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#お仕事の話

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失業、無職、転職など、波乱万丈のお仕事人生。何が来ても意外と平気。今、落ち込んでていても何とかなるものです。
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2021年9月の記事一覧

不安の正体を知る

不安の正体を知る

不安に実体はなく、妄想とそう大きくは変わらない。

失業することが決まり、ふと背筋が凍り、自分の浅はかな行動を悔やんだりもする。ただ、それは漠然としており、いたずらに自分で不安を煽ってしまっているような気もする。

というわけで、自分が何を怖がっているのかを整理してみた。

①正社員の特権とも言える手厚い社会保障から外れてしまうこと(厚生年金や健康保険など)

②来年の税金の額はどうなるのか

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台風16号、我が現実逃避を打ち砕く

台風16号、我が現実逃避を打ち砕く

2021年9月28日現在、台風が関東に向かっている。普段は、台風の動向などそれほど気にしないのだが、今日、非情な現実がやってきた。

わたしは小旅行を画策していた。もちろん、一人きりで、マスクをして、見知らぬ土地を歩き、失業の傷を癒す予定であった。

ここ数日、電車の乗り換えを確認したり、『るるぶ』などを楽しく読んだりしていたのだが、今日の昼間、予約していたホテルから電話がかかってきた。

「台風

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おすすめのペンと断捨離

おすすめのペンと断捨離

ここ最近、思考がまとまらず、集中できない感じがする。「感じ」だけなので、「えいや!」と覚悟を決めれば、まだタスクをこなすことはできる。

(鬱に入ると、できなくなるので気をつけなきゃ)

その理由は、雑然とした部屋にあると思う。退職を機に、自宅に私物を持ち帰っているのだが、予想以上に、物が増え続けている。仕事に役立つかもしれない本、クリアファイル、ボールペンなどの類が、狭い部屋のスペースを取ってい

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無職という不安

無職という不安

退職することが決まり、それを同じ部署のみなさんに伝えたり、取引先に後任を紹介したり、データを整理したり、という作業を粛々とやっている。

すると、突然「あ、わたしはパージされるんだ」と思ってしまった。

purge
【他動詞】
〔敵や望ましくない人物を〕追放する、粛清する
・The party purged its corrupt members. : その党は不正を働いた党員たちを追放しました。

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空間を買う

空間を買う

今、ある資格を調べるため、無料説明会に行ったりしている。

いくつかの学校を比較したうえで受ける講座を決めようと思っていたのだが、一番最初に行った一番高い学校の講座に申し込みをしてしまった。

その理由を少し考えてみた。

申し込みをした学校はスタッフの方が白いシャツにジャケットで清潔感があり、インテリアも洒落ていた。何より、教室の仕切りの上半分が透明なので、いろんな教室を見渡すことができ、窓から

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マネタイズというケチくささ

マネタイズというケチくささ

「時は金なり(Time is money)」ということわざは、幼少時から頻繁に聞かされてきた。

「時間は貴重なものですから、大事に使いましょう」

これぐらいなら、受け容れることは難しくない。

しかし、これが行き過ぎると、時間管理と効率化、なるべく無駄な時間を過ごすな、という抑圧がやってくる。

物事を「金になる」「金にならない」の二分法で判断することの、せこさ。

「いつか金になるかもしれな

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うっすら傷つく

うっすら傷つく

傷つけられたことに瞬間的に気が付くときと、時間が経過して「あれ、なんか痛いかも」と気が付くときがある。それは内出血の青痣に似ている。病院に行くほどでもないし、泣きわめくほどでもない。ぼんやりとした鈍い痛みだ。でも、痛くないわけではない。

今回は、後者であった。昼食を食べて、昼寝をして、散歩をして、買い物に行って、冷蔵庫に野菜を詰めながら、自分が傷ついていることに気が付いた。

わたしは、転職のこ

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気が重いと体も重くなる(出社のライフハック)

