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Web編集者 【大人になってから学ぶサッカーの本質とは】 http://keikun028.hatenadiary.jp/

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    サッカーと社会を考察するマガジンです。 月に3~4本配信予定 サッカーと社会を考察すると言う視点で、 ・記事の紹介と考察 ・筆者が考えること(コラム) を配信します。

記事一覧

固定された記事

日本サッカーのボトルネックは日本の教育。サッカーの為に、子どもたちの為にできること

皆さん、明けましておめでとうございます。 ものすごく久しぶりのnoteですが、2020年はしっかり書いていこうと思います。 この機会に自分のこれまでを振り返りながら、タ…

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フットボールクラブの存在意義について考えたこと

フットボールクラブの経営に一瞬でも携わることができたので、事業化に向けて考えてきたことを書いておこうと思います。 まず、世田谷ユナイテッドというフットボールクラ…

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プロサッカー選手のセカンドキャリア問題の実態

社会を知らないままサッカー選手になり、社会を知らないままサッカーに関わり、その次の人生が詰んでしまうという話を幾つも耳にしてきました。 先日、某サッカークラブの…

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1年前
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「ボールの音がうるさい」という理由だけでボール遊び禁止看板が立ってしまう現状を変える為にできそうなこと

↑この記事をSNSで投稿したところ、下記のようなコメントをいただきました。 一つ目は日本の話で、二つ目はアメリカの話です。 前提として、日本とアメリカは土地の大きさ…

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サッカーしているのに、目の輝きが失われてしまった子どもたち

笑顔でボールを追いかける小さい子どもたちが好きだ。 これは、万国共通であると思う。 しかし、年齢が上がるにつれて、小さい子どものような笑顔でプレーする姿を見るこ…

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きっと、ひねくれている人は繊細なんだと思う。

自分はひねくれているな、と思う。 みんながイエスと言うと、ノーと言いたくなるし、みんなが同じ方向に行くと、反対に行きたくなる。 そんなひねくれた自分自身を人生経…

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なぜ日本のサッカーは勝利のためのスキルよりも、ボール扱いのテクニックを競うのか

僕らはリフティングの回数、コーンドリブルのスピードなど、あらゆるボール扱いのテクニックを競ってきた。 時に、宿題を出され、目標設定をされ、そこをクリアすることに…

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1年前
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最近読んだ本のおすすめ(2022/9)

マガジン限定で、最近読んだ本を紹介していきます。 読書すると必ずメモをして、後から考察する習慣があるのですが、それをこのマガジンで定期配信していきたいと思います…

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日本サッカーは、なぜ年齢が上がるにつれて世界との差が開いていくのだろうか。ユースまでは強いのに…。その理由を考察する

河内一馬さんの著書より 河内氏のこちらの著書は、非常に興味深い視点で、深い思考の末に書かれている。 彼の視点は、非常に面白い。 日本サッカーは年齢が上がるにつれ…

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サッカー少年団が抱える課題についての考察。サッカーチームのパーパスとは

※「サッカー少年団」と書きましたが、これから書く内容は恐らく”多くの”サッカー少年団が抱えている課題であり、その課題は少年団に限らずクラブチームも抱えている可能…

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フランス人から見る日本という国、社会の話。

日本で生活して2年になるフランス人の友人が興味深いことを言っていたので、その内容を紹介します。 ※会話した時の記憶を遡ってアウトプットしています サッカーの試合…

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U12のバルサ、ユベントスなど、ワーチャレ視察のメモ

U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2022の視察に、会場であるフクダ電子まで行ってきました。 主な目的は、U-12年代のバルセロナとユベントスを見ること、そして同年…

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子どもを恫喝するコーチは、会社では偉い人が多いという話

と、某サッカー少年団のパパさんコーチ。 そしてこう続けました。 なるほどと思いました。 体育会系文脈の負の遺産

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日本人がサッカーに適応しにくい理由

「カルチョの休日 イタリアのサッカー少年は蹴球3日でグングン伸びる」  この本に、こんなことが書かれていました。 日本社会の中のサッカーと、イタリア社会の中のサ…

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サッカーファンになるきっかけは、ピッチ外の楽しい空間、関わる人たちが生み出す最高の空間はコミュニケーションで生まれる

近所の緑地公園に子どもたちを連れてよく遊びに行くのですが、その公園の管理ボランティアをされている方(Oさん)と、たまに世間話をするんです。お互いに少し時間があっ…

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社会を知らない学校の先生が多い?閉鎖的な学校の話を聞いて思ったこと

先日、都内の某私立の中学高校の学校の先生とお話しをする機会がありました。 20代の若くて純粋で、子供たちの為に一生懸命考えている先生達でした。 こんな素敵な若い先生…

