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思想家の休日

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2024年2月の記事一覧

豪雨

豪雨

枯れた花の美しさに触れ、敷衍して行く意識の下部に散らばる理性や理念のようなものを消去し、くたばるだけのまにまに迫る有形や無形や、有象無象に対処し、革命により、広げらた無惨な穴に埋め込む意味すら、ひたすらに下賎で卑猥なものばかりであるし、あらゆる偏見を透過させ、悪を浮き彫りにし、卑賤な正義で誤魔化さずに、あらゆる証拠を集めて、昇華させる。成否に基づくエゴや、そこで毒付く君、あらゆる被害者意識が降らす

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粗暴

粗暴

相互する意識の羽、精神的な壁を打ち砕くための、ハンマーを持つ精神科医たる私、情報を錠剤に詰め込んで飲んでしまえば、もう何も、忘れる必要は無いのだと語りかける、悠長な君の策略や、理念なんかも消え去り、慟哭を繰り返すだけの、君の涅槃を旅しては、境目なんかに蹲る過程や、定期的な憂鬱により、発色する水母や、正解を仕る幼稚なギミックや、偶像崇拝を続けるだけの、惰性な正義が謳う秩序や、その場に溢れる退屈な生活

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外傷

外傷

観測されるまで、存在すらあいまいで、確定事項の中で磔にされた、原初の神や、開眼した先で見つけた真理から、はみ出す必然性や、成否の中でゆらぐ、物質やセオリーの端数、電脳世界を彷徨う野良猫たち、ジューシーな観念を吸い取るスポイトや、腐乱した主体をかき集めては、メタファーをゾンビ化させるマッドサイエンティストたち、あらゆる偏見を放射する太陽の活動期や、倦怠感を加速させるアフロディーテ、厭世観を捕食した最

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起伏

起伏

かさばる情念を駆け上り、理性なんかをひっくり返しては、怠惰な情景に潜む、影や形を切り取り描き、刹那に嘆じる所以や、勇敢にあらがう私たちとの衝突や、複雑で、幼稚な主観から生えるキノコや、そのキノコを貪り食う自称、正義の申し子たちや、耽溺を繰り返しては、過信ばかりを肥大させ、肥太った道理が、陰湿な結末なんかを枷に変え、身動きすらも取られなくなった値を、未だ崇めているだけの輩や、言い訳ばかりが迫る屈辱だ

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綴じる

綴じる

すべてを翻すためだけに、延命を繰り返して来た、この命、答えもなく、ただ、促されるものに反し、つたない命令を破り、曖昧な約束を無視して、端的な愛や、アイロニーが加速して、詭弁ばかりの忌々しい現実がショートして、火花散る脳内や、豊かさの象徴たる、君という愛おしい女神や、今に備わる、まばらな孤独や、厳かな真理や、森羅万象に朽ちるだけの、私という物質や、分離していくだけの、化合物や、こじれていくだけの、行

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篤信

篤信

ここにあるものなんて、依然として当たり前でもないし、誰もが、ありがたく受け取る意味なんて、簡単に、信じられるわけもないし、還元される理由から放たれ、うそぶく犠牲的な正義から解き放たれ、大義名分を振り回すだけの、利己的な世界にあふれる、退屈な規約や、大破した君の密度に迫る短絡的な快楽や、傀儡と化した意味合いから不確かな今に加工される道理や、理性すらもなく、漁る意識や、恒常的な憎しみや、強要されるだけ

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開花

開花

ノルマのために、作られた罪だとか、間とかが敷衍して、退屈な体系や、義務化した所以などが散りばめられ、銀河を形跡していく宇宙空間を飛び回る宇宙船や、先鋭な過程や、あらゆる厭世観をゆりかごにして育った恨み辛みが、蓄積されていく現実を貪り食う野良猫たる自分、狂気を抱え、カタルシスのために、集団ヒステリーを引き起こすための、ニセモノの情報をひけらかす、ネットワークの住民たち、滞るだけの、今に現れる矛盾に虐

