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ネット・知識・情報・メディア・教養・教育を考えるマガジン

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#情報

AI化は「方便の世界」の監獄

最近(と言っても結構前からですが)何かというとAIがどうの、AIでこんなことができるようになりました、的な話題が多いなぁと感じます。私はテクノロジーに疎めの人間なので、あらゆる製品があるうちのごく一部のことしか知らないのかもしれませんが、今大衆的に世に出ているものに関しては、ものすごく魅力的に感じてすぐ使ってみたーい!という気持ちにはなっていません。まだ様子見というか、色々判断するに至っていない感

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「知らなければ良かった…」を乗り越える

この世には「知らなければ良かった」ということがあるのかな、とたまに考えることがあります。私は世間的に「陰謀論者」と言われるような物の見方で生きている人間なので、ついつい「この世の闇」とか「裏側」「真実」みたいなものを追求してしまうのですが、知ってショックを受けたり、「こんなこと知らなければ良かった」と思うことは一度や二度ではありませんでした。ただ、そう思うのはやはり一瞬で、一度受け入れてしまうとそ

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持ち上げられ、推進されるものの裏を読む

この世の支配のしくみに気づいてからというもの、世の中的に持ち上げられていたり、推進されていたりするもの(事象、人、思想等含む)に非常に敏感になり、警戒するようになりました。どうしても背後にある思惑が気になってしまうんですよね。やたらと推されているタレントやミュージシャン、映画、アニメ、本などもそうですし、「女性の社会進出」や「SDGs」といった思想やムーブメント的なものそうですし、もっと広く言うと

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「少し先に気づいただけ」という意識

生活を共にする家族や親しい人であればとりわけ、世の中に対する物の見方がある程度一致しているかどうか、というのは重要だなと感じます。私自身がここ1か月くらい向き合っていたのは、「家族と物の見方が違いすぎる」ということについてでした。社会についての探求心が強く、日ごろから情報収集をしている私と、ごくごく普通に生きている家族とでは、物事に対する捉え方や価値観、優先順位などが違いすぎて、違和感を感じること

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「それが普通=健全」ということではない

ここ数回は情報、人、モノなどあらゆる事象に対する「識別力」についての考えを書いてきました。私たちが特に陥りやすいのは、以前に世に遍く「人気者信仰」の危うさという記事にも書いたような、「人気があるもの、有名なものは素晴らしい」という錯覚です。自分の頭で考えずに、人気があるからとかみんなが良いと言っているから、と言った理由であらゆるものごとを判断してしまいます。私自身もそういった節はあり、人気なんてい

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知らないことには何も始まらない

現代の資本主義システムを紐解き、世の中のしくみや構造を知ろうとすると、どうしても宗教や思想、哲学、スピリチュアルなことも学ばないと先へ進めなくなってきます。今の社会の表層に現れているお金の問題、経済の問題、政治の問題などというのは、本当に浅瀬のお話にすぎず、その部分だけを見て左脳的に論理的に処理しようとするだけでは限界がありますからね。マスコミは個々の表層の部分だけを騒ぎ立て、本質からは目を背けさ

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インターネットは情報のパラレルワールド

先日ツイッターにも思いついてつぶやいた話。以前から私は「知識偏重型」って本当に問題なの?の記事や、知識・情報の収集を新たな知見にといった記事などで、知識を得ることは大事であると書いてきました。受験勉強での知識詰め込みに反対するような意見として、「知識は今や検索すれば手に入るのだから覚える必要はない」といった内容も見かけますが、私は「そうだろうか?」と疑問に思っています。検索するという行為一つを取っ

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「知識」を「知恵」に変えてゆく

知識・情報・インターネットや知恵・賢さ・教養などについて考えるシリーズをなんとなく始めていこうと思います。以前にも「知識偏重型」って本当に問題なの?という記事に、知識を詰め込むことは悪いことばかりではないという持論を書いていますのでよろしければご覧ください。ここ数日は「知識」と「知恵」ってどう違うんだろう?とか、「教養」ってどうやって身につけるんだろう?「教養」って何だろう?ということを一人で考え

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知識・情報の収集を新たな知見に

ご存知の通り1月は第3チャクラのテーマにフォーカス月間だったのですが、私が「自分の人生」や「自分軸」を見つめ直していたら、「知識」「情報」「インターネット」「文章」といったワードにピンとくる機会が増えました。癒しやスピリチュアルなこと、魔術・オカルトも好きですし、社会派の労働問題、資本主義やピラミッド社会についてにも興味がありますし、星野源や邦楽ロックも大好きです。興味の方向があちこちに行く傾向は

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本当に「信頼」できて「価値」のある情報とは

昨日書いたインスタントな情報の「価値」を考えるという記事に関連したことを書こうと思います。記事の最後に「価値」と「信頼」の話を出して、本当に「信頼」できて「価値」のある情報を見極めて得ていこう、そしてもう一歩進んで、そういった情報を発信できる人になろう、ということを明言はせずとも書いていました。そして書き終わってから、本当に「信頼」できて「価値」のある情報って何だろう、ということをまた考えていたの

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インスタントな情報の「価値」を考える

一昨日の「価値」という言葉の中身を掘り下げるの記事に書いたように、ここ数日は「価値」、特に知識や情報の「価値」について思いを馳せていました。数年前に芸能人のステマ騒動がニュースになったりもしましたが、今でも芸能人やインフルエンサーのブログやインスタではステマが多いように見えます。グルメレビューサイトでもお金で点数を操作していることが判明したこともありましたし、口コミやレビューへの信用性ってほぼない

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「価値」という言葉の中身を掘り下げる

昨日の夜はなんだかとても頭が冴えていて、気づくとA4の紙にこれからどんな意識で、どんな方向性でやっていくかということを書き殴っていました。前から思っていたんですが、どんなにメモや板書などがデジタルでできるようになったとしても、紙とペンの偉大さには敵わないなぁと改めて感じましたね(笑)。講義メモにしても、チラシづくりにしても、何かを考える時にも、私はほぼ100%紙に書いてますね。なんだか話題がそれて

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書き手、受け手のあり方は表裏一体

今日も定例の自然医学の講座の日。毎回個人的な気づきのシェアで恐縮ですが、今日もカウンセリングの実習で腑に落ちたことがあったので書いてみます。カウンセリングの実習の講義の時は、クライアントの役、カウンセリングの役、両方やるのですが、自分がクライアント役の時は何か不調や悩みなどのテーマをあげて話すことになっています。今回私が話したのは、ここ数日話題にしていた、「SNS離れ」したくなる時の心境や権力者よ

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