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日本サッカーのボトルネックは日本の教育。サッカーの為に、子どもたちの為にできること

日本サッカーのボトルネックは日本の教育。サッカーの為に、子どもたちの為にできること

皆さん、明けましておめでとうございます。

ものすごく久しぶりのnoteですが、2020年はしっかり書いていこうと思います。

この機会に自分のこれまでを振り返りながら、タイトルにある話をしていきたいと思います。

サッカーの本質を学んだ大学時代私は2014年に「大人になってから学ぶサッカーの本質とは」というブログを立ち上げました。まずはそれまでの経緯を書いておきたいと思います。

もう10年以

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フットボールクラブの存在意義について考えたこと

フットボールクラブの存在意義について考えたこと

フットボールクラブの経営に一瞬でも携わることができたので、事業化に向けて考えてきたことを書いておこうと思います。

まず、世田谷ユナイテッドというフットボールクラブに携わるきっかけは、代表である地頭薗くんのお誘いでした。
昨年末、ローンチに向けたテキストなどをつくっている時に出来上がったクラブのコピーを見たときは本当にワクワクしました。
ただのフットボールクラブではなく、存在意義を宿したローカル・

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プロサッカー選手のセカンドキャリア問題の実態

プロサッカー選手のセカンドキャリア問題の実態

社会を知らないままサッカー選手になり、社会を知らないままサッカーに関わり、その次の人生が詰んでしまうという話を幾つも耳にしてきました。

先日、某サッカークラブの代表の方から、こんなお話を聞きました。

「Jリーガーの方が、引退して育成年代の指導をするケースが多いわけですが、彼らは自分がプロ生活で経験してきた指導、トレーニングを子どもたちに行います。必ずしもそれが悪いわけではないのですが、子どもた

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「ボールの音がうるさい」という理由だけでボール遊び禁止看板が立ってしまう現状を変える為にできそうなこと

「ボールの音がうるさい」という理由だけでボール遊び禁止看板が立ってしまう現状を変える為にできそうなこと

↑この記事をSNSで投稿したところ、下記のようなコメントをいただきました。

一つ目は日本の話で、二つ目はアメリカの話です。
前提として、日本とアメリカは土地の大きさも、公園の面積も違うので比較するのはナンセンスだと言われることがあるのですが、それを差し引いても、日本は過剰だと感じますし、もう少しやれることはあるような気がします。

なぜ、ボール遊びが禁止になるのか

ボール遊び禁止になってしまう

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サッカーしているのに、目の輝きが失われてしまった子どもたち

サッカーしているのに、目の輝きが失われてしまった子どもたち

笑顔でボールを追いかける小さい子どもたちが好きだ。
これは、万国共通であると思う。

しかし、年齢が上がるにつれて、小さい子どものような笑顔でプレーする姿を見ることは少なくなる。

監督やコーチ、時に親にドヤされて、うつむく子どもたちの姿が目に焼き付いている。

一方で、監督やコーチ、親に温かく見守られ、子どもたちが自らを解放してプレーする姿も焼き付いている。

海外を旅して、異国のいろんな地域で

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きっと、ひねくれている人は繊細なんだと思う。

きっと、ひねくれている人は繊細なんだと思う。

自分はひねくれているな、と思う。

みんながイエスと言うと、ノーと言いたくなるし、みんなが同じ方向に行くと、反対に行きたくなる。

そんなひねくれた自分自身を人生経験を重ねるにつれて、肯定することができるようになってきたように思う。

でもなぜ、こんなにもひねくれているのだろうか、と考えると、あぁ自分は人と同じことができないコンプレックスがあるんだなぁ、だからひねくれないといけなかったし、ひねくれ

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なぜ日本のサッカーは勝利のためのスキルよりも、ボール扱いのテクニックを競うのか

なぜ日本のサッカーは勝利のためのスキルよりも、ボール扱いのテクニックを競うのか

僕らはリフティングの回数、コーンドリブルのスピードなど、あらゆるボール扱いのテクニックを競ってきた。

時に、宿題を出され、目標設定をされ、そこをクリアすることに喜びを見出しながら、テクニックを磨いてきた。

それは、試合に勝利するためという目標とはまた別のものとして捉えられ、サッカーの上手さの指標とされてきたように思う。

試合に勝利することを求められながら、リフティングの回数、コーンドリブルの

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最近読んだ本のおすすめ(2022/9)

最近読んだ本のおすすめ(2022/9)

マガジン限定で、最近読んだ本を紹介していきます。

読書すると必ずメモをして、後から考察する習慣があるのですが、それをこのマガジンで定期配信していきたいと思います。
テーマは、「サッカーと社会」です。
主にサッカー以外のテーマの本を紹介しながら、何が繋がっているのかを考えていくカタチになるかと思います。

