今あるものを最大限に活かす その3.43 未来のためにできること 当たり前過ぎて意識しなくなっていること
常に最先端に身を置くというのが私の信条です。
だからこそ今あるものを最大限に活かすということを常に意識しています。新しいものに貪欲であるからこそ、新しいものを喰い散らかさないという感じでしょうか。
経緯
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義父母が残した鉄骨住宅。東京から鉄道でも車でも1時間程の通勤圏ですが、海と丘陵が美しい街に有る義父母が残した鉄骨住宅。次世代の未来のために別荘気分でアップデートしておこうかと。
稀に見る強固な岩盤地質に理想的な社会インフラとして設計された街に、
(その辺りはこちらをお楽しみ下さい。)
オーバースペックの鉄骨住宅。
(その辺りはこちらをお楽しみ下さい。)
その持ち主の義父母の介護を仕事を辞めてまでやり切って、この不動産を吾妹が相続したのでした。
とは言え義父母の自宅介護中も少しずつアップデートをしていました。
自宅だけではなく自宅周辺の道路や階段、そして隣接する公園の除草やアルカリ性化によるアップデートもしていました。ある意味で社会貢献。
正に身近なことから一つ一つですかね。
その3.23は、社会貢献の続編で、向こう三軒両隣と公園を超えて少しずつ街を綺麗にして行く事を始めているというお話でした。
その3.3鉄骨住宅そのものに関するアップデートです。
駆体の構造設計の良さを活かして、明るいティファニーカラーをアクセントにデザインを一新。その上で再生可能エネルギー設備まで具備しました。
その3.40からは庭に関するアップデートです。先ずは義父母からの初期状態の庭の風景を。これはこれで統一感が有りました。
しかし、鬱蒼とした森のような庭には課題が多く、
①隣家からの高木に対する苦情
②森に住む様々な危ない動物たち
③棘のある危ない植物
④湿度
⑤防犯
そのソリューションとしては家族で駐在したカリフォルニアの庭が良いお手本になると言う結論に…
その3.42は隣家からの
①隣家からの高木に対する苦情
この苦情に対するソリューションについてでした。
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正に別荘という位置づけの家を、次世代の未来のためにアップデートをと考え実行してきました。
その3.4シリーズは、比較的温暖な地方にある庭に関するアップデートの始まり始まり。
解決すべき課題がいくつか有りました。
①隣家からの高木に対する苦情
②森に住む様々な危ない動物たち
③棘のある危ない植物
④湿度
⑤防犯
順番に考察していきます。今回は
②森に住む様々な危ない動物たち
鬱蒼とした森のような庭は危ない動物の宝庫。しかも或る統計的な確率で洗面所/お風呂場、台所といった水場で下水への排水口が有る場所からの家屋内に侵入しています。
ソリューションとしては
·侵入直前に駆除する
·そもそも生息させない
の2手。
家屋内への侵入者毎の対症療法(笑)を先ず。
ムカデ
ゲジ(ゲジゲジ)
ナメクジ
と真面目にそのなんたるかを知ったのは今回の事前調査でした。
これらは取り敢えず総合的な殺虫剤で庭で発見したら都度駆除したり、建物の周りの壁面に沿って切れ目なく数cm以上の帯状に殺虫剤を散布したりしました。
具体的には雨に強い総合殺虫剤を選択しました。
コツは
·発見時の散布は少なくとも30cmx30cm程度以上の広域に
·切れ目なく建物の周りを囲む
·風雨による散逸を見ながら定期的に追加散布をする
です。既に家屋内に侵入していたものも駆除が終わり落ち着くまでには3年掛かりました。
アシナガバチ
ミツバチやスズメバチを含むハチ類全般ということですが、特に半島ではアシナガバチが多く当初は巣の撃退からのスタートでした。ベランダの床の下面に最大の巣があり人間の動線と重なっていたのでハチ用の広範囲に大量の薬剤を散布できるスプレーを使って駆除しました。大きな巣でしたので数日掛けてしつこく薬剤を散布した後、巣を落として再度薬剤を散布。確実に内部まで薬剤が効いたのを確かめて処分しました。
以降は特に春先の営巣(えいそう)時期にはマメに飛来するハチを駆除することで営巣を阻止し、巣を完全に一掃しました。丘陵地なので本当の森からの飛来は防げませんが、それでも駆除を初めて10年を超えた最近は飛来するハチもほぼ無くなりました。
ゴキブリ
これは繁殖地となって居たのか大量に家屋内に侵入してきて居ました。転居10回以上の経験でも初めて住んだ古い社宅以上に酷い状態でした。
ゴキブリは相対的に手頃な価格で入手できるホウ酸団子を大人買いして、物量作戦で駆除することが有効です。1年間有効で様々な形のものが入っている高級な駆除剤も有りますが、古典的なホウ酸団子の進化版が最も有効です。特にコンク(濃いということだと)ゴキンジャムのゴキブリ誘引力は凄いです。
コツは、
·建物の基礎部分の通気孔全てに複数個配置すること
·洗面所/お風呂場、台所にも複数個配置すること
·団子の減り具合、劣化を最低でも毎月観察しつつこまめに新しいものを配置することです。
また、ビールの空缶だけをビニールの袋に詰めてその口を閉めずに空けたままにし、家を取り囲んでいる総合殺虫剤の外側に置き、付近にコンクゴキンジャムを数個配置すると、残ったビールとゴキンジャムの吸引剤の吸引力で昆虫類は根こそぎ駆除できます。
これで空中から飛来するゴキブリ以外は完全に制圧できました。飛来するゴキブリは目にしても放っておけば吸引剤に惹かれて駆除されます。
アリ
これは先ずは蟻を見つけたらこまめに駆除し、前出の雨に強い総合殺虫剤を広めに散布します。加えて巣穴からの薬剤散布をします。これで殆ど駆除されます。
そこまで行けば後は蟻を見つけたら駆除してその付近にアリの巣コロリを配置して、発見できなかったアリの巣への対策をします。この方法は例えば建物の床下の巣穴への対策もできますので有効です。最近は価格が下がりましたが、発売当初は相対的に高価なので仕上げに使いました。それでも高いのでこの方法で良いかと思います。
ハエ、蚊も酷い状態でした。こちらは対症療法でスプレー式の殺虫剤でこまめに駆除しました。
ダニ類家屋内に入った蜘蛛を駆除せずに放置することで対策しました。蜘蛛は総合的な殺虫剤で駆除されてしまいますが、それでも適度に繁殖しダニは制圧されていました。しかし今年の気温が40℃に迫る酷暑の為に大繁殖しました。
ダニの分類群は蜘蛛鋏角亜門クモガタ綱の節足動物。
なのでダニの駆除剤は蜘蛛も駆除してしまいます。しかし掃除機でこまめに駆除しても間に合わない程大繁殖してしまったので、仕方なく燻煙型のバルサンを投入しました。
これは効果てきめんでした。処理後掃除機で死骸を駆除することも忘れないのが肝です。ハウスダストになってしまいますから。
そしてもう一つのソリューション
そもそも生息させない
については、この庭を開放的な庭に大転換することです。これは後述しますね。
取り敢えず此処まで。
まぁこんな感じでゴールは遠いものの確実に作業は進んで行くのでした。
つづく