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社会問題

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#勉強

資本主義と音楽|ポップミュージックが描く現代社会の光と闇

資本主義と音楽|ポップミュージックが描く現代社会の光と闇

今回は、資本主義と音楽というテーマで、現代の資本主義を鋭く風刺したRina Sawayama「XS」と、現代の全体主義的社会を皮肉ったKaty perry「Chained to the rhythm」について、書いていこうと思う。

前回、前々回のnoteではフェミニズムと音楽というテーマで和訳しつつ歌詞解説していく形で紹介していたが、今回は資本主義と音楽、というテーマを軸に書いていきたいと思う。

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「新今宮ワンダーランド」を巡る当事者性と第三者性

「新今宮ワンダーランド」を巡る当事者性と第三者性

前回公開した『「新今宮のホームレスとデートする」記事は何が問題なのか」』というnoteを多くの方に読んで頂き、その後自分で釜ヶ崎のことについて色々と調べてみた。今回は「新今宮ワンダーランド」について、当事者の目線に重点をおいて、前回の記事に追記と言う形で書いていきたい。

(なお、例の記事が公開された後、ライターの島田彩氏が謝罪文を書かれており、今も文章をあげる調整を行っているとのことだが、委託し

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文化は、誰のもの?#2 │ 文化盗用(cultural appropriation)について

文化は、誰のもの?#2 │ 文化盗用(cultural appropriation)について

 前記事では、日本における文化盗用とファッションについて触れてきた。

 今回の記事では黒人音楽における文化盗用、そして実際的に文化盗用を防ぐための手立てについて考えていきたい。

もう一度、文化盗用についておさらいしておく。

文化の盗用(ぶんかのとうよう 英: Cultural appropriation)とは、ある文化圏の要素を他の文化圏の者が流用する行為である。 少数民族など社会的少数者の

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文化は、誰のもの?#1|文化盗用(cultural appropriation)について

文化は、誰のもの?#1|文化盗用(cultural appropriation)について

 文化盗用、という言葉を聞いたことがあるだろうか。英語ではcultural appropriation、直訳すると文化流用である。ある人種の民族や文化を他の文化圏のものが用いる行為のことを文化盗用といい、流用の対象となるものには宗教および文化の伝統、ファッション、シンボル、言語、音楽が含まれる。特にアメリカのような多民族国家においては、このような問題への関心はとても高く、しばしば非難が巻き起こる。

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