粉微塵

人生実況プレイの転載先。自罰の人に関する記録。昔取った杵柄を活かして詩も綴っている。

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人生実況プレイの転載先。自罰の人に関する記録。昔取った杵柄を活かして詩も綴っている。

記事一覧

2024_05/07-05/24

どう納得したらいいのか 今なお分からずにいる “彼女が欲しい”に加えて “作り方が分からない”という声でも なんだかんだでそのうち 欲しいもの望んだものは実現で…

粉微塵
2日前
4

※詩の創作に関して※

『◯◯の詩』で創ってる、ノウタシリーズ。 テスト版とも言えてしまうほど短く詠んだものなので、改めて歌詞として創作し直してほしかったらどうぞ、依頼のご連絡をなんら…

粉微塵
2日前
2

只者の詩

物憂い昼下がり 下がりきって沈んだ 胸の高鳴り 互いの座標が偶然重なった朝 雑踏にふわり舞う薄浅葱のカーディガン 忘れえない横顔を見つけた 結んでは解(ほど)ける肖像に…

粉微塵
2日前
1

『みなしごくひな』

想いやり 指で なぞり合った あの 青い夜のことは 叶わぬ夢の毛布に くるんで 桜の散った木の 膝(ひざ)もとに 置き去り ねじれ千切れゆく いつかの情景 両手で 掬(…

粉微塵
9日前
1

野良猫の詩/♀猫Ver.

美しさの意味わかんない教えてよ お気に入りの枯れ草の寝床 あげるから 夜の空気この毛皮(からだ)に染みすぎて 真昼の街が未(いま)だ馴れないの 完璧に成れっこない連中の…

粉微塵
2週間前
1

2024_04/22-05/06

任天堂本社よりいくらか南にある ファミレスの広い駐車場を利用して はた迷惑な車庫入れ練習してて ついでにそこで2千円近く飯代落としてるとこ ペットショップくらい…

粉微塵
2週間前
5

日本人にゃ黒髪とライトグリーンが似合うって亡き細木数子は言ってたっけ……

粉微塵
3週間前

2024_03/30-04/21

小林製薬の件に言及すると 煙草は体に悪いの周知され売ってるから非問題で 例えばエナジードリンクなんかは 少なくとも体に良いとは言って売ってなくて 小林製薬のそれ…

粉微塵
1か月前
4

大阪徘徊手記

時刻は終電と始発のちょうど狭間。さほど馴染みのない市街の初めて通る小路。 プリミティブな恐怖と共に湧き立つ孤独感に、欠陥のある精神構造の心が満たされていく。 私は…

粉微塵
1か月前
2

エイプリルフールの詩

消えないように足跡残した パン屑の代わりにと大地を踏みしめ 出来損ないの僕らが残せる物は ごく限られてる 問答無用で連続する日々から 逃げおおせるなんて思っちゃいな…

粉微塵
1か月前
1

YouTubeへ申し訳程度の里親募集のショート動画を投稿した。元野良猫と仔猫たちの。
仔猫のみだと親猫から引き離すタイミングがまだ早いのもあり、誰かが実際に連絡をくれるなんてありえないと決め込んだ上での独善行動と言える。
ここからでもリンクで飛べるだろうから、確認よろ。

粉微塵
1か月前

2024_03/15-03/29

【未亡人】の詩 メインのとこは多少できた 願いが滴り落ち 足もとに水溜まりを作る 船着きの桟橋に佇む貴方は優しく微笑む 駆けだした人形 私の姿をした泣き顔の誰か…

粉微塵
1か月前
5

未亡人の詩

水面(みなも)を伝う哀しい波紋 また幾千もの人の縁が断ち切られていく 卑怯な私は 耳障(ざわ)りなニュースの聴こえない 深い水底で息を止めた Asphyxia(アスフィクシア=仮…

粉微塵
2か月前
3

2024_02/29-03/14

二十歳でありながら既婚の若者と会って その人となりを知るに至り まあ納得した そして今の俺ならあるいは 誰かの夫に選ばれうる程度なのも悟った ワケアリなんで こ…

粉微塵
2か月前
5

くさび

女にちなんだ罪だからと、その罰として女と何もせずを我慢してきた。そんな半生。 さきほども、京都を並んで往く若い男女と擦れ違いざま、演技くさい呻き声を漏らす。 ファ…

