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5年国語「方言と共通語」でChromebookを使ってみた

こんにちは。ぐうぽんです。

3学期の学習もスタートし、今年度も残り3ヶ月。
今日は5年国語「方言と共通語」の授業についてまとめようと思います。

久しぶりのChromebook

3学期になってからはChromebookでのクラスルーム提出をやめたので、活用はお休みしている状況でした。

そんな中、本単元では意見共有や方言を調べる活動ができそうだったので、展開の中に組み入れてみました。

今回の授業は2時間かけて

①知っている方言を挙げる
②日本の方言分布図を見て気づいたことを挙げる
③各地方の方言で読んだニュースを視聴
④地元の方言、日本の方言を調べる
⑤調べた方言で会話してみる

という内容で計画し、太字部分をChromebook活用としました。

Jamboardを使った意見共有

Chromebookの活用は当初計画をしていなかったのですが、よくよく展開を見てみると「できるじゃないか!」と気づいたものです。

指導書では教科書に掲載されている方言の分布について発問し気づいたことなどを言ってもらう、程度でしたが、せっかくなので分布について2回に分けてビフォーアフターの形で展開してみました。
概要としては

子どもたちはJamboardの新規作成でホワイトボードを用意
先生は画面共有ソフトで全員の様子を見る→良い意見を黒板に板書する

まず教科書の質問をPowerPointで提示してJamboardに意見を書いてもらいました。

画面共有ソフトで確認すると、関東ということもあり、その多くは標準語である「ウスイ」「塩がない」といった意見が多数で、「アマイ」はごく少数でした

次に分布図を見てもらい、再びJamboardに意見を書いてもらいました。

画面共有ソフト(個人情報保護のためモザイク入り)

結果、以下のような意見が書かれました。

・北海道には様々な方言が点在している
・同じ地方でも言葉が違っている
・黄色が多い
・「アマイ」が多い
・高知は「ウスイ」だけになっている

このように最初は見た感じだけの意見が多かったです。
そこで少し発問を変えたり身内の関西圏の話を織り混ぜて解説し、もう一度書き込んでもらいました。

すると

・「アマイ」は「甘味」ではなく「詰めが甘い」の意味ではないか?
・味噌の中の甘みではないか?
・ミズクサイは「水っぽい」ではないか?
・ショームナイは「塩がない」から来ている?
・醤油がないからでは?

などの意見が出されました。

板書結果

少し知識等を加えたことで、1回目よりも深い思考がなされたように感じました。

地元の方言、日本の方言を調べる

2時間目は再びChromebookを使って、地元にある方言と日本各地の方言を調べてもらいました。

ここは東京なのですが地元にも少しばかり方言があります。
それを実際に調べてもらうとたくさんの方言が出てきて子どもたちは驚きの連続でした。

そして最後は調べた各地方の方言を使って、クラス内で方言会話をしてもらいました。

まとめ

今回の授業は、これまでの授業で気になる点をカバーできるかどうか?チャレンジしました。

どうしても国語も含め授業は、単なる調べ学習や、意見を出せる子どもだけが発言するといった画一的になりがちです。
それではごく一部の子どもだけが参加しているだけで、私自身「良くないな」と感じていました。

そうした授業を改善し、「誰もが参加者」になれるのがChromebook等タブレット活用の利点だと思っています。

特に今回はJamboardと画面共有ソフトを連携したことで、私はChromebook越しに全員の意見を画面上で把握し、そこから良い意見を板書したので、子どもたちの思考に刺激を与えることができたと思います。

普段手を挙げない子どもでも、実は秘めた意見を持っているものです。
それを私は毎回のワークシートからひしひしと感じ取っていました。
活発な子も評価しますが、私はそういった子の意見も高く評価し続けています。
目立たない子を輝かせたい。それを簡単に叶えるのがICTではないかと感じます。

おかげで今では引っ込み思案の子も少しずつ挙手したり意見を出したりできるようになりました。

Chromebookだからできること。それをいつも考えています。

普段の授業を変える場面を色々支援員として見てきて、支援してきたからこそ、今教員として自分の思う授業をやらせてもらえて嬉しく思っています。

今回の方言は本当に自己陶酔かもしれませんが良い活用ができたと思っています。

この事例がChromebookやJamboardの活用のヒントになれば幸いです。

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