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アキの詩集

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#詩

ポエム外伝ー「祖母が亡くなっても私の心は波風が立たない」

ポエム外伝ー「祖母が亡くなっても私の心は波風が立たない」

1.「祖母が亡くなっても私の心は波風が立たない」祖母が
亡くなった

家族も親戚も
動揺した

死を嘆き悲しみ

「婆ちゃんは
面倒見が良くて
慕われていたよね」と

思い出の中の祖母を
懐かしんだ

だけど
一人だけ

心に
波風が立たず

心が平板な状態の
人がいる

それが


みんな祖母を
良い人だったと
賛美する

でも
私の記憶の中の祖母は
その逆だ

祖母は確かに
面倒見が良く

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アキのポエム外伝ー「絶対的正しさの幻想」

アキのポエム外伝ー「絶対的正しさの幻想」

1.「絶対的正しさの幻想」人それぞれ
正しいと考えるものがあり

その信条に従って
生きている

それを尊重し合い
また
お互い影響し合い
受け入れ合う

そこに
平和が生まれる

人は誰だって
発展途上で

この考えが
一番正しいと主張し
頑なに固執してしまえば

そこに
成長は見られない

また
発展途上であるからこそ

これが正しいと主張して
他者に発信して回る行為は
慎重に行うべきと私は思

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「寄り添い歩く人々」#置きポエム展

「寄り添い歩く人々」#置きポエム展

1.「寄り添い歩く人々」腕を組んで
老夫婦が歩く

若いカップルが
横に並んで
信号を渡る

犬を連れた女性が
道を歩く

友達らしき
女の子が二人
並んで歩く

同じユニフォームを着た
少年達が
自転車に乗って
駆けていく

道行く人々の
寄り添い合って
歩いて行く様子を見ると

誰だって
一人では寂しくて

だからこそ
誰かの温もりを感じたくなる

心と心の温もりが
感じられる距離で

お互い

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ポエム外伝7ー不器用な優しさ

ポエム外伝7ー不器用な優しさ

1.「不器用な優しさ」

午後3時半に
迎えに来てよね

ちゃんと
言ったはずなのに

いくら待てども
迎えは来ず

15分ほど経過し
兄に電話

「もう少し待て。
少し時間がかかる」

さらに
30分経過
合計45分待ち

兄に電話すると
ラインにて返信が来る

「あと20分ほどかかる」
この言葉で
私の中の何かが切れた

ラインにて
「いい、一人で歩いて帰る」と
返信

夕方の寒空の下
リュッ

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ポエム外伝6(スピリチュアル編)

ポエム外伝6(スピリチュアル編)

