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読書日記『自由からの逃走』
『自由からの逃走』読了
エーリッヒ・フロムの鋭い視点で書かれた心理学者の本だなと思いました。
本当の自由の勝利とはどうなるべきか。
その目標は純粋な個人主義の発展を約束する物質的基盤という意味で資本主義は前提だけはつくった。
しかし、我々の直面している課題は、人間(組織された社会の成員としての)が社会的経済的な力の主人となって、その奴隷であることをやめるようにそれらの力を組織化することであると続い
読書日記 オルテガ『大衆の反逆』からのフロム『自由からの逃走』
オルテガはなかなか強烈だった。
彼のいう大衆とは、一般的な意味とは少し違う。
今の境遇に満足して自分のために享受することしかしなくなった人々。
細心の注意を払って積み上がってきた文明を当たり前の自然と勘違いして、受け取る権利だけを主張し、貢献しようとしない。一部の階級ではなく、あらゆるところに存在する者として書かれているが、読んでいて思ったのは、まるで今の日本の政治家のことではないかと思ってしま