ごあいさつ/profile
出口由加子と申します。イラストの仕事をしています。
この仕事を始めたのは、中年と呼ばれる年になってから。それまで長く出版社に勤めていました。
ねっから絵を描くのが好き、スキあらば手を動かしている、そんな生まれついてのイラストーレーター気質ではないのに、もともと文章の近くで仕事をしていたのに、呼ばれるようにこちらの道へ。
「人の脳というのは、できないことに挑戦しようとする性質がある」と聞いたことがあります。
一方、夫は生まれついてのデザイナー気質。小学校6年生のとき、自宅を新築することになったとき、自分で図面を書いてハウスメーカーの担当者に渡していたとか。
私がイラストやデザインの制作をしているとき、アドバイスしてもらうこともたびたび。そのアドバイスを受けて修正するごとに、いい感じに仕上がっていくことも、数知れず。ねっからのアートディレクターなんですね。
でも、本人にとっては、できてしまうのは自然なこと。あえてデザインを仕事にしようと考えたことはなかったようです。
絵本作家の五味太郎さんが、『絵本を作る』(ブロンズ新社)の中で書いていました。
「楽しくやるってことは楽にやるということさ。生まれつき得意なことをやるのが楽なので、それが楽しいということさ」
五味さんにとって、絵本を作るのはラクなこと、得意なこと。
自分に置き換えると、文章を書くことは、いつまででもやっていられる、苦にならないことだと気づきました(整理整とん、も)。
当たり前のことすぎて意識していなかったけれど、自分にとってラクなこと・得意なこと、もっとやってみようと思うようになりました。
2000年にホームページを作って発信を始めたとき、「ホームページって〈壁新聞〉のようなもの」、そんな心持ちでいました。
noteでも、壁新聞スピリッツで、思いたったときに、好きなもの・そのときどき発見したことを発信していく所存です(もう一つの得意技、とっておきの片付け方法についても、お届けできたらと思っています)。
お好きなときに、遊びにきてね。
〔このサイトでは、Amazon.co.jpアソシエイトを利用しています〕
[付記] 兵庫県生まれ。今は東京に住んでいます。
文学部を卒業後、出版の仕事に長く携わったのち、桑沢デザイン研究所(夜の部)でグラフィックデザインを学び、2006年からフリーランスに。
その年ひらいた展覧会でイラストを展示したのをきっかけにイラストの依頼をいただくようになり、イラストレーターとしての活動をスタート。
トップページのプロフィールでご紹介した「元素の周期表ポストカード」と、姉妹品の「元素の発見年図ポストカード」は、国立科学博物館のミュージアムショップ(店頭)と、海猫屋、仮説社でお買い求めいただけます。
「元素の発見年図ポストカード」は、元素の発見の歴史をハガキサイズにまとめました。元素グッズは数あれど、元素を発見された順に並べビジュアル化したものもまた、おそらく世界で初めて。
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