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「きく」ことを選んだ人たちへの問い①

他者の話を「きく」ことを仕事に選んだ人たちへ。

どうしてあなたはこの「きく」という仕事を選んだのですか?

私自身、はっきり言ってこの問いに明確に答えることは難しい。

それでも、ひとついえるとすれば、この仕事でしかわからない喜びを感じたからでしょう。

人と人は完全に分かり合えることはないと思います。
そうだったとしても、その理解を限りなく完全な理解に近づけようとすることは尊い姿だと思います。

そして、たとえ不完全であったとしても、今まで知り得なかった相手を知った瞬間の驚きと、

どちらが先だったとしても、心を開いて通い合わせた瞬間と、

たとえ次に会った時には元の距離感に戻るとしても、今のお互いの距離感がグッと縮まった瞬間と、

たとえ意見は違ったとしても、一番奥のところで共感できた時など、

それらは忘れられない喜びとなる。


「きく」という仕事は、喜びでなければ続けられないでしょう。

さて、「きく」ということを仕事に選んだあなたは、今「きく」喜びを感じていますか?


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