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柿の種とトイレットペーパーが教えてくれた

仕事のおともに時どきつまみたくなる柿の種。いつも亀田の柿の種(6袋入りか9袋入りの個包装タイプの)。

先日、最寄りのOKストアに行ったとき、亀田の柿の種が見当たらなかったので、OKオリジナルの柿ピーを買ってみた。

こちらは個包装でなく、大袋入り、ジッパーなし。でも、パッケージにコストをかけない分、容量たっぷり、お値段お得。これはこれで清々しい。

で、変わりなくポリポリと楽しんでいます。

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個包装タイプはフレッシュ感があっていいけれど、開けた分全部食べてしまいがち。食べたい分だけ食べて、残りを次回にまわすこともあるけれど、ちょっと残ってるから全部食べちゃえ、と。ま、食べきれる分量なんですけど。

その点、大袋入りは自分の好きな分量でストップできる。かえっていいかも?と思うこの頃(と言いつつ、ザッザッザを何度も繰り返す)。

その昔、20代の頃、亀田の柿の種(6袋入り)を買うと、1袋だけにしておこうと思いつつ、あともう少し、もう少しと止まらず、結局5袋食べてしまう現象が続いたことが。

かと言って、不思議と6袋まで行かない。毎回、5袋でスイッチが切れる。さすがに今は1袋でおさまっていますが、あれって軽い柿ピー依存だったのかな。そう思い出すくらい、ハマっていました。

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食べたい分だけ取り出す大袋入り、かえって個包装タイプよりいいかも、自由に裁量できて。と、OKの柿ピーをつまみながら思い出したのが、学生時代の話。

静岡で過ごした大学時代。当時、学校の周辺には学生用の下宿が点在していた。どこかの下宿先に行けば友だちがいる・・・そんな楽しいエリア、牧歌的な環境でした。

その下宿群、ほとんどが台所やトイレ、お風呂は共同というスタイル。今でいうシェアハウスのような趣だった(現在はワンルームマンションが増えていると思われます)。

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ある時、下宿先のトイレで、ペーパーがミシン目のところでなく、途中でカットされているのに気づいて、静かに感動しました。

その頃、私はミシン目のところでカットするのを当たり前のように思ってそうしていたので、下宿先の友人が自分の好きな(必要な)ところでカットしていたことに、感動したのでした。「ペーパーから人の主体性が見える!」と。

大袈裟に聞こえるかもしれない話。でも、そのときは目からウロコ。これもシェア生活ならでは。

それ以来、ミシン目を気にせずカットするように。ミシン目の入っていないペーパーを好ましく思うようになりました。

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出口由加子|mokuren design
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