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「きく」ことを選んだ人たちへ

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私はある時気づきました。 この世の中で、他者の話を、こころをひらいてとらわれなく「きく」ということが、一番難しいことなのだと。 そして一番怖いことなのだということを。 こころを…
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「きく」ことを選んだ人たちへ〜遠慮と配慮〜

「きく」ことを選んだ人たちへ〜遠慮と配慮〜

遠慮と配慮、どちらも他者との関わりの中で出てくるものですが、性質が全く違うことに気づいていますか?

もちろん両者には歴史的にみて適切な状況がありますが、ここでは遠慮という言葉が知らずに生み出してしまう負の副産物の一部として読んでいただけるとありがたいです。

遠慮というととても奥ゆかしいことのように感じるかもしれませんが、他者と関わる時に距離を生み出すことでとても邪魔をするものでもあります。

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「きく」ことを選んだ人たちへの問い①

「きく」ことを選んだ人たちへの問い①

他者の話を「きく」ことを仕事に選んだ人たちへ。

どうしてあなたはこの「きく」という仕事を選んだのですか?

私自身、はっきり言ってこの問いに明確に答えることは難しい。

それでも、ひとついえるとすれば、この仕事でしかわからない喜びを感じたからでしょう。

人と人は完全に分かり合えることはないと思います。
そうだったとしても、その理解を限りなく完全な理解に近づけようとすることは尊い姿だと思います。

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「きく」ことを選んだ人たちへ

「きく」ことを選んだ人たちへ

私はある時気づきました。
この世の中で、他者の話を、こころをひらいてとらわれなく「きく」ということが、一番難しいことなのだと。
そして一番怖いことなのだということを。

こころをひらくということにも、話をきくということにも、必ず相手がいます。
こころをひらくというのは、自分ではない誰かに対してひらくことです。
話をきくというのも、自分とは違う考え方をする誰かの話をきくということです。
文字で書くと

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