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【読書と私】

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読書感想ならびに、その本を読むに至ったエピソードなども含めた本や著者に関した話です。
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記事一覧

77.【読書と私】⑳育自書の一つと思って読んだ若者に関する本2冊

人生に何かとガイド本は必要。全くその通りにする気もないのだが、旅のガイド本や、育児書の類…

72.【読書と私】⑲宮本輝/水のかたち:変わらぬ旨さとともに思ったこと

宮本輝と吉本ばななの対談集『人生の道しるべ』を見た中で読みたいと思っていた『水のかたち』…

69.【読書と私】⑱星の王子さま/サン=テグジュぺリ:ついに読んでみた☆

以前につぶやいたことがありますが、いわゆる「名作」と言われるもので、なかなか読み進められ…

65.【読書と私】⑰動物農場/ジョージ・オーウェル 山形浩生訳:寓話だから読める

イブリースさんの(意味が分かると怖い話)シリーズにはまってた時期があります。また、気分転…

64.【読書と私】⑯人生の道しるべ/宮本輝 吉本ばなな:対談を楽しみながら選書

毎度の長い前書き 宮本輝が好きで読んでました。たくさん読んだ気がするのだけど、そうでも…

62.『左手のフルーティスト』を読んで:先輩の本に完敗【読書と私】⑮

※長文です。時間ない方は 第4楽章の動画をぜひ見てください。 第1楽章 本との出会い n…

58.【読書と私】⑭ある男/平野啓一郎:小説という技法で人生が詰め込まれてる

平野啓一郎の作品には、後期分人主義小説という括りがあるようで、その中の『マチネの終わりに』 『本心』は読んだ。そして、二つの作品の間にあって、なんとなく飛ばしていたようだった『ある男』を読み終えた。平野氏の作品と知る前に映画の予告で知っていた作品。 映画の予告でも耳にした“愛したはずの夫は、まったくの別人でした”のフレーズにあるように、 と、先が気になる内容でもあり、休む間も惜しんで読みすすめられた。確かに面白かった。だけど、先の二つの作品に対して、どこか盛り込み過ぎな感

56.【読書と私】⑬蜜蜂と遠雷/恩田陸:多感覚にメディアで楽しむ読書

これは、私のバランス感覚なのかなと思いますが、深刻なものを読むと、軽いものか系統の違うも…

53.【読書と私】⑫なぜ働いていると本が読めなくなるのか/三宅香帆

最近テレ東の“あの本、読みました?”という番組をTVerで見ています。 読書好きの鈴木保奈美…

52.【読書と私】⑪本心/平野啓一郎:小説の面白さを堪能する一冊

平野啓一郎さんの本を何冊か読んでいた。普段見ない漢字のことばがあって小難しそうな印象が一…

49.【読書と私】➉ノルウェイの森(再読):30年越しの郷愁と検証

タイトルはサバ読んでます。30年以上経ってますが、何となく数字の切れが良いところにおさめ…

48.【読書と私】⑨『静かに生きて考える』森博嗣:メンテナンスを楽しむ日々へ

出先で、読むのに購入した本です。その時は沢木耕太郎の対談集と迷ったところ、どっちが良かっ…

47.【読書と私】⑧『私とは何か「個人」から「分人」へ』:私の中で概念とラベルが格…

「分人」という言葉を初めて知ったのは、もう半年前になるドラマについて語るYouTubeだった。 …

45.【読書と私】⑦『はりねずみかあさん』:“お母さん”を支える絵本

絵本って、大人も楽しめますよね。むしろ、大人の方にひびくようなものもある。そんな絵本の話です。   ✳︎ ✳︎ ✳︎ 子どもが小さい時には、絵本の読み聞かせはしようと思って、ブッククラブで定期購入をしていました。 ・童話館ぶっくくらぶ ・クレヨンハウス   こちらのことは、またの機会に書きたいと思います。 ・こどものとも社(保育園で購入)   『 0・1・2』シリーズのものが、話もシンプル でかつ絵のクオリティ