世界に変化を起こすのではなく、自分に変化を起こすこと
#未来のためにできること というお題を見て思い浮かんだのが、以前本で読んだガンジーの名言でした。
未来のために個人レベルでできることがあるとしたら、自分自身を変えることだと私は思います。
まず変えるべきは、社会でも未来でも地球でもなく、自分自身だと思うのです。
地球温暖化は地球沸騰化のフェーズに来て、戦争は終わる兆しがなく、人種や性別での差別は消えず、”誰もが平和に”暮らせるどころではありません。
世に溢れる暑さ対策グッズ、環境に優しいことをうたった商品、今も作られ使われる武器、差別を禁止する条例……。
変わらない現実と解決策のことを考えては、気が重くなるほどです。
けれど、自分自身を変えることから始めようと思い、そこに希望を見出すのは、私自身、自分が変わることで周囲との関係が変化したからです。
病気になって、それまでの生き方を振り返ったことで、平気で何かを傷つけてきた自分に気がつきました。自分の体にも、地球環境にも、私はほとんど意識を向けていなかったのです。
他者を受け入れるように自分も受け入れることを覚えたことで、それまでは自分も他者も本当には愛せていなかったことに気がつきました。喧嘩ばかりで家の中が平和とは言い難い状況にあった原因が、自分自身にあったことが分かったのです。
私が望むのは、誰もが自分自身と他者を愛し、それと同じように環境を大切にし、美しい自然と共に生きられる未来です。
そのためにできることは、「誰かがいい解決策を考えてくれるのではないか」と期待したり、「他人事だ」と思い込んだりすることではありません。
自分の身の回りの現実を振り返り、自分の行動や他者への態度、自分自身の扱い方を直していくことです。
「世界平和を願う」文章を書いて褒められている人がクラスメイトをいじめているのを見たり、「環境にいいものは高いから」と環境への負荷の低い商品を買うことに躊躇したり、友達には優しい人が自分自身を追いつめている姿に心を痛めたことがあるのは、私だけではないはずです。
未来のためにできることは、私たち一人ひとりがよりよくなることです。それが私たちの周囲を変え、世界をよりよくしてくれると私は思います。
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