粉微塵
2か月前
1

不登校児の詩

夏の終わりを報せる旋律 朝に弱い僕は 大切じゃないモノしか集めることができない 早いモノ勝ち あの子は1等賞のアイツを好きになった 輪の外へ逃げたはずが そこは弱い…

粉微塵
2か月前
12
2024_05/07-05/24

2024_05/07-05/24

どう納得したらいいのか

今なお分からずにいる

“彼女が欲しい”に加えて

“作り方が分からない”という声でも

なんだかんだでそのうち

欲しいもの望んだものは実現できる

そんな《あたりまえ》に対して

どう納得したらいいのか分からないまま

30代前半

人生が固有だったからとか

どんな言い訳をしようが

誰よりも必要としていたはずなのに

こんなにも長く実現せずにいた異常さが

納得で

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※詩の創作に関して※

『◯◯の詩』で創ってる、ノウタシリーズ。
テスト版とも言えてしまうほど短く詠んだものなので、改めて歌詞として創作し直してほしかったらどうぞ、依頼のご連絡をなんらかの形で。ちなみに無償。
盗作もなんなら容認。ただし、こちらから高粘度で絡みにいくのは覚悟なされよ。
添付画像はどれも拾い画につき、申し立てがあれば削除や反省といった対応はする。

現時点での目次↓

第1弾:VTuber・アイドル
第2弾

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只者の詩

只者の詩

物憂い昼下がり
下がりきって沈んだ
胸の高鳴り
互いの座標が偶然重なった朝
雑踏にふわり舞う薄浅葱のカーディガン
忘れえない横顔を見つけた
結んでは解(ほど)ける肖像に
拐(さら)われた点と線
この惚(ほう)けた図の中に帰ってこない
どうしたものか
勿忘草(わすれなぐさ)に訊(き)いても
答えは返ってこない
どうしよう

憧れと諦めの撹拌(かくはん)
何者かによる何某(なにがし)かの
ロールプレイ

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『みなしごくひな』

『みなしごくひな』

想いやり 指で なぞり合った
あの 青い夜のことは
叶わぬ夢の毛布に くるんで
桜の散った木の 膝(ひざ)もとに
置き去り

ねじれ千切れゆく いつかの情景
両手で 掬(すく)い取っても
優しさ こぼれて
あとに残るのは 灰色だけ
それが この命の色

たゆたう現(うつ)し世 どこか近くて遠く
くひなが 啼(な)いている
まっさらに 戻りたいと
もういちど 産まれ直したいと
いなばの白うさぎのよう

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野良猫の詩/♀猫Ver.

野良猫の詩/♀猫Ver.

美しさの意味わかんない教えてよ
お気に入りの枯れ草の寝床
あげるから

夜の空気この毛皮(からだ)に染みすぎて
真昼の街が未(いま)だ馴れないの
完璧に成れっこない連中のコロニー
取るに足らないありふれたで溢れ返って
度しがたいったらない
あたしを見倣(みなら)って
そのくだらない装飾剥ぎなって
絢爛も豪華も意味は知ってるって
舐めるのは自分達の毛皮だけになさい

人いきれ漂うアーケード
迷いこん

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2024_04/22-05/06

2024_04/22-05/06

任天堂本社よりいくらか南にある

ファミレスの広い駐車場を利用して

はた迷惑な車庫入れ練習してて

ついでにそこで2千円近く飯代落としてるとこ

ペットショップくらいしか目的地なくて

んでペットショップ入って

「獣くっさぁw」と苦笑い

ドライブも単独なんでかなり危なっかしいし

何やってんだかな俺は……

今は兎を前にスマホぽちぽちしてる

兎もこいつみたいな成長しきったのより

仔兎のほ

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2024_03/30-04/21

2024_03/30-04/21

小林製薬の件に言及すると

煙草は体に悪いの周知され売ってるから非問題で

例えばエナジードリンクなんかは

少なくとも体に良いとは言って売ってなくて

小林製薬のそれは体に良いと謳ってたんだろ?

