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令和6年 黒石寺蘇民祭 体験記
早いもので黒石寺蘇民祭から1ヶ月以上が経ち、本格的な春が始まろうとしている。しかし、あの日の一体感と熱狂はまだ残っていて、本当に祭りが終わりを迎えたことを信じられない気持ちでいる。記憶が風化してしまう前に、黒石寺蘇民祭の参加体験記として書き留めておきたい。
5年振りの黒石寺蘇民祭に参加して令和6年2月17日、岩手県奥州市で行われた黒石寺蘇民祭に参加した。
最後まで祭と向き合い、「やり切った。自信
今だからこそ記したい黒石寺蘇民祭② 生命誕生の物語を追体験
黒石寺蘇民祭とは何か?
それは生命誕生の物語を追体験できるお祭りだ。
前回は、祭に参加する一個人の立場から蘇民祭を表現したが、今回は少し俯瞰をして蘇民祭を語ってみたい。
黒石寺蘇民祭に初めて参加したのは2015年のこと。当時一緒に行ったアメリカ出身女性の友達が、祭の全体を観察して最後にこんな感想をくれた。
すごく簡単に訳すと、こんな感じ。
「それぞれ違った個々が一つの脈打つ塊になっていく」「
コツコツできる自信のつくり方
どこぞの自己啓発本みたいなタイトルだが、最近ふと思ったことだったので書いてみることにする。
ここ2年くらい(もっと長いか)、ほんっっっとうに自分に自信が持てなかった。コロナ期が始まってしばらくした去年の秋口からなんかはかなり重度で、塩をかけられたナメクジばりに小さく小さくなっていた。それが、今はだいぶ良くなった。
よくなった理由は、ある一つのことを続けられているから。それは「歩く」こと。一ヶ月
何を書こうか迷う。発信の本質とは?
小さな団体の経営者として、4年以上祭りのことを考え続けている人間として、発信の重要性を何度も問われていながら筆が進まず早二年ほど...。
しかし、今日は偶然早起きして朝から散歩で根津神社にお参りして帰ってくる途中にふと「発信の優先度をあげよう」と思えたので、まず動いてみることにした。
でもいざ久々にnoteに向き合うと、何を書こう、となってしまう。ネタはいろいろあるはずなんだけど、誰に向けて書
コンパスを失ったイカダ
まるでコンパスを失ったイカダのように、大海原を一人で漕いでいる気分。
こっちの方向にいったら、大変かなぁ。あっちも大変だよなぁ。
独りなわけじゃない。助けてくれる仲間、応援してくれる人たち、期待してくれる人たちもいる。でも、孤独だ。
どうにもこうにもならなくなってきた。
誰に相談しよう。何をどう相談しよう。
自分自身を大事にしたい一方で、面倒臭いとたまに呪いたくなる。
祭りは誰のもの? 前編 @熱海こがし祭り
「三密を避けながら神輿って一体どう担ぐんだろう?」
朝一番に頭に浮かんだことは、横でスヤスヤ眠る生後6ヶ月の愛娘のことではなく、祭のことだった。
妻は呆れていた。かなりの重症のようだ(笑)
祭から離れてほぼ半年。こんなこと想像しても仕方ないから、実際の現場に足を運ぶしかないと思った。7月16日、向かったのは熱海だった。
東京を出るのは5ヶ月ぶり。久々の新幹線は飛沫を意識して一番後ろの席に座る