#292 【問題を洗い出すときは】「どうすれば～できるだろう？」で考えよう
どうも！若手の研修兄さんこと、海先輩です。
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就活でも定番の選考方法【グループディスカッション】。頭の良さが如実に表れてしまうこの選考に苦手意識を抱く人も多いですよね。
最近【六人の嘘つきな大学生】という浅倉秋成さんの小説を読んだのですが、最終選考のグループディスカッションで就活の独特な緊張感とミステリー要素が入り混じり、「早く次の展開が見たい！」と思える読み応えでした。
さて、会社に入った後も当然チームで議論をする場面は山ほどあるわけですが、問題を洗い出すときのちょっとした工夫を1つ。
おはようございます。海先輩です。
いつも読んでいただきありがとうございます。
今日は【問題を洗い出すときは、「どうすれば～できるだろう？」で考えよう】というお話です。
（その前に、冒頭の「六人の嘘つきな大学生」はコチラ）
僕が今勤めている会社で今度研修があるのですが、それが【SPRINT研修】というもので以下の本をもとに実施されるそうです。
GV（旧グーグル・ベンチャーズ）のジェイク・ナップが考えた【SPRINT】とは、チームで問題を解決するための特別な方法で、全部で5日間のフレームワークです。
1日目には、どんな問題を解決するかを決めて、その後の日々で、アイデアを考えたり、選んだり、形にしたりして、最終日にはそのアイデアがいいかどうかをテストします。
この方法は、【スピーディーかつ効率的に、チームで最も良いアイデアを見つけるのに役立つ】んですよね。
研修に先立ってこの本を読んだのですが、非常に勉強になりました。チームで問題を解決するときに起こりがちな摩擦やもたつきを見事に解消し、とにかく無駄を省けるので、表紙にもある通り【最速で】プロジェクトを進めていけるなと思いました。
この本に書かれていたのが、今日お話する【問題の洗い出し】について。これは難しいビジネスフレームワークではなく、ちょっとした工夫です。
チームで解決すべき問題を考えるとき、メンバーのアイデアなり顧客からのヒヤリングを書き出していくわけですが、このように羅列していませんか？
・情報収集と分析の時間がかかる
・顧客とのスケジュール調整が困難
・競合との差別化が難しい
こういった問題を解決していくわけですが、議論を進めやすくする工夫として【どうすれば～できるだろう】で考えると良いです。
・どうすれば情報収集と分析の時間を短縮できるだろう？
・どうすれば顧客とのスケジュール調整がし易くなるだろう？
・どうすれば競合と差別化できるだろう？
このように変換することで、【問題→機会】へと捉えることができるんですよね。
想像してみてほしいんですが、ホワイトボードに【～が不便】【～がめんどう】【～に時間がかかる】と言った問題が並んでいるのを見ると、ため息をつきたくなります。
しかし、【どうすれば～できるだろう？】と書かれていると、何だか前向きに感じませんか？気持ち的にも良いものです。
また、実際に問題についての解決策を考えるうえでも【どうすれば】と書かれている方が考えやすくなります。
【～ができない】はただの現状ですが、【どうすれば】だと解決策を練る思考に切り替わっているからです。
そして、問題解決のフローでよくあるのが、複数の問題を洗い出した後に【どうすれば"これらの"問題が解決できるだろう】という流れですが、それよりも1つ1つの問題に対して【どうすれば】がある方が、より具体的に解決策を考えやすくなるのもメリットですね。
新卒研修でも課題解決型のグループワークを実施する企業も多いと思います。ぜひグループで、もしくは個人レベルでも【どうすれば】の思考を取り入れてみてください！
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