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○○年前の自分へのアドバイス

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店舗設計を仕事にして10年超え。就職、独立、結婚、育児。人生中盤スタート地点、キャリアも中堅を迎えた今だからこそ伝えたい、昔の自分へのアドバイス。
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#マーケティング

世の中が「ソーシャル化」することの本質は、TwitterやInstagramを上手に使いこなすことではない

世の中が「ソーシャル化」することの本質は、TwitterやInstagramを上手に使いこなすことではない

きょうびそりゃもうたくさんのソーシャルメディア(プラットフォーム)があります。

ここに挙げた主要なものは、月に数十万人から数千万人が利用している代表的なサービスです。

ソーシャルメディアの特徴は、投稿する人も、それを見る人もユーザーであること。

僕は10年前からソーシャルメディアは公園のような場所と言ってきました。

ひとりで来る人も、家族と来る人も、友だちと来る人もいる。

楽しくおしゃべ

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スマート冷蔵庫の普及によってブランドは「最愛」ポジションを目指すか「最安」で売るかの二者択一を迫られる

スマート冷蔵庫の普及によってブランドは「最愛」ポジションを目指すか「最安」で売るかの二者択一を迫られる

数年前から妄想していることなんですけど、もしAmazonがスマート冷蔵庫を出したら一般消費財メーカーのマーケティングは大転換を迫られるんじゃないか。

それはもう戦後75年続けてきた現代マーケティングを根底から覆(くつがえ)すくらいのインパクトがあるかもしれません。

「なんで冷蔵庫?」「なんでAmazon?」「いやいや、日本のEC化はそんなに簡単に進まないよ」という意見が聞こえてきそうです。

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あなたを雑誌や本に例えたら、どれになりたい?

あなたを雑誌や本に例えたら、どれになりたい?

もしも、あなたが本屋さんに並ぶ雑誌や本だとしたら...どんな本になりたいですか?

ゴシップ満載で芸能人のスキャンダルやヤリ手社長の没落劇をおもしろおかしく書き立てる週刊誌?

派手さはないけどマニアックな情報が網羅されてる、ニッチな専門誌?

ファッション誌もあれば、占いの雑誌やレシピ本、くらしのカタログみたいなライフスタイル誌もありますよね。

ファッション誌でも、育児が始まればワーママ系やキ

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凡人の凡人による凡人の為のSNS戦略

凡人の凡人による凡人の為のSNS戦略

先日、吉祥寺のお店で月イチで行なっているイベントにいらして頂いた方にこう聞かれたんです。

「私はいたって普通の妻子持ちのサラリーマンで、これといった特技や、極まった趣味もありません。そういう場合、SNSってどう使えばいいんですかね?」

これ、たぶん多くの人が当てはまる事なんじゃないでしょうか?

なので、改めてちゃんと考えてみようと思ったんですよ。

もともと僕はデザイン系の高校→デザインの専

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マーケターよ、たくさん稼ごう。そしてめいっぱい遊ぼう。

マーケターよ、たくさん稼ごう。そしてめいっぱい遊ぼう。

お金、特に、金持ち or(VS) 貧乏を語るネタは発火しやすい。人によって意見が分かれるのは火を見るよりも明らかだし、言われてムカつく人も少なくなから、致し方ないとも思う。

がしかし、そんな可燃性の高いネタを、ヤマシタ マサトシさんがぶっ込んできた。そこかしこに見られるきめ細かな言葉選びと配慮がヤマシタさんの人間性を表していて素敵だ。大丈夫、僕は味方だよ♪

さて、僕もこのnoteでいろんなお金

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もう広告を出すのをやめようと思った

もう広告を出すのをやめようと思った

僕は独立してからずっと店舗デザイン.comというサイトに登録していて、登録料を毎月払っている。金額は選べるコースで変わるのだけれど、そこまで広告費をかけたくないのもあり毎月1万円の最低スペックのやつだ。

実際のところそこ経由の大切な仕事も何本かとれているので、この月額1万円はまったくの無駄ではない。無駄ではないんだけれど、実はもう広告を出すのをやめようかと思っている。

