記事一覧
ごあいさつ/profile
出口由加子と申します。イラストの仕事をしています。
この仕事を始めたのは、中年と呼ばれる年になってから。それまで長く出版社に勤めていました。
ねっから絵を描くのが好き、スキあらば手を動かしている、そんな生まれついてのイラストーレーター気質ではないのに、もともと文章の近くで仕事をしていたのに、呼ばれるようにこちらの道へ。
「人の脳というのは、できないことに挑戦しようとする性質がある」と聞いたこ
時代小説『あきない世傳 金と銀』、またまた止まらなくなりました
時代劇も苦手、時代小説(どころか小説)も読まない私に、「江戸時代と今が地続き」なことを感じさせてくれた高田郁さんの『みをつくし料理帖』(ハルキ文庫、全10巻)。
高田さんが次に手がけたのが、『あきない世傳 金と銀』シリーズ(ハルキ文庫、全13巻)。
また読んでるの? というくらい繰り返し読んだ『みをつくし料理帖』。もうこれ以外の小説はいらないというくらいに堪能し、気持ちは完結・充足していたので
老化に葛藤はつきものだけど
以前、ご紹介した「骨のことが好きになる」おすすめ絵本、『ながいながい骨の旅』。
この絵本のことは、上大岡トメさんのコミックエッセイ『老いる自分をゆるしてあげる。』(幻冬舎文庫)の参考文献で紹介されていて知りました。
今までとりたてて病気を経験したことのなかった上大岡さんが、50歳を目前にして喘息を発症。これから先、自分の体はどうなっていくんだろう、骨や筋肉、脳はどうなっていくんだろう……。と、
noteとクロッキー帳とMacBook Pro
noteを始めてみようと思ったとき、手に取った、『noteではじめる 新しいアウトプットの教室』(コグレマサト・まつゆう*著、インプレス)。
ページを作り始めて、もろもろの設定をするときのよきガイドとなってくれました。
こうした設定のあれこれはネット上でも検索できるし、ネットから得た情報もあった。でも、ひとつにまとまっていて一望しやすいところが本の魅力。
ところで、この本で、まつゆう*さんが
柿の種とトイレットペーパーが教えてくれた
仕事のおともに時どきつまみたくなる柿の種。いつも亀田の柿の種(6袋入りか9袋入りの個包装タイプの)。
先日、最寄りのOKストアに行ったとき、亀田の柿の種が見当たらなかったので、OKオリジナルの柿ピーを買ってみた。
こちらは個包装でなく、大袋入り、ジッパーなし。でも、パッケージにコストをかけない分、容量たっぷり、お値段お得。これはこれで清々しい。
で、変わりなくポリポリと楽しんでいます。
個
まるでマンガのようにスイスイ読んだ時代小説、『みをつくし料理帖』
唐突ですが、時代劇や時代小説がずっと苦手でした(小説=フィクション自体、めっきり読まなくなっていたのですが)。
時代劇はコスプレを見ているような感覚。自分の日常とは関係ないもののような気がしていました。
ところが昨年、高田郁さんの『みをつくし料理帖』(ハルキ文庫、全10巻)に出会って、ヘビーローテーションするほどに。
大坂生まれの主人公・澪が、縁あって江戸に渡り、いろんな出会いのなか、料理人
子どもだった夏の贈りもの
ローング、ローング、アゴー、中学生の時のこと。夏休み前、同級生の男の子に「お中元、くれ」と言われた。要は・・・プレゼント交換しようという話だったような記憶が。
贈りものをするとき、何を贈ろうかと考えるのは今ではけっこう苦にならない方なんだけど、中坊の頃はそこまで気が回っていたのかどうか。
小さな町の中心部にあった雑貨屋で(中高生が友だちへのプレゼントを選ぶのによく利用されていた地元のお店)、レ
ラジオを聴けない子どもたち
「小学生の娘がラジオを聴き取れない」という、警視庁の警備部災害対策課に勤めている方のツイートが、少し前、話題になっていたそうです。
ラジオが日常生活に溶け込んでいる私には、軽い衝撃でした。
ゲームやテレビ、スマホ……目から入ってくる情報に慣れている子どもたち。自分はもう慣れ親しんでしまっていたけれど、「ラジオを聴く」という行為には、習慣というか、練習(トレーニング)が必要なのかも。
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ハッとさせる声の届け方
3月24日で放送が終了した「伊集院光とらじおと」(TBSラジオ)。日常生活にとけこんでいたので、終了のお知らせを聞いたときは落胆した。
でも、こういうとき、知人の名言を思い出す。
「友だちを一人失うということは、新しい友だちができるということ」
ラジオを聴いてた時間が自由になると思えば、それもまたよし。
代わって始まった「パンサー向井の#ふらっと」も気が向いたとき聴くように。新しい番組や出演