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今あるものを最大限に活かす その3.21 未来のためにできること 当たり前過ぎて意識しなくなっていること

 常に最先端に身を置くというのが私の信条です。

 だからこそ今あるものを最大限に活かすということを常に意識しています。新しいものに貪欲であるからこそ、新しいものを喰い散らかさないという感じでしょうか。

経緯
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 義父母が残した鉄骨住宅。東京から鉄道でも車でも1時間程の通勤圏ですが、海と丘陵が美しい街に有る義父母が残した鉄骨住宅。次世代の未来のために別荘気分でアップデートしておこうかと。

 稀に見る強固な岩盤地質に理想的な社会インフラとして設計された街に、
(その辺りはこちらをお楽しみ下さい。)

 オーバースペックの鉄骨住宅。
(その辺りはこちらをお楽しみ下さい。)

その持ち主の義父母の介護を仕事を辞めてまでやり切って、この不動産を吾妹が相続したのでした。
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 と言っても我が家は都区内にあり、正に別荘という位置づけ。ならば次世代の未来のためにアップデートをと考えたのでした。

 介護時から少しずつこの鉄骨住宅のアップデートを初めました。先ずは義父が一新を先送りしたキッチン。ガスコンロのフルメンテナンスと

錆だらけで油が熱で固着して真っ黒だったガスコンロ

熱で固着した油の一部は未だ取れず
左側から引き続き少しずつメンテナンス中

換気扇のフルメンテナンス。

錆だらけで油も熱で固着していた
昭和の換気扇

 酷かった状態を知っている義父も感心してくれる程見違える様にまともになった昭和のシステムキッチン。普通に使えるまでにに蘇りました。

初期の状態から比べればこれでも

見違える様になった昭和のシステムキッチン

 キッチンがまともに使えるようになり、これで自宅介護が余裕を持ってできるようになりました。

 また、通信と放送のインフラもアップデート。ケーブルテレビの契約を拡大して視聴可能番組数を増やし海外ドラマを楽しめる様にし、インターネットも高速回線に切り替えました。しかしその後インターネットの実効速度が遅く何度か調整して貰いましたが改善せず、NTTドコモさんのプロモーションに乗る形で光回線に切り替えました。

 これで自宅と同じ放送と通信のインフラになったのです。
自宅のインフラについては、宜しければこちらをお楽しみ下さい。

 法面のコンクリートも雑草やコケが生えていました。こちらはコククリート用補修剤で目地等の割れや欠けを修理し、除草剤やカビキラーで根気よくメンテナンスをして、次亜塩素酸塩を使ってのコンクリートのアルカリ化にも成功。黒ずんでいたコンクリートは真っ白になり息を吹き返しました。

 具体的には先ずは自宅前のコンクリートで試験。アスファルトの道路と敷地の間の溝の蓋のコンクリートの苔が消えて、中性化していたコンクリート表面の色も真っ白になりました。

自宅前のコンクリートでの試験
左側が次亜塩素酸ナトリウム処理後、右側は元々のコンクリート

 試験結果良好なので法面に処理しました。この頃はコストコの徳用サイズのカビキラーを使って長時間掛けて処理していました。カビキラーには次亜塩素酸塩に加えて水酸化ナトリウムも0.5%入っています。加えて浸透性向上のための界面活性剤まで。これで3本1000円程度。高級品ですね。

コストコのカビキラー

 この面以外にも車庫と側面全てを泡で処理しました。晴天が続く日程を選び、それでも施工時は手が痛くなるので右手と左手を交互に使い、疲れるので2〜3日に分けての作業でした。
 長年生えた苔なので全滅させるには2〜3回施工が必要でした。でもその甲斐有ってアルカリ性化で雑草や苔が生え難くなり今では殆どメンテナンス不要になりました。散布した次亜塩素酸塩が浸透し化学反応が徐々に進みカビキラーでここまで白くするには丸1年掛かりました。

酸化していたコンクリートがアルカリ化して真っ白に

アルカリ化で雑草や苔が生え難く
メンテナンス不要になった法面

 ご予算はコストコの徳用カビキラー6本、占めて2000円程度といったところでしょうか。半地下車庫を含めて擁壁(ようへき)工事をまともにやると100万円単位の費用が必要となります。

地味にメンテナンスして中性化を防げは100年は保つかと物理屋としては考えている次第。

 コンクリートの芯までアルカリ性化するには、私がしている毛細管現象を含む自然な拡散·浸透やカビキラーに含まれる界面活性剤を併用してのその促進が有ります。本格的には一般社団法人コンクリートメンテナンス協会さんの説明にもある様にコンクリートに電流を流して無理やり深部までアルカリ性にするなどの方法がある様です。
 いずれにしてもコンクリート表面から二酸化炭素、水、酸素が侵入する前に表面のアルカリ性を常に保って置けば良いだけのことかと思っています。深部までまで浸透させるのは至難の業ですし、それは二酸化炭素、水、酸素も同じこと。詰まりマメにアルカリ性化してやれば大事になることは無いと物理屋的には思ってます。

 ということで、義父母の自宅介護中にも身近なところから一つ一つ地味にアップデートを重ねていました。

つづく


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