今あるものを最大限に活かす その3.22 未来のためにできること 当たり前過ぎて意識しなくなっていること
常に最先端に身を置くというのが私の信条です。
だからこそ今あるものを最大限に活かすということを常に意識しています。新しいものに貪欲であるからこそ、新しいものを喰い散らかさないという感じでしょうか。
経緯
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義父母が残した鉄骨住宅。東京から鉄道でも車でも1時間程の通勤圏ですが、海と丘陵が美しい街に有る義父母が残した鉄骨住宅。次世代の未来のために別荘気分でアップデートしておこうかと。
稀に見る強固な岩盤地質に理想的な社会インフラとして設計された街に、
(その辺りはこちらをお楽しみ下さい。)
オーバースペックの鉄骨住宅。
(その辺りはこちらをお楽しみ下さい。)
その持ち主の義父母の介護を仕事を辞めてまでやり切って、この不動産を吾妹が相続したのでした。
とは言え義父母の自宅介護中も少しずつアップデートをしていました。
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正に別荘という位置づけの家を、次世代の未来のためにアップデートをと考え実行してきました。
法面のコンクリートも雑草やコケが生えていました。こちらはコククリート用補修剤で目地等の割れや欠けを修理し、
除草剤やカビキラーで根気よくメンテナンスをして、次亜塩素酸塩を使ってのコンクリートのアルカリ化にも成功。黒ずんでいたコンクリートは真っ白になり息を吹き返しました。
そんな折家政科卒の吾妹が貴重な助言を…
成分的にはキッチンハイターと同じだから、そんな高級なカビキラーじゃなくてハイターに換えてみたらとのアドバイス。流石理系の家政科。
物理屋としては細かい説明と成分を確認する癖があり、ハイターのそれを見ると流石家政学を学んだ吾妹。御明算。カビキラーと成分は略同じで濃度は濃く、pH=11.0~12.0アルカリ溶液。主成分は次亜塩素酸ナトリウム、濃度は約6.0 %(ClONa)、家庭用のボトル600mlなら100円程度と圧倒的なコストパフォーマンス。
早速自宅に有ったキッチンハイターを試すと快適そのもの。次亜塩素酸ナトリウムの濃度が6%と濃いのでカビキラーのように水酸化ナトリウムそのものは入っていないけど、どうせ次亜塩素酸ナトリウムから生じるので問題ない。
そこでホームセンターで業務用キッチンハイター5リットルボトルを数本大人買い。お値段は初めは600円以下でしたが最近は1000円程度。それでもカビキラーの半額程度で、ボトルから直接散布するので作業は短時間で済みます。
その後ホームセンターのプライベートブランドの次亜塩素酸ナトリウムなら600円程度で入手可能と分かり、主成分の次亜塩素酸ナトリウム濃度は同じということがわかりました。
加えて小分け用に百均でポリプロピレン製のカップを入手しました。これで細かな散布ムラの修正まで可能になりました。
これならと自宅側面の法面とついでにコンクリート製の階段の自分の敷地側半分を施工しました。濃度が高いからか1回で真っ白に。
実績ができたのでボランティアで近所の公園の法面も施工してみました。範囲を決めて少しずつの施工です。雑草は簡単に消えたのですが、アルカリ性化は、施工後暫くすると次亜塩素酸ナトリウムが拡散、浸透して進みます。そして真っ白になる筈ですが、流石に壁面は長年の中性化でアルカリ化には2回目の施工が必要かも知れません。
ボランティアついでに苔が酷かった公園北側の側溝のコンクリート製の蓋にも施工しました。
大面積なのに一瞬で施工できるのが最大のメリットです。
階段や公園だけでも10ボトル程度使いましたが、作業は楽でした。物理屋なので流体力学の演習という感じです。絶妙な量を適所に撒いては、その拡散状況を観察して行きます。次の散布点を決めては、過多で下水に流れない様に慎重に最小限の分量を垂らして行きます。実に面白い遊び(笑)
公園までは10mなので、ある意味で我が家の借景の地でもあり、実益もあるかと。隣接する階段含めて身近なところから一つ一つという感じです。
自宅だけではなく無理のない範囲で自宅周辺にまで気配りするのも未来のためできることの1つかと思っています。
つづく
蛇足
除草剤で隣接する階段や公園の法面の雑草処理しましたが、ビックモーターさんが除草剤で樹木まで枯らしたというニュースはちょっと気になりました。通常の雑草の除草ではなく街路樹を枯らす意図が有って、樹木の葉や根に直接散布し続ければできるかも知れないですが…
こんな資料も有ります。
まぁ梨下に冠を正さずで、ボランティアですから樹木からは離れた位置の雑草だけにするというお作法ですかね。