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プログラムノートの楽しみ方+α
演奏会に行くと必ず付いてくるのは、プログラムである。その日の演奏曲目、演奏者のプロフィール、演奏曲目についての説明などが記載されている。
プログラムは、演奏会ごとに個性が出るのでとても面白い。私の地元だと、名古屋フィルハーモニー交響楽団のプログラムは、その月の演奏曲目のみならず、次月の予習のためのコラムや、楽器配置や乗っているプレイヤーの一覧が書かれた別紙が挿入されていたりする。楽団のプレイヤー
初心者が、ついて行くべき演奏会③ピアソラ
アストル・ピアソラ(1921-1992)という作曲家をご存知だろうか。生没年だけ見ると随分最近の作曲家だということが分かると思う。2021年に生誕100年、2022年に没後30年を迎え2年連続のアニヴァーサリー・イヤーということで話題になった。
ピアソラはアルゼンチン生まれの作曲家で、タンゴの作曲家として、そしてバンドネオン奏者として有名だ。タンゴは社交ダンスのジャンルの一つでも有名だが、「タン
クラシックはロックだ!①
題名の通りの趣旨以外を、語る意図は全くない。が、「クラシック=ロック」という方程式を証明するためには、相応の説明や反証が必要だと思うので、いくつかの節に分けてゆっくり書いていきたいと思う。
筆者は、ロックも聴く。中学1年生の頃、姉の影響でBUMP OF CHICKENのライヴに日本ガイシホールまで聴きに行って、それがきっかけで彼らのライヴがある毎に、毎年のように足を運ぶことになった。このバンドも