1.「神様仏様はgiverなのか?」

神様仏様に対して
だいたいの人は
「~して下さいますように」など
お願いをする

人にとって
神様仏様は
凄い存在である

もちろん
そうなのだろう

神様仏様は
人々を見守り
導く存在であるのは
間違いないのだろうが

たんに
利益をもたらすだけの
「してくれる存在」と捉えられているのならば
それは大きな間違いだと思う

何かをしてくれることを
要求するな

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ポエム外伝5ー「嫌われる勇気を持った結果」

ポエム外伝5ー「嫌われる勇気を持った結果」

1.「嫌われる勇気を持った結果」

嫌われる勇気を持って
ルール違反をしているであろう相手に
物を申した

規定を守って
それをやっていますか?と
言葉を投げかけたら

相手は逆上し
罵詈雑言を言って

挙げ句の果てには
「今回は見逃して欲しい」と
情けないことを言ってくる

これ以上言っても
相手は話を聞かないだろうと思い
今回は見逃し
次回からは気をつけるよう言ったが

それにしても
何と

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ポエム外伝4

ポエム外伝4

1.「あんなに嫌っていた祖母」

今日の午前中は
老健に入所する祖母の
健康診断の付き添いに行った

今後、特養に入所するため
その提出する書類として
健康診断書を作成するのだ

父と共に祖母と対面
半年くらい
面と向かって会っていない

一度、リハビリ風景を見学したが
家族のことも誰も分からない
会話もつじつまが合わない

でも
何も分からなくなった分
表情が明るくなり
性格も穏やかになった感じ

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ポエム外伝3

ポエム外伝3

1.「道を拓く(歎異抄を読んで)」

最近はまっている古典

昔の人々の感性に共感できるところはあるが
ところどころ突っ込みを入れるのが
癖になっている私

今回は
歎異抄について

浄土真宗の開祖、親鸞が唱える
「他力本願」

歎異抄とは
「南無阿弥陀仏を唱えれば
どんな者でも
阿弥陀様の力を借りて浄土に行ける」という信条について
書き記した書物であり

「仏様の力を借りるのだから
善行を積もう

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ポエム外伝2ー誰が悪いのか?

ポエム外伝2ー誰が悪いのか?

1.「誰が悪いのか?」生活保護の問題についての
映画を見た

申請が通ったはずなのに
申請者の老女は
餓死してしまった

なぜ彼女は
死んでしまったのか?

彼女は
申請を拒んでしまったのだ

生活保護の担当者が
いけないのか?

支援がなければ明らかに
危険な状態であると分かっていながら

彼女の申請拒否を受理してしまった

しかし
支援は強制することは出来ないものであり
本人の意志を尊重するこ

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ポエム外伝ー「一緒に考えてくれる仲間が欲しい!」

ポエム外伝ー「一緒に考えてくれる仲間が欲しい!」

1.「一緒に考えてくれる仲間が欲しい」考えることが好き

あれこれ思案し
どんどん考えを広げ
どんどん学びと気づきを得ていく
その感覚がたまらない

ただ
一人だけで考えると

考えが偏りやすくなるし
ネタが尽きてくる

でも
誰かと一緒に考えれば

色んな角度から
物事を捉えられて
一人では考えつかなかった
アイデアや発見が出てくる

その結果
考えの偏りもなくなってくるし
考えの質と量も向上す

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言葉の花束-アキの詩集No.13

1.「我が祈りの言葉」負を帯びた想いを抱いたことを認め
省みること

責めて罰しようとするよりも
悔い改め許すこと

許すことは
怒りの火を消し
静かな心で
受けとめること

想いを込めて行い
形にしていくことで
罪穢れは洗われ
己の魂が輝く

思いやり
慈しむ心をもって
他人に接すれば
喜びの輪が広がり
幸せは連鎖する

心のノイズを取り除き
掃除していくことと

心の穢れや偏りを生む
思考や習

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言葉の花束ーアキの詩集No.10

言葉の花束ーアキの詩集No.10

1.「幸も不幸も気持ちの持ちよう」最近の私
不幸の数ばかり数えていないか?

上手くいかないことや
自分の中にない才能やスキルを
嘆いてばかりいないか?

ちょっと思考をストップしてみようよ

そして視点を変えようよ

じゃあ
幸せは全くないのかしら?

よく考えてみて
あるでしょ?

最近、退職して
今ニートだけれど

前々職の施設の清掃パート
面接受けて
ほぼ採用確定でしょ?

仕事が得られる

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言葉の花束ーアキの詩集No.9

言葉の花束ーアキの詩集No.9

1.「使命感にずっと支配されていた」私が支援者を目指したのは
どうしてだろう?

純粋に
人が好きだからとか
役に立ちたいとか
そういう気持ちが発端ではない気がする

むしろ私は
人好きではなく
人と関わることが面倒くさく感じる

義務として関わるのはできるけれど
それ以上は無理かもしれない

そんな私を
支援者にとかき立てたのは何か?

「人の役に立たなければならない」
「誰かを助けられる
そん

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言葉の花束-アキの詩集No.8

1.「すっかり夏の色」薄いピンク色をしていた
桜並木の
この通りは

今ではすっかり
夏の色

黄緑色から
じょじょに
深い緑に
色づいて

吹き抜ける
心地よい風と共に
春の終わりを
告げるのです

蝉がミンミン鳴く頃には
熱い日差しをさえぎるのに
ちょうど良い日傘に
なるのでしょう

夏色の葉の
一枚一枚に
いっぱいのお日様の力が
蓄えられている

夏色のその葉は
エネルギッシュな命の源

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