マガジンのカバー画像

コラム

110
コラムをまとめました。良くも悪くも適当です。
運営しているクリエイター

#ドラマ

料理の鉄人28号について

料理の鉄人28号について

 さて、桜前線を迎えるのが早いか、僕が料理の鉄人となり得るのが早いか、じっくりと土日をつかって考えているあいだに、鎌倉でも見事な桜が咲きました。
 どうも、桜前線の中心で鍋を振るうKHです。

 独身の同志諸君、それも毎日仕事で忙しない生活を送る者にとって、永遠の課題といっても良いのが、
●漠然とした将来への不安
●帰省の度に言われる「まだ結婚しないの?」
●最近増すばかりの体重、減るばかりの毛髪

もっとみる
さよなら参画、またきて死角

さよなら参画、またきて死角

 あぁ、もしかして俺、仲間外れにあってる?そんな辛き目に合うことが、稀にあるだろう。
 えっ、ないの? なら、仲間外れは、僕だけだったってことか......。なんと厳しい世界だ。で、お馴染みのKHです。グーテンターク。

 同僚に「じゃんじゃか、やったろうじゃん」が口癖の、仲間外れがいます。でも、勘違いをされては困る。彼は、本当に「じゃんじゃか」仕事を「やったろうじゃん」し過ぎて、僕らが見上げても

もっとみる
凱旋の遊牧民

凱旋の遊牧民

 首都東京より、新幹線に乗れば約二時間半、飛行機では約一時間半の旅路。我々の環境において希薄となった故郷への想いというものが、何故だかいま、輝きを増して君を投影するのだから不思議な話である。

 遊牧民──。広義においては、定住地をもたずして移動を繰り返す民族を指し、それを我々に当て嵌めるのであれば、定まらぬ思考に囚われた哀れな精神旅行者を指すのかもしれない。考えれば、僕は十代の途中から二十代の半

もっとみる
さらば、素晴らしき同志諸君

さらば、素晴らしき同志諸君

令和2年も、あと僅か。炬燵に潜り込んで蕎麦を啜るのを今か、今かと待ち侘びる日々。
どうも、猫派のKHです。
※犬も好きです。

note 内「文章と創造のサークル」様のお力添えを頂き、またまた電子書籍を発売致しました。

『さらば名もなき群青たち』
『鉄塔がある街』
など、noteにて公開した作品に加えて、書き下ろし短編『遊牧民』を綴じております。

また、11月22日(日)には、文学フリーマーケ

もっとみる
縦の糸はどなた? ※横の糸は私

縦の糸はどなた? ※横の糸は私

 誰かが私の名を呼んでいる気がした。それが隣に住む女子大生であれば、この心にも少しの波風が立つはずだろうが、勝手に期待をされる彼女が少し不憫に、哀れにも感じた雨の休日。耳を澄ませて周囲の音を聴いてみれば、雨どいを流れ行く水の勢いは、なんと力強いものか。その濁流に身を任せてみれば、自然の生み出す騒音は、なんと壮大なものか。それらの源と成り得る秋雨の、なんと寂しげなことか。

 水滴が下に落ちる間、そ

もっとみる
夢の自分がやった事

夢の自分がやった事

皆さん、おはようございます。
KHです。

お仕事中の方も、お休みの方も、夏を満喫しているのかな? 近所からソースが焦げる匂いが漂ってきて、晩飯は焼きそばなのかな? やけに暑いが、今何時かな? という感じで、ふわふわした夢から醒めた21時過ぎ。
この熱された部屋の温度は30度。
こんな環境にも関わらず、少し目を瞑っただけで、数時間居眠りが出来るのも才能だなと考えてしまう私であります。

身体は怠く

もっとみる
スキ押されたら、押し返す......

スキ押されたら、押し返す......

