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また読み返したい記事

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学び、共感 etc…何度も読み返したい記事をまとめています。
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記事一覧

リスペクトとは、どういうことか。

リスペクトとは、どういうことか。

百家争鳴、とはこのことである。

サッカーW杯・ロシア大会がはじまってからというもの、サッカーという競技について、それぞれの試合について、各選手のプレーについて、監督の采配について、たくさんの人がたくさん語り合っている。きのうもタクシーの運転手さんからベルギー戦の感想を訊かれた。試合終了直前の失点について彼は、ああすればよかったんだ、こうすればよかったんだ、の自説を展開していた。ツイッターでも、フ

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世界に変化を起こすのではなく、自分に変化を起こすこと

世界に変化を起こすのではなく、自分に変化を起こすこと

#未来のためにできること というお題を見て思い浮かんだのが、以前本で読んだガンジーの名言でした。

未来のために個人レベルでできることがあるとしたら、自分自身を変えることだと私は思います。

まず変えるべきは、社会でも未来でも地球でもなく、自分自身だと思うのです。

地球温暖化は地球沸騰化のフェーズに来て、戦争は終わる兆しがなく、人種や性別での差別は消えず、”誰もが平和に”暮らせるどころではありま

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大きい風景、小さい風景

大きい風景、小さい風景

大学2年の頃。

私は、写真の勉強とばかりに、様々な写真展に足を運んでいました。

風景写真だけが展示されている写真展に行った時のことです。

私は一通り展示を見終え、出展している写真家さんとお話しする機会がありました。

その時、印象に残った会話がありますので、ここで少し語らせてください。

その頃、私は、自分の作品に自信が持てずにいました。作品に、といより被写体に優劣などないのですが、自分がカ

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いつもの海がウユニ塩湖になる夜

いつもの海がウユニ塩湖になる夜

「ウユニ塩湖」が「大きな水鏡」の代名詞になったのはいつの頃からでしょう。

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潮が引くと、濡れた砂浜が青空と周囲の風景を映し出します。海岸には、そんな「ちいさなウユニ塩湖的風景」があります。

海は干潮のころが楽しめます。
潮が大きく引いた時ほど「ウユニ的砂浜」も大きくなります。

潮の満ち引きは、いろいろな周期の変動の足し合わせです。1日に2回の干潮があり、15日おきに大潮があります。そ

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健康であることだけを願えばいいんだよ

健康であることだけを願えばいいんだよ

「マジ?そんなん朝、言わんといてよ……」

最近仕事が忙しくて、なかなか朝起きられない。

久しぶりのお休み。早起きしてW杯観戦。躍動するメッシに興奮したままの勢いで、JK娘と奥さんの弁当を作る。

「おはよー」
ちょうど作り終えた頃に奥さんが起きてきた。

「長女、今日は調理実習でご飯いらんらしい。今LINE来た…」

なんやと…気合いをいれて朝からキノコご飯作ったのに。そういえばこういうこと前

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#176『美しきことこの上なし』

#176『美しきことこの上なし』

ずっと街の中にいると
ふと自然に触れた時に感じるものがある

やっぱり自然は美しい
何一つ意図がないから
ただそこにあるだけで
何一つ作為がないから

輪郭も曖昧で
配置も絶妙で

曖昧さ故に贅沢で
絶妙さ故に潤沢で

本来僕たちもそういうものだということを思い出させてくれる
やっぱり自然は美しい
やっぱり人は美しい

ことばの根っこをどう育てるか。

ことばの根っこをどう育てるか。

ゲスいことは書かない。

もしも若いライターさんに文章力向上についてアドバイスを求められたとしたら、ぼくはそう答えるかもしれない。テクニック以前の、身の置き場として。自分がどういうフィールドで切磋琢磨するかの話として。たぶんこれ、多くの人が思っている以上にたいせつな話だと思う。

