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【読書と私】⑥森絵都/『出会いなおし』を楽しみたい作品たち
最初に読んだ森絵都さんの小説は『みかづき』。
本来はそれを再読して記事を書きたいと思っていた。
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『みかづき』は、なかなかの厚さで読み応えがあった覚えがある。
本職ではない用務員の男性が、教える才があり、放課後に勉強を教えるところから始まって、縁から塾で教えることになる。個人塾、大手塾等も含めて、「子どもの勉強を支える」状況と、結婚、出産、子の世代になっての話が交差して、教育のことでこん
【読書と私】⑤マチネの終わりに:単行本で読む理由
序 読むきっかけ
平野啓一郎氏の本を似たようなタイミングで2冊読んだ。(『本の読み方 スロー・リーディングの実践』『死刑について』)読む前に、3冊くらい読んだら“平野啓一郎フェア“だわなんて思っていた。読むとしたら、あとは『マチネの終わりに』かなと思いながら、どことなく二の足を踏む気分だった。そう、外食でメニューを決める際、イチオシメニューを避けて選び、失敗する私。どこかひねてる私が頭を出す。
【読書と私】③本の読み方 スロー・リーディングの実践:能動的に取り組む学習参考書
この本を読もうと思ったのは、この記事がきっかけでした。
この記事の前に、u1…さんの他の記事から『スロー・リーディング』の話は聞いていた気がしますが、ここで紹介されて読もう!という気になりました。新聞の書評とか、雑誌で紹介されている本とか、読もうとメモをとったり検索するところまでは度々しても、日常に忙殺されてそうした本を読んだ試しがほとんどなかったところ、とうとう行動に至ったのです。今後の記事に