逆にそこだけだよ問題なのは

要するに詐欺と同然

さっきしなくていい業務報告の電話しといた

情報提供というかリーク

不誠実どころか不正に関しての

女と8分間も喋れたぜ

コンビニでFAXっての

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大阪徘徊手記

時刻は終電と始発のちょうど狭間。さほど馴染みのない市街の初めて通る小路。
プリミティブな恐怖と共に湧き立つ孤独感に、欠陥のある精神構造の心が満たされていく。
私はどこまで行っても私なのだと、自明に相違なかったはずの諦念に再三襲われ、ありもしない疼きを覚える。いっそのこと人肉を喰らいさえすれば、私は何か別の存在へと劇的に変われるのでは?
性慾に似たそれはしばし、この躰の下腹部の辺りに蠢々と滞留してい

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エイプリルフールの詩

エイプリルフールの詩

消えないように足跡残した
パン屑の代わりにと大地を踏みしめ
出来損ないの僕らが残せる物は
ごく限られてる
問答無用で連続する日々から
逃げおおせるなんて思っちゃいない
それでも有限と云(い)うなら
その分わずかくらい欲張らせてほしい

春風が咲(わら)う
見返りなどいらない
朽ちた矛と盾を携え
なんだっていいどうだっていいを
嘘っぱちと綯(な)い交ぜにして
この小さな器に盛りつけよう

四月の実り

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YouTubeへ申し訳程度の里親募集のショート動画を投稿した。元野良猫と仔猫たちの。
仔猫のみだと親猫から引き離すタイミングがまだ早いのもあり、誰かが実際に連絡をくれるなんてありえないと決め込んだ上での独善行動と言える。
ここからでもリンクで飛べるだろうから、確認よろ。

2024_03/15-03/29

2024_03/15-03/29

【未亡人】の詩

メインのとこは多少できた

願いが滴り落ち

足もとに水溜まりを作る

船着きの桟橋に佇む貴方は優しく微笑む

駆けだした人形

私の姿をした泣き顔の誰かさん

ここに在るすべては

蝶が羽ばたいたら崩れてしまう

そんなにも

ふたりの世界は脆かった

すべてが胡蝶の夢だとしても

私という人形に宿った想いは現実

失くした私を取り戻す

そこに貴方が居なくても

還る場所なら

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未亡人の詩

未亡人の詩

水面(みなも)を伝う哀しい波紋
また幾千もの人の縁が断ち切られていく
卑怯な私は
耳障(ざわ)りなニュースの聴こえない
深い水底で息を止めた
Asphyxia(アスフィクシア=仮死)
神様お願い
滞って淀んだ時間に浸っていさせて
地上から四つの季節が失われるまで

「自分には何も無い」
可哀相な呪文を唱える人たち
世界中の悲劇を知らずにいても
みんなの幸せの量は変わらない
仄かに蜜の味のする逆さま

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2024_02/29-03/14

2024_02/29-03/14

二十歳でありながら既婚の若者と会って

その人となりを知るに至り

まあ納得した

そして今の俺ならあるいは

誰かの夫に選ばれうる程度なのも悟った

ワケアリなんで

この先もずっと独りだがね

そりゃあな

過去現在までで

数多の男を知ってきた男は

そりゃあな

男を見る目はあるさ

悲しいことに

病的に女好きなのに

女のことはまるで分からんまま

検索したら半端ないキャリアだと分かる

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くさび

女にちなんだ罪だからと、その罰として女と何もせずを我慢してきた。そんな半生。
さきほども、京都を並んで往く若い男女と擦れ違いざま、演技くさい呻き声を漏らす。
ファミレスの席にひとり着いた折、およそ1週間ぶりに事件の被害者である女から便りが届き、通知と共に文章が画面に表示される。
『にせつむり』なるキャラクターの名を『にせかたつもり』とこちらが誤ったことへの意趣返しなのか、俺がこの歳まで好きなままで

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不登校児の詩

不登校児の詩

夏の終わりを報せる旋律
朝に弱い僕は
大切じゃないモノしか集めることができない
早いモノ勝ち
あの子は1等賞のアイツを好きになった

輪の外へ逃げたはずが
そこは弱い蛞蝓(なめくじ)のための牢屋
この痒さ憎たらしい
いっそ痛いくらいでいいのに
心とかいう架空の臓器
ソイツを凍りつかせていれば
大丈夫でいられる
僕は無敵でいられる

インスタントな薬草の在り処(ありか)
さ迷う掌(てのひら)の社交場

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