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【現地レポ】大阪「レンチン食堂」背徳感まみれで気づいたこと…
突然ですが、最近、冷凍食品を食べていますか?
個人的には、学生時代は小腹が空いた時に家の冷凍庫からチマチマ食べていたくらいで、最近めっきり口にする機会も減っていました。
そんな「最近食べていないな…」という方にもぜひおすすめしたい、12月1日OPEN「レンチン食堂」を現地レポしてきました!
大阪・ミナミのど真ん中に爆誕!
場所は、阪神優勝でも大盛り上がりだった大阪・道頓堀目の前にある、
「T
A bread on the sidewalk.
ロールパンが道端に一つ置かれていた。
それは、ロールパンがロールパンの文脈から逸脱した奇妙な状態である
ロールパンの定義について、
Wikipediaでは以下だ。
「ロールパンは、パンの一種。一次発酵後ガス抜きした生地を延ばして巻いて成形し、二次発酵させて焼いたもの」
ヒトが食べるために加工化された食べ物。そうなると、ロールパンがあるべき場所は、本来オーブントースターの中や、朝食のテーブルの白
【upされました】『花束みたいな恋をした』なぜこんなにも自分事化してしまうのか?
『花束みたいな恋をした』を見に行った。
もともと、アクションやサスペンスが好きな私にとって、「恋愛映画」はむずがゆさを感じる苦手分野だった。しかし、こんなにも自分事化した映画に出会ったのは27年間生きてきてはじめてだったかも知れない。それは本作の登場人物たちが「人生の再定義」に揺れ動く物語だったからだ。
続きは、こちらからご覧ください
↓
https://tsutaya.tsite.jp/new
20代はいますぐ、映画館で『もののけ姫』をみてくれ!だから映画は映画館でみたいんだ。
1997年公開の『もののけ姫』。
1993年生まれの私にとっては、親がTSUTAYAでVHSをレンタルして見せてくれたのが初めてだった。その当時に抱いた印象は「なんだカッコいいけど、話が難しくて首とか飛んで怖い」で、今でも変わらずこびりついている。
中高生になってからも、金曜ロードショーやレンタルDVDで何回か見た記憶があった。そんな作品が今回映画館の大スクリーンで今一度観れるという機会にいて
【怖すぎ】話題の短編映画「CURVEカーブ」は梅雨にぴったりな映画だった
現在、SNSでにわかに話題になっている、2016年製作のティム・イーガン監督、出演ローラ・ジェーン・ターナーが贈る10分ほどの短編映画「CURVE」。各国の映画祭で10の受賞と3ノミネートを果たすなど高い評価を受ける作品だ。
https://youtu.be/FxAgDO9X9Uc
①シンプルすぎる故の“説明いらずな恐怖感”本作は、主人公の女性が急勾配なコンクリートの壁から這い上がろとするだけ
【Vol.5】ヒトはなぜ笑うのか?:ホリケンの「タコ公園」に隠された笑いの本質
これまでの本記事では、ヒトがユーモアを感じる心理的な理由として、認知的な側面から「不調和(解決)理論」をご紹介してきた。
不調和。つまり、普段であれば結びつかない概念(イメージ)が、同時に頭の中に思考されることで、ヒトはユーモアを感じる。
ツッコミは、その不調和を過不足なく丁寧に強調(なんでやねん!AちゃうBやろ!○○になってまうやん!みたいに)してくれることで、お客さんが直観的にその違いを実
【Vol.4】ヒトはなぜ笑うのか?:ツッコミがお笑いを面白くする理由
ヒトはなぜ笑うのか?
前回の「不調和理論・不調和解決理論」では、不調和である異なるイメージや概念(スキーマともいう)を、同時に思考の中で活性化されることで、人間はユーモアを感じるという理論をご紹介してきた。
しかし、異なるイメージや矛盾する概念を同時にイメージすることは難しく、そこにはある種の”つながり”があることで、よりユーモアを感じやすくなる。(一方で、シュールな笑いではそのつながりもない
【Vol.3】ヒトはなぜ笑うのか?:「旧中山道」なんて読む?
ヒトはなぜ笑うのか?
これまでは、笑いのエネルギーの根源として「精神分析理論」と「優越・非難理論」そして「覚醒理論」をご紹介した。事前の「緊張感」などの生理的な興奮が、ユーモアを感じた時の興奮に転移し、面白さを増幅する。
つまりより興奮状態にある方が、ネタがより面白く感じるのである。
では、ネタそれ自体の面白さ、とは?
認知の側面からユーモアに迫るのが「不調和理論」である。
▼不調和理
【Vol.2】ヒトはなぜ笑うのか?:「緊張と緩和」の正体についての考察
ヒトはなぜ笑うのか?
Vol.1では、「精神分析理論」と「優越・非難理論」をご紹介したが、そこで出てきた「緊張感」や「攻撃性」を、生理的な覚醒という側面から考察した覚醒理論をご紹介する。
覚醒理論ユーモアを生理的な覚醒(心拍数があがったり、汗を書いたりする反応など)と結び付けて考えた理論。
Shurcliff (1968)の研究が、古典なやり方ではあるが、非常にわかりやすく面白いので例にする
【Vol.1】ヒトはなぜ笑うのか?:理性のエネルギーとイジメのエネルギー
ヒトはなぜ笑うのか?
ヒトはいろいろなシーンで笑うことのできる動物だ。しかし、私たちは何かしらには笑い、何かしらには笑わない、という判断をしている。そこにはユーモアが発生するメカニズムが存在する。
ここでは私が大学の心理学科で学んだ【ユーモア心理学】を、自分の理解を含め、超単純化しながら代表的な4つの理論を整理し、実践的な事例から考察を進めたい。
Vol.1では、「精神分析理論」と「優越・非