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映画『グッド・ウィル・ハンティング』を観ての感想
※ネタバレあり
昔観た『グッド・ウィル・ハンティング』を再び観た。ストーリーは以下になる。
理解してくれる人がいること、愛してくれる人がいること、それが人にとっての幸せなのかもしれない。才能を持つことは二の次なのかもしれない。才能を持たなければ愛されないかもしれないことは……。その矛盾はこの映画は解いてくれない。
幼児期のトラウマを抱え才能を生かせない主人公は、精神分析医との交流
アイデンティティーと小説について少し考えてみた。
アイデンティティーと小説はどのような関係にあるのか。ここでは、僕が出会った本から抜粋して考えて行きたいと思う。
ここでは、日本文学におけるアイデンティティーという定義を明確に大江健三郎はしている。つまり「われわれは(自分は)、どこから来たのか?どこへ行くのか? そしていま、どこいるか?」である
島田雅彦が言う「私は何処から来て何処へ向かうのか?」は大江健三郎が定義した、「われわれは(自分