#294 【モテるだろうなって人は】こんなことをしてくるから困っちゃう
どうも！若手の研修兄さんこと、海先輩です。
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「秘すれば花なり」
これは室町時代の日本で活躍した能楽師・世阿弥の言葉です。彼は能楽の発展に大きな影響を与えた人物として有名で、「風姿花伝」という書物に、能楽の演技、作品の創作、さらには美の追求における深い洞察を収めました。
この言葉には様々な解釈がありますが、僕がしっくりきている解釈は「余白を残し、観る者の想像力を刺激することで、より深い美しさや感動を引き出すことができる」です。
何でもオープンに話す人よりも、少しミステリアスで内心が読めない人がモテたりするのは、世阿弥が説いたこの教えが本質にあるかもしれませんね。
おはようございます。海先輩です。
いつも読んでいただきありがとうございます。
今日は【モテるだろうなって人は、こんなことをしてくる】というお話です。
冒頭の「秘すれば花なり」ですが、ビジネスの世界でもよく用いられる考え方なんですよね。
製品やサービスにおいては、全ての機能や情報を前面に出すのではなく、ユーザーが自ら探求し発見する楽しみを提供する設計を心掛けます。Apple製品のシンプルで直感的なデザインは、この哲学の一例と言えますね。ユーザーにとっての「発見の喜び」や製品の持つ潜在的な価値を引き出すことが重視されます。
ブランディングでいうと、商品やサービスの全てを直接的に語るのではなく、顧客の想像力を刺激し、ブランドに対する深い興味や感情を引き出すためのストーリーテリングを重視します。高級ブランドがその歴史や製造過程の一部のみを紹介することで、ブランドの神秘性を高め、顧客の関心を引きつけています。
つまり「こうなんじゃないかな？」と想像させた上で、【発見してもらう】という体験に喜びを感じてもらうということです。
恋愛においても、「この人のことをもっと知りたい！」や「もしかして俺のこと好きなのかな？」という気持ちから恋が芽生えることはあったりするもの。
相手に想像させるというのは、相手をこちらに引き寄せるにあたって非常に有効なメソッドであると言えますね。
さて、タイトルの【モテるだろうなって人がしてくること】ですが、モテる人はやはりその他大勢とは違う何かを持っていたり、していたりするものです。
モテるだろうなって感じさせる人がしてくること、それは【あまり人に言われない部分を褒めてくる】です。
例えば僕は【コミュニケーション能力高いね！】とか【話が上手だね！】と言われることがありがたいことに多く、言われたときはもちろん嬉しいです。
しかし、たまーに【意外と人見知りだよね】とか【意外と慎重派だよね】と言われることがあります。そして実は、そう言われたときの方が、個人的には嬉しいんですよね。
なぜかというと、人見知りであったり慎重な部分があるのを自覚しており、なんならそっちの方が本当の自分だと思っているからです。
僕のコミュニケーション能力や行動力は、たくさん本を読んだり実践を通して身につけてきた【スペック】でしかなく、いわば後天的なんですよね。
本当のことを言うと、僕は1人の方が好きだったり、心配ばっかりしたりしています。近所のスーパーとかで顔見知りがいると、バレないようにこそこそ逃げるタイプです。バッタリ会ってしまったときは、何を話せば良いか分からなくなり、変な感じで「あ、あぁ、じゃあ、また今度」となりますね。
これこそが本当の自分だと、今のところは思っています。モテるだろうなと思う人は、こういう人の根幹にある性質を見抜いて褒めてくれるんですよね。
手前味噌で申し訳ないですが、僕でいうところのコミュニケーション能力やプレゼン力などは、自分の強みだという自負があるので、なるべく繰り出したいと思っているんですね。なので周りの人から見ても僕の特徴として分かりやすいんです。
言われた側に「え？（ぽっ♡）」と思わせる人は、その人が意識的に出そうとしていない良い点や個性を褒めてくれます。
例えば、飲み会でめちゃくちゃ盛り上げてくれる比嘉君という男友達がいるとします。周りは比嘉君をいじったり、ボケを重ねたりして、「あ〜比嘉君面白いね〜」と彼を褒めるんです。
でもそこで、「比嘉君みんなに楽しんでもらおうと積極的に話をしてくれて、本当に優しいね」という女性がいたとします。
比嘉君は「面白い」というスペックを褒められることに比べると、「優しい」という性格を褒められることは少ないとしたら。比嘉君はきっと【ドキッ】とするはずです。
僕が比嘉君だったらもう一発で好きになってますね。もうその日からその子のことで頭がいっぱいです。ウケるボケもウケなくなることでしょう。
まとめると、モテるだろうなと思う人は【誰もが見たら分かる部分ではなく、その人の根幹にある良さを褒める】ということをしているわけです。
以上、最近一緒に食事に行った年上女性を見て思った話でした。
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