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今あるものを最大限に活かす その3.42 未来のためにできること 当たり前過ぎて意識しなくなっていること

 常に最先端に身を置くというのが私の信条です。

 だからこそ今あるものを最大限に活かすということを常に意識しています。新しいものに貪欲であるからこそ、新しいものを喰い散らかさないという感じでしょうか。

経緯
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 義父母が残した鉄骨住宅。東京から鉄道でも車でも1時間程の通勤圏ですが、海と丘陵が美しい街に有る義父母が残した鉄骨住宅。次世代の未来のために別荘気分でアップデートしておこうかと。

 稀に見る強固な岩盤地質に理想的な社会インフラとして設計された街に、
(その辺りはこちらをお楽しみ下さい。)

 オーバースペックの鉄骨住宅。
(その辺りはこちらをお楽しみ下さい。)

その持ち主の義父母の介護を仕事を辞めてまでやり切って、この不動産を吾妹が相続したのでした。

 とは言え義父母の自宅介護中も少しずつアップデートをしていました。

 自宅だけではなく自宅周辺の道路や階段、そして隣接する公園の除草やアルカリ性化によるアップデートもしていました。ある意味で社会貢献。

 正に身近なことから一つ一つですかね。

 その3.23は、社会貢献の続編で、向こう三軒両隣と公園を超えて少しずつ街を綺麗にして行く事を始めているというお話でした。

 その3.3鉄骨住宅そのものに関するアップデートです。
駆体の構造設計の良さを活かして、明るいティファニーカラーをアクセントにデザインを一新。その上で再生可能エネルギー設備まで具備しました。

 その3.40からは庭に関するアップデートです。先ずは義父母からの初期状態の庭の風景を。これはこれで統一感が有りました。

しかし、鬱蒼とした森のような庭には課題が多く、
①隣家からの高木に対する苦情
②森に住む様々な危ない動物たち
③棘のある危ない植物
④湿度
⑤防犯
そのソリューションとしては家族で駐在したカリフォルニアの庭が良いお手本になると言う結論に…

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 正に別荘という位置づけの家を、次世代の未来のためにアップデートをと考え実行してきました。

 今回は比較的温暖な地方にある庭に関するアップデートの始まり始まり。

解決すべき課題がいくつか有りました。
①隣家からの高木に対する苦情
②森に住む様々な危ない動物たち
③棘のある危ない植物
④湿度
⑤防犯

 順番に考察していきます。

①隣家からの高木に対する苦情
 隣家と接するのは東側だけです。その隣家側の最大の課題は柘榴(ざくろ)です。義父母にとっては柘榴は、子孫繁栄をあらわす縁起の良い果実という認識でした。

 因みに仏教では「吉祥果」という呼び名でおめでたい感じかなぁ。 鬼子母神が手に柘榴を持つのも、人肉の味がするからという不吉な感覚ではなく子孫繁栄を願う仏教の思想が反映されているという解釈。

 柘榴についてはこちらをご覧下さい。


 こちらも事前調査で見つけた資料です。比較的読みやすかったので折角ですからご紹介しますね。


 一方で縁起が悪いという考え方も有ります。その辺りはこちらの解説が比較的まとまっているかと…

 その柘榴、1階部分と高枝鋏の届く範囲は手入れをされて境界線を超える枝は殆ど有りませんでした。しかし高枝鋏の届かない高ささからは遥かに境界線を超えてお隣さんの2階の屋根の上まで被っていました。
 義父母の介護度が上がってしまった頃にお隣さんから柔らかく苦情が。状況を見て欲しいと呼ばれてお隣さんの庭から柘榴の伸び具合を観察すると、よくここまで我慢して下さったかと思う位酷い状況。お隣の家の屋根を超えて2階の壁に穴を開けかねない程の生育ぶり。

 酷すぎる

 即剪定することに。
先ずは我が家の2階の屋根からノコギリの届く限りの枝を手で始末ができる範囲で少しずつ剪定しました。
 次に1階に降りてお隣の家の方向に伸びている枝を全て剪定しました。此処までに丸一日を費やしました。義父母を刺激かしないように少しずつ少しずつ剪定を進めました。
 結局高さは2m程度で隣家方向の枝は全て剪定、自宅側も屋根の上まで伸びていた枝は全て剪定して建物に触れない程度にまで…。気を遣ったのは、下を歩く分には雰囲気が変わらない様に枝を残して、視角外の枝のみを剪定することでした。

 閉口したのは棘(とげ)。作業性が極めて悪く切り取った枝をゴミ出しのルールに従って50cm程度にして束ねる必要が有るのですが、作業量が多く度々棘が指に刺さりました。革の手袋をも突き破って指はポロポロに…(泣)
 燃えるゴミの収集作業をする方に怪我があっては申し訳ないのでゴミ出し時には

トゲ注意

と貼り紙をし万全を期しました。

何とも厄介な植物。

 この経験は③棘のある危ない植物のソリューションに大きく影響することになりました。

 約1ヶ月を使っての丁寧な作業は完了して、隣家の方にも確認してもらい境界線を超える枝もなく、そちらに向かう枝も剪定したので当分の間はご迷惑をお掛けすることはないということに。

 一方義父母も通常の剪定の範疇との理解で事なきを得ました。

 取り敢えず此処まで。

 まぁこんな感じでゴールは遠いものの確実に作業は進んで行くのでした。

つづく 



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