気が重いと体も重くなる(出社のライフハック)

今回は退職目前で、いやいや出勤しているあなたにライフハックを紹介したい。

さあ、自我を捨てましょう。

朝、目が覚めました。

おやおや、動きたくないようですね。

そんなときは、幽体離脱をして、もう一人の自分を呼びましょう。

もう一人の自分が、もう一人の自分を抱きかかえ、洗面所へ連れて行ってくれます。顔を洗い、トイレも済ませます。白湯でも飲みましょう。

「よくできました! 頑張りましたね。

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ぶり返す怒りについて

ぶり返す怒りについて

なぜ「感情」を反芻してしまうのだろう。特に「怒り」は、しつこい。

退職することが決まっている職場に行くのは苦痛で、とりわけ月曜日がきつい。土日で気持ちが解放され、未来のことを考えていたはずなのに、過去に引き戻される。すると、ふつふつと怒りがわいてくる。

穏やかな気持ちが、急にざわつき、怒りが戻ってくる。職場の事物や空気感がいろんなことを想起させるのだろうか。

もちろん、これは、わたしの脳の癖

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深い眠りと作業効率について

深い眠りと作業効率について

わたしは惰眠を貪るのが好きで、それこそ、10時間、半日近く眠る日もある。ただ、そのあとは、大した活動はできない。頭がぼんやりとして、特に何をするわけでもなく、時間が過ぎていく。

仮眠のつもりで寝落ちしたときにだけ得られる深い眠りがたまらなく好きだ。

働いて疲れ、夕飯を食べ、もう起きていられない、というとき、ちょっとだけ寝ようと横たわる。気が付くと、3時間、6時間経過しているのだが、こういうとき

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ファッションと美容に対する欲望

ファッションと美容に対する欲望

ここのところ、ファッションと美容に全然興味が持てない。

もちろん、2020年の新型コロナウィルスの流行が始まりであったことは間違いない。

どこかに出かけてはいけないし、新しい人に会ってはいけない。

だから、ばっちりメイクをして、新しい服を着て、自分をよりよく見せる必要もない。

だんだん、ファンデーションでマスクが汚れるのも嫌になり、メイクは最低限で済ませるようになった。

そのうえ、未曽有

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山田智恵(2021)『新版 ミーニング・ノート』の読書感想文

山田智恵(2021)『新版 ミーニング・ノート』の読書感想文

山田智恵著『新版 ミーニング・ノート 1日3つ、チャンスを書くと進む道が見えてくる』を読んだ。2021年に金風舎より出版された本である。

わたしは、人間がどうすれば幸福になれるのか、といった本などはわりとよく読むので、「その日にあったいいことを3つ書きましょう」という日記の存在は以前から知っていた。

著者の山田さんは、それをさらに展開させて、チャンスを3つに大別している。

確かに「よかったこ

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仕事に飽きる

仕事に飽きる

石の上にも三年、という言葉は昨今、否定的なニュアンスで使われることが多いと思う。

わたしも諸手を挙げて賛成とまでは言えないが、一理あるとは思っている。

はじめての仕事、新しい仕事も、慣れてくれば、徐々にルーティンワークへと変化する。

できないことに遭遇すると、右往左往したり、焦ったり、恐怖を感じたり、仕事に行く前にとてつもなく憂鬱になったりする。

わたしはあまりに苦手な仕事の研修に行く前、

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ゴシップがうるさい

ゴシップがうるさい

ここ最近、ゴシップニュースが本格的に面倒くさくなってきた。

ネットに触れるようになってから、習慣的に見てきたYahoo! ニュースだが、ここのところ、見ても嫌だなと感じることが多い。

それに気付いたのは、『菅田将暉&小松菜奈「超高級マンション」で結婚へカウントダウン!』という見出しを目にしたときだ。わたしは、菅田さんに対しても、小松さんに対しても、好感を持っている。しかし、取り立てて彼らに対し

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