見出し画像

#260 【CDやDVDを借りるのは】もはや体験の1つだったかもしれない

どうも!若手の研修兄さんこと、海先輩です!

このマガジンでは、毎朝配信しているPodcastプログラム「海先輩の一笑門RADIO」の内容を発信しております。

毎朝いろんなテーマでちょこっとためになる小話をお届けしているので、ぜひフォローをお願い致します!


年末年始に地元・沖縄に帰省したんですけど、ひとつ悲しいことがあって。

僕が小学生〜大学生まで毎週通っていた近所のTSUTAYAが閉店してたんですよ。

このTSUTAYAで出会ったいろんな音楽が今でも心の支えになっていたり、昔付き合っていた人と「今日は何みる〜?」とDVDコーナーを歩きながら話した思い出が詰まった場所だったので、結構ショックでしたね。

まあでも今やサブスク全盛期、レンタル事業は難しい、のは分かるんだけど…。

おはようございます。海先輩です。
いつも読んでいただきありがとうございます。

今日は、CDやDVDを借りるのは、もはや体験の1つだったかもしれないというお話です。

【モノ消費】や【コト消費】という言葉を聞いたことがありますでしょうか。

【モノ消費】が盛んだったのが、日本が【高度経済成長期】だった1950年代後半〜1970年代前半頃です【三種の神器】と呼ばれた白黒テレビ、冷蔵庫、洗濯機を筆頭に、便利で生活を豊かにしてくれるモノにお金が流れ込みました。

そこから時代は変わり【コト消費】が盛んになります。コト=体験的価値にお金を払う文化が隆盛していったんですよね。アーティストのライブやフェス、旅行に行く人が増えたのもコト消費のムーブメントの影響です。

さて、ここまでの話はなんとなく聞いたことがある人も多いと思いますが、現代ではさらに次のムーブメントが起きています。

それが【トキ消費】と【イミ消費】です。

【トキ消費】のキーワードは【非再現性】で、その瞬間しか味わえない体験に対価を払う人が増えてきています。とくにオンラインのサービスやSNSが浸透したあたりから、このトキ消費は盛り上がりを見せました。

【クラウドファンディング】は1つの良い例です。

クラウドファンディングはネット上で自分が実現したいことを発信し、それに賛同してくれる人から資金を調達するシステムですが、寄付をした人は今この瞬間の自分の行動が役に立っているという【満足感】を得ることができます。しかもそのクラウドファンディングへの寄付は今しかできないことですからね。

モノ→コト→トキと来て、実はZ世代の中ではさらに進んだ消費行動の傾向があるそうで。

それが【イミ消費】です。

イミ消費は【自分はどうありたいか?】【どうあるべきか?】を指標として自身の経済活動を考える消費傾向です。

様々な環境問題や自然災害がある世の中で自分にできることは何か考え、自治体に寄付をしたり、サステナブルな商品を使うようにしたり、ふるさと納税をしたりなど、【社会的な意味】を求める考え方になります。

ここでTSUTAYAの話に戻ると、僕はよくTSUTAYAでCDやDVDのレンタルをしていたのですが、これって単に音楽や映画を求めているのではなくて、TSUTAYAの店内で様々な作品に触れる【体験】をしていたんだと思うんですよ。

CDとかDVDは、いわゆるモノ消費にあたる購買活動ですが、僕が楽しんでいたのってTSUTAYAに置かれているたくさんのアルバムやドラマ、映画をじっくり見ながら、その【空間に浸る】ということだったんです。

CDやDVDが淘汰され、サブスクで音楽も映画も楽しめるようになったことは、確かにコンテンツを【手っ取り早く楽しめる】という便利さはあります。

が、実はCDショップに行ったり、レンタルビデオ屋さんに足を運ぶという行為自体が、ある種体験であり、娯楽だったんだと今となっては思うんです。

CDで音楽を楽しんでいたころは、歌詞カードを見ながらアルバムの順に一曲一曲を丁寧に聴いていましたが、今はサブスクで流し聴きをすることも増えましたよね。

サブスクで手軽になった分、失ったものもある気がします。

5枚で1,000円借りられるときに最後の1枚がなかなか決まらない感じとか、「え!この映画面白そう!」と高揚したかと思えばレンタル中だったりとか。

あと個人的に好きだったのは、「さて今日は何観ようかな〜」とDVDを探しているときに、たまたま元カノと観た映画のパッケージを見つけて、ふと思い出に浸るあの瞬間でした。

そう考えると、こう思うんですよね。僕がTSUTAYAに通っていたことはモノ消費でもあり、コト、トキ、そしてイミ消費でもあったんだなと。

なんだかレンタルショップに一生行けない的な流れになってしまいましたが、減少傾向にあるとは言ってもまだまだ残ってるでしょうし、個人的には古本屋さんみたいにちょっと【年季が入って渋いカルチャー】になってくれると嬉しいなと思います。


#note#ブログ#副業#起業#マーケティング#note初心者#フリーランス#SNS#Twitter#ライター#振り返りnote#経営者#ネットビジネス#独立#ミニマリスト#webライター#起業家#個人事業主 #20代 #副業収入#SNSマーケティング#ライティング#アラフィフ#Webマーケティング#集客#コンサル#ツイッター#ネット副業#複業#脱サラ#お金を稼ぐ#ブログ初心者#ノウハウ#コンサルタント#副収入#コピーライター#ブロガー#SNS活用#コンサルティング#コピーライティング #マネタイズ#収益化#PV報告#PV数#ビュー#全体ビュー#noteマネタイズ#Note収益化#ビュー数#ページビュー#毎日更新#毎日note#アウトプット #podcast#standfm#ポッドキャスト#スタエフ#音声配信#ラジオ#radio#ラジオパーソナリティ#毎日更新 #新入社員#新卒#就活 #就職活動#ビジネススキル #企業研修#研修トレーナー#研修講師 #新卒研修 #若手社員


この記事が参加している募集

振り返りnote

ふるさとを語ろう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?