文化がヒトを進化させた

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日本サッカーは、なぜ年齢が上がるにつれて世界との差が開いていくのだろうか。ユースまでは強いのに…。その理由を考察する

日本サッカーは、なぜ年齢が上がるにつれて世界との差が開いていくのだろうか。ユースまでは強いのに…。その理由を考察する

河内一馬さんの著書より

河内氏のこちらの著書は、非常に興味深い視点で、深い思考の末に書かれている。

彼の視点は、非常に面白い。

日本サッカーは年齢が上がるにつれて世界トップから離されていく。引用部のテーマを抜粋して、その理由を考察していきたい。

育成年代が強い理由「日本は技術の国なのである」と河内氏がいうように、やはり相対的に器用な子供が多いように思う。中南米を旅していた時に幾つかの国の子

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サッカー少年団が抱える課題についての考察。サッカーチームのパーパスとは

サッカー少年団が抱える課題についての考察。サッカーチームのパーパスとは

※「サッカー少年団」と書きましたが、これから書く内容は恐らく”多くの”サッカー少年団が抱えている課題であり、その課題は少年団に限らずクラブチームも抱えている可能性があります。またサッカー以外のスポーツにも当てはまる可能性があるのではないかと思います。

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先日、育成年代のサッカーのコーチをされている方とお話をしたのですが、その時に伺った話で、

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フランス人から見る日本という国、社会の話。

フランス人から見る日本という国、社会の話。

日本で生活して2年になるフランス人の友人が興味深いことを言っていたので、その内容を紹介します。

※会話した時の記憶を遡ってアウトプットしています

サッカーの試合の帰り道に、チームメイトのフランス人とペルー人の友人との会話の中で、日本人と仕事をしていると考え方の違いが面白いという話になった時の会話の一部👇

フランス人から見た日本人「日本人はトレンドに非常に敏感だけど、メディアが発信する情報が

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U12のバルサ、ユベントスなど、ワーチャレ視察のメモ

U12のバルサ、ユベントスなど、ワーチャレ視察のメモ

U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2022の視察に、会場であるフクダ電子まで行ってきました。

主な目的は、U-12年代のバルセロナとユベントスを見ること、そして同年代の日本の子供たちがどんなプレーをするのかを見ることでした。

また、現地でたまたま横浜FCのアカデミーダイレクターのリチャードアレンさんとお会いして雑談したので、そのことも少し書いてみようと思います。

先日インタビューした

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子どもを恫喝するコーチは、会社では偉い人が多いという話

子どもを恫喝するコーチは、会社では偉い人が多いという話

と、某サッカー少年団のパパさんコーチ。
そしてこう続けました。

なるほどと思いました。

体育会系文脈の負の遺産

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日本人がサッカーに適応しにくい理由

日本人がサッカーに適応しにくい理由

「カルチョの休日 イタリアのサッカー少年は蹴球3日でグングン伸びる」 

この本に、こんなことが書かれていました。

日本社会の中のサッカーと、イタリア社会の中のサッカー

確実性の高い社会の中で育まれるサッカーと、不確実性の高い社会の中で育まれるサッカーの違いという視点はとても面白いです。

なぜ、日本のサッカーにアドリブが足りないのか、規則的なサッカーになってしまうのか、この視点で考えると、色

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サッカーファンになるきっかけは、ピッチ外の楽しい空間、関わる人たちが生み出す最高の空間はコミュニケーションで生まれる

サッカーファンになるきっかけは、ピッチ外の楽しい空間、関わる人たちが生み出す最高の空間はコミュニケーションで生まれる

近所の緑地公園に子どもたちを連れてよく遊びに行くのですが、その公園の管理ボランティアをされている方(Oさん)と、たまに世間話をするんです。お互いに少し時間があったタイミングでちょっと長めの立ち話をしたのですが、その時にOさんが素敵なお話をしてくれたんです。

私がOさんにこんな話をしたのがきっかけです。

「公園がもっと交流が生まれる場にできたらいいですよね。自然とコミュニケーションが生まれる空間

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社会を知らない学校の先生が多い?閉鎖的な学校の話を聞いて思ったこと

社会を知らない学校の先生が多い?閉鎖的な学校の話を聞いて思ったこと

先日、都内の某私立の中学高校の学校の先生とお話しをする機会がありました。
20代の若くて純粋で、子供たちの為に一生懸命考えている先生達でした。
こんな素敵な若い先生がいる学校は羨ましいなと思う一方で、お話を聞く中で学校の組織課題がかなり多いなと感じました。

・80人の職員会議があるけど目的が不明
・職員室が管理職と別部屋になっていて色々不透明
・学校の外部との接点交流がほとんどない

など、限ら

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