の危機」の一文に惹かれた。言葉があるから文化があって心が伝わる。もっと言葉を大事に使いたい。

読み物として楽しいこの辞書はただ意味を引くだけでなく、言葉の由来、コラムのような解説がある。言葉の意味を知った時に、自分の考えや想いに気がつくことが辞書の良さなのかもしれない

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積読を減らす方法(自己流)

積読を減らす方法(自己流)

私の積読は合計13冊。

本棚がデスクのすぐ右側にあるのに、積読にはなかなか手が伸びない。読むのが楽しみだから終わりたくない。いい加減読もう。

そこで私は、デスクに未読の本を置くことにした。1日の半分はデスクにいて、嫌でも積読が目に入る。でも読むのを「義務」にしたくないから、置くのは2冊くらいがちょうど良い。

私は机の上は何もない状態が好きだから、本を早く片付けたくなる。本からも「早く読んでよ

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推しの鴨長明から学ぶ、シンプルライフ

推しの鴨長明から学ぶ、シンプルライフ

私の推しは鴨長明。日本三大随筆のひとつ、『方丈記』の作者。

下鴨神社の宮子の跡取り息子だった彼だが、父の死後、後継者争いに敗れた。家と地位を失い、三度の自然災害に見舞われ、家や人生の「無常」に向き合った。出家して、最終的には山奥の庵(今でいうキャンピングカーみたいなもの)に隠居し、自然と芸術を愛しながらその生涯を閉じた。

長明の庵は、今は生家の下鴨神社へと戻った。わずかな日数しかない日本帰国、

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漫喫「Dice」を満喫できたポイント

漫喫「Dice」を満喫できたポイント

漫喫の存在に感謝。

カナダに住んでいると、マンガは日本のアマゾンで電子版を購入するか、本屋で英語版を立ち読みするしかない。図書館でも英語版を貸し出しをしているけど、日本のマンガは人気なのか、予約しても長いこと待たないといけない。

幸い、アニメは『Crunchyroll(有料)』で最新話を観ることができる。でも先が気になって仕方ないから、コミックで続きが読めるなら読みたい。

日本では漫喫に行っ

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読書で夫婦円満

読書で夫婦円満

旦那さんと私は読書が好き。彼はSF小説に哲学書。英語と日本語で読んでいる。私はホラーとミステリー小説に日本古典。2人とも漫画も好き。

本好き夫婦で良かったと思うのは、一緒に本屋さんに行くのが楽しい。同じ好きなものを長く共有できる時間だから。

家を出た時から、私たちの本探しは始まっている。どの本屋さんに行くか、どんな本を見るのか、欲しい本があったら買うのか。お店に到着したら「じゃあ」と手を振って

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