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媚態

媚態

自分の承認欲求のために、人の死まで利用する奴らが集う、ネットワークの中、迫害されるだけの自分や、人間になんて、支配されたくもないから、迫害されたままにさすらって、差すらなくなって、ただ、ひたすらに消費して続けるだけの、堕落した世界が云々と騙すような奴らが、誰かが出し抜くために、嘘つくだけの歪な日々や、まだ使い切れてすらいない脳内や、ないがしろにした主観から生える木々や、観点を破棄し、次元にとどまら

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単なる愛

単なる愛

静謐な回路を繋ぐ労働者たち、あらゆる偏見を乗り越えて、湿地帯で揺れ動くジレンマは、順序も守らずに、磨耗していくだけの日々の幼稚さにより、気が触れてしまい、どこを見るわけでもなく、叫んでいる人々を、裁くためだけの冬も終わり迎え、甘美な春に囚われた恋や、閉塞的な本の中に備わる観念を綴じる接着剤の香りが、リリカルなものを膨らませ、やがて、脳髄や、詩的なものが敷衍して、体系化した不満なんかをかき消しては、

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思いの覇権

思いの覇権

思い残しも、すべて食べ尽くしてしまった君の笑顔、絶え間なく広がるだけの、世界の片隅に横たわる価値観や、勘違いばかりを引き起こす疾しい過ちを、うやむやにするだけの、惰性な日々や、悲観的な余韻、異物感を抱えた君たちの歪な意味や災厄、憎しみばかりを加速させる原理に、突き刺さる槍、倦怠感を撹拌させる、轟々と唸る風や、懐疑的な日常に縫い付けられていく面影も、不快感を表し、退屈な行間に住まう孤独の容量や、恒常

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腐食

腐食

月面を散歩する野良猫たち、コールタールに塗れた海鳥たち、アンニュイとした観念が孕む子供たちや、忘我に潜む孤独な大人たち、歪む論理を掻き鳴らす純情な花、ぬいつけられた意識を噛み締める縫いぐるみたち、貪婪な悪意を蔓延らせる道理や不規則な過ち、意識を強制収容する権力的な何かしらに反し、紊乱な衝動を焚き付ける情報や、麻痺した脳内に促され続けるまやかしにより、快楽物質を放ち、あたかも、そこで感じているかのよ

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無害

無害

やつれた今朝を愛撫して、意識を旋回する鼓動や、虚空を彷徨う、深夜の相違、印象的なクッションが、延焼する様をぼんやりと眺める、精悍な顔つき、凡庸な主軸が折れては、世界的な問題を睨みつけ、軌道修正も出来ずに、成層圏から飛び出し、紫外線で汚れた情念や、溌剌とした観念や、迎合されるだけの罪の濁流、流動的な話は、聞き取りづらいから、もう、何も聞こえないふりをして、普段から、疾しい化粧で彩られた、不感症な君の

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甘美

甘美

慟哭を続ける三葉虫たち、あらゆる法を潜り抜けるネズミや、約束を突き破るサイの角、理想論を積み上げる男たちの心の中の焦土、分断を繰り返し、過信ばかりで囲われた世界で、逡巡してばかりいるし、徒に時を静観し、気付けば、年老いていた辺りから、示す値などから締め出され、試験管で産まれた、リベラルな子供たちの孤独や、恒常的な痛みに平伏す市民たち、漂う雲を眺めては、散漫な儀式の奴隷になるだけの、曖昧な理想や、突

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浮遊

浮遊

物事との同調や総和の後、切れ端を集める、機械的なファシズム、昔話の中で、根絶やしにされた記憶から、枢要な憎悪を、ロジカルに点滅させる電気信号、想念を噛み砕いて、あらゆる悲劇を損傷させ、囁く道理が、蔓延る悪意を漁り、新たな契約を結び、同じようなサイクルの中で、際限あるものを生み出して、あらゆる悲劇を加速させ、供物として運ばれていく君たちの定めや、最たる意味も砕けてしまい、並行世界を破滅に至らせるよう

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