あ、こちらから押す事だって多々ありますよ。どうも、KHです。

ドラマ「半沢直樹」を見て思った事がある。
一つは「半沢」という文字のゲシュタルト崩壊が激しい事。はんざわ、ってこんな字だっけ?という時がよくあります。

あと、金融業界ってすごい世界だなという事。流石に皆が皆、あそこまで苛烈に上司を責め立てたり、膝を震わしながら土下座している訳ではないんでしょうけど、中には一人くらいそういう人がいても

もっとみる
生きねば。 拝啓、駿監督

生きねば。 拝啓、駿監督

 沁みる作品は数あれど、記憶に残る物はそれほど多くない、と思う今日この頃。私の記憶力が悪い、という話ではありません。

 遂に、この時が来たか。そう、ジブリ作品のリバイバル上映です。幼い頃より、親の顔と迄は言わずとも、従兄弟の顔よりも見たジブリ。
本当に嬉しいです。ありがとう、駿監督(?)私に限らず、待ってた人はかなり多い筈だし、例え「なんで俺の好きな、アレが入ってないんだよ!なんでゲ......

もっとみる
音無響子のココが凄い!

音無響子のココが凄い!

令和の今日においてもなお、理想の女性は?
という問いに対して
「管理人さん!」
と答える男がどれほど多い事か。
ここで言う管理人とは、高橋留美子の代表作、『めぞん一刻』のヒロイン、音無響子さんの事なんですが彼女が未だに世の男性を魅了し続ける理由というのは一体どこにあるのだろう。

そう考えていたのは、一週間前の話。
古本屋に全巻セットが売っていたので、即購入即読破致しました。
結論から言えば、凄く

もっとみる
Hello Radio! 『FM802』

Hello Radio! 『FM802』

 まだ大阪に勤めていた頃なので、四年くらい前の事。営業マンとして、当時担当エリアだった千里中央から新大阪までを、ぐるぐると車で徘徊している際、車載ラジオで流しているのはほぼ例外なく『FM802』だった。
関西以外の方は恐らく分からないんじゃないかなぁと思うけど、そのFM802とFM大阪というラジオ局が、大阪の二大巨頭だった気がする。少なくとも私の周りはそうでした。多分。
関東で言えば、TOKYO

もっとみる
い・け・な・い好奇心

い・け・な・い好奇心

 怖い物見たさ、とは不思議なもので、二十代後半となった今となっても、そんな子供じみた感情に捉われる事がある。それぞれ恐怖の対象というのは異なるでしょうけど、ホラー映画等は『怖い物見たさ』でよくDVDを借りて来てしまいますね。特に夏の暑い日なんかには。

 中には、変な物に恐怖を感じる人もいる。変な物というのは語弊があるかも知れないが、私の友人がまさしくそれです。例えば外出先から帰宅した際、押入やベ

もっとみる
シネマに頼る夏  2

シネマに頼る夏  2

 昨日に引き続き、夏に合う雰囲気映画の話。調べて初めて知ったんですが、『青春デンデケデケデケ』の音楽担当が『菊次郎の夏』と同じく久石譲さんだった様で......。なるほど、劇中に著名なバンドの曲が流れ過ぎていて全然気が付きませんでした。ジブリに北野映画にその他諸々、仕事量凄いですね。因みに、久石譲さんの北野作品サントラは本当にオススメです。

月とキャベツ監督: 篠原哲雄 1996年公開
山崎まさ

もっとみる
シネマに頼る夏  1

シネマに頼る夏  1

 先週の土曜日、久しぶりにTSUTAYAで映画を借りてきた。普段の休みは音楽を聞いたり読書をしたり、YouTubeを見て–– というので完結するから、ここ数ヶ月新しい映画を観てなかったのだけど、少し気になる物があって。
私はあまり沢山の種類の映画を観たい、というタイプではなく、シーンや台詞を覚えるくらいまで同じ映画を繰り返し流すといった感じで、例えば四季に合わせた物、気分に合わせた物と数種類のスト

もっとみる
大阪良いとこ 一度はおいで

大阪良いとこ 一度はおいで

※タイトルは草津節から取った物なので、大阪とは一切関係ありません。草津温泉は本当に良いとこ、なので関東圏の皆様は是非。

 現代の大阪におけるイメージとは、果たしてどんな物だろう。厳密には大阪人ではない、兵庫県の東外れに生まれた私にとっても、そのイメージは凄く気になる。例えば、私が上京する時、東京人(大阪人との対比で敢えてこう表現します)は「なんか面白い事して!」「大阪生まれの癖にノリ悪いなぁ」な

もっとみる