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6月3日(金)、第1357回 「万一」

「万」に、

「一」つ、

と書く。


めったにないこと、

それも、

あまりよくないことが起きる、

という意味合いで使われます。


実のところ、


「めったにないこと」

なのではなくて、

「1万回に1回あること」

が、

文字どおりであり、

正しい理解なのです。


ひとというものは、

何事も、

初めての経験であれば、

慎重になります。


何度も経験を重ねていくうち、

「こんなものだ」

と慣れ親しむようになり、

やがて、そこに、

油断や隙が生まれてくる。


慣れ親しむということは、

回数を重ねることでもあり、

やがては、

1万回へと近づいていく。


このように書くと、


「わたくしの場合は、まだ、
100回ぐらいですから、
大丈夫ですよね?」


と言うひとがいる。


この方の場合は、

まだ100回程度のところで、

すでに

油断と隙が生まれているのだ、

と、心得る。


緊張はしなくてもいいけれど、

慎重は常に心がけておく、


ということです。


感謝、合掌
慈永

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