理由は単純で、店舗デザイ

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仕事を同情でとるな

仕事を同情でとるな

先日、吉玉さんの夫である吉田さんが町田からチャリで吉祥寺のお店まで来てくれた。仕事を取りたいけれどどうしていいのかわからない、という相談でだ。

先に言ってしまうと色々とアドバイスはしたけれど、これですぐに仕事を自分で取れる体質改善ができるかは難しいだろう。

フリーランスは実績と信用で殴り合うステージなので、実績が薄いのは裸同然の装備で戦場に出るのに近い。

そして、価格を自分で値付けできるから

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万に1人に刺さればいい

万に1人に刺さればいい

これだけたくさんnoteを書いていると、たまに褒めてくれる奇特な人があらわれる。日本は全国で1億人以上も人間がいるから、こんな僕の文章やコンテンツでも万に1人に刺さればそれだけで1万人のニーズがある。

万に1人=1万分の1って、0.01%でいいってことだ。ちなみに年末ジャンボ宝くじの1等が当たる確率は0.000005%=2000万分の1なので、宝くじを当てるよりも計算上では2000倍は楽なハズだ

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みんな、本を書こうぜ!

みんな、本を書こうぜ!

みんな、note好きですね。

毎日せっせとnoteを更新している、書くこと大好きっ子の皆さんに言いたいことがあります。

みんな、せっかくだから本出しちゃいなYO!!

20代の頃、本の著者なんて自分とは別の世界に住む天上人で、雑草のような自分が本を出すなんて、夢のまた夢ェ!と思っていました。

そんな僕が、30歳ではじめて本を出すことができ、いままで9冊の本を出版させてもらえたことは、運もあり

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BtoBだからこそ「人間」に寄り添う

BtoBだからこそ「人間」に寄り添う

BtoB(マーケティング/営業)はBtoCと比較して、決裁者がひとりではなく複数、個人の感情よりも組織としての経済合理性が重視される、業界の慣習や複雑な商流が存在する、選定は短期ではなく長期にわたることが多い、などの特徴があると言われます。

商談も、名刺交換して、会議室で硬めのミーティングをして、提案書プレゼンして、見積り出して…とビジネスらしく、順を追って、合理的に進んでいく。

僕も、もう2

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ネットで検索すれば何でも出てくる時代だからこそ、「暗記量」が多い奴が強いというお話

ネットで検索すれば何でも出てくる時代だからこそ、「暗記量」が多い奴が強いというお話

情報大爆発時代においては、知っているかどうかではなく、自分しか持っていない一次情報をどれだけ多く持っているかが重要、という話を前に書きました。

また、ビジネス上の戦闘力は累積矢面時間に比例し、その質を向上させるためには、仕事力=引き出しの量×瞬発力(必要な引き出しを特定して瞬時に開ける力)を高める必要があることも書きました。

こういうことを書くと、ちょっと誤解が生じそうなので、補足をしておきた

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20代よ、年間100万円分の本を読め

20代よ、年間100万円分の本を読め

むかし僕が20代のころ、Big Tomorrowで落合信彦(落合陽一さんの父)がこう言いました。

「お前らは、去勢された豚野郎だ」

「最もリターンが大きい投資先は自分自身である」

「20代の頃は貯金なんかするな。全額自分に再投資しろ」

素直な僕は、その日から貯金を全額切り崩し、本を読んだり、資格の勉強をしたり、見聞を広げるために人に会うようになりました。

そして、明らかに世界が変わったの

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時代の読み方と身の置き方、ポジショニング感覚の大切さ

時代の読み方と身の置き方、ポジショニング感覚の大切さ

良いデザインは売れないとか、自分の作品の良さが全然理解してもらえないと言う人をたまに見かける。本当にそうなのだろうか?

僕は、デザインに限らず仕事の中で大事な要素はポジショニングだと思っている。

ブランディング+ポジショニングの2つがめっちゃ大事な大きな軸であり、デザインはそれらを支える1要素にすぎない。

ここら辺の話をすると、デザイン原理主義の方々には実利主義だとか守銭奴感覚とか言われちゃ

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【予告編】自分の仕事の作り方〜自分自身の学びの芽を育てる方法〜

【予告編】自分の仕事の作り方〜自分自身の学びの芽を育てる方法〜

本当に自分のやりたい事とは何なのだろう?

それを伝えるにはどうすればいいのだろう?

デザインの方法や技術をたくさん学び、
これから社会に出た先で大切な事って何だろう?

デザインはそれだけじゃ成立しない。
デザインをする対象がある時に、
初めて成立する。

しかし、世の中に山積みになっている問題は、
デザインだけではすべてを解決できない。

そもそも、なんでデザイナーに
なりたいと思ったんだろ

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