たとえば、「あの人、書いてることはゲスくて賛同できないことも多いんだけど、文章はうまいんだよなあ。なーんか読ませちゃう

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「思う」と「言う」の距離について。

「思う」と「言う」の距離について。

ぼくは「言いたいこと」をあまり持っていない。

たとえば「いま国会を賑わせているあの問題について、お前はなにも言いたいことがないのか」と問われたら、たぶん「ない」と答える。なんと嘆かわしいやつだ、お前のような人間がいるからこの国の民主主義は……とかなんとか言われても、ないものはない。「言いたいこと」は、ないのだ。

ただし、「思っていること」はたくさんある。政治にかぎらず、経済であれ、社会問題であ

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あなたはずっとそうだった。

あなたはずっとそうだった。

太ったなあ、と思う。

この10年以上のあいだ、いつだってそう思っている。写真を撮るたびに、いや正確にいえば写真に撮られるたびに、そう思っている。そこに写る自分の姿を見て、太ったなあ、と思っている。

10年以上にもわたってそう思っているということは、自分のなかでの基準点は、15年前や20年前に設定されているのだろう。あるべき自分像は、30代の前半あたりに置かれているのだろう。当時も痩せているつも

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読めたもんじゃない文章。

読めたもんじゃない文章。

できることならわたしは。

たとえば毎日書くここの note には、読んでたのしいことを書いていたい。誰かを攻撃するような文言だったり、誰かを傷つけるような文言はなるべく避け、かといって真面目ぶった話題に流されることなく、毒でも薬でもないおのれの日常を記すだけでもなく、(笑ってもらう必要はないものの)読んでたのしいなにかを書いていたい。じぶんの意図しないところで誰かを傷つける結果になることは、当然

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やる気を出したいときには「退屈な休憩」が必要

やる気を出したいときには「退屈な休憩」が必要

そのときどきの思考や感覚をnoteの下書きにメモしながら生活しているのだが、ある日こんなことをメモしていた。

起きた。



なんか今日は終始、やる気がでない一日だなー。ずっとぼーっとしている。
着火しないな、という感覚がずっと続いている感じ。
しかし、それがむしろいいような気もしてきた。



この、やる気のでない中から、ふつふつと湧き上がってくるもの。そこに身を任せることで生まれる何かが

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やりたいことはなくていい。夢中になれなくてもいい。

やりたいことはなくていい。夢中になれなくてもいい。

①「やりたいことだけやる時間」をつくる
②その時間の中で「やりたいことだと思ってたけど、そうじゃなかった」を見つけて取り除いていく
③そしてやりたいことの中でも、本当に根源的な自分だけの欲求をみつけよう

という記事を書いた。

僕の根っこで求めているのは

もやもやを言語化したい

その途中で色々とひらめく

ことだった。なぜかはわからないけどこれが気持ちいいのだ。この快感が欲しくて文章を書いて

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196 夏の音楽を聴いた日

196 夏の音楽を聴いた日

明け方に強く降った雨は、涼しい朝を連れて来てくれました。
ベランダの植物は艶が増して、機嫌よく歌っているみたい。

今月やらなければならない仕事はまだまだ残っていましたが、気分転換も大切。
みずみずしい空気を存分に楽しみたくて縮景園に行ってきました。

紫陽花も菖蒲も終わって緑一色の縮景園は、人がほとんどいません。
マスクを外して思いっきり深呼吸すると、池の水や夏色の木々を渡ってきた風が身体中に染

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余白を感じる:スマホを持たないという選択

余白を感じる:スマホを持たないという選択

お昼休み、いつものお店のいつもの席でランチ丼を待っています。

目の前には箸と湯飲みと醤油皿。
そこを照らす光は季節や天気によって変わります。

何かを考えるわけでもなく、ただぼんやりとそれを見ている。
そんな「余白の時間」が好きです。

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スマホを持っていないと言うと「いつからですか?」と聞かれることがあります。わたしはポケベルも携帯電話も一度も持ったことがありません。

ネットにつなが

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