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【夢日記創作】朝起きたらアザラシになっていた【一話完結】

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夢日記風の一話完結ストーリーです。 フランツ・カフカ『変身』パロディっぽい創作となっております。
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#日常

【創作夢日記】朝起きたらアザラシになっていた47〜猫旅館【一話完結】

【創作夢日記】朝起きたらアザラシになっていた47〜猫旅館【一話完結】

※この話は夢日記風のフィクションです。実在する人物・団体名とは何ら関係ございません。100%作者の脳内妄想のみで構成されています。

朝起きたらアザラシになっていた俺は、
シーズンオフを見計らって国内旅行に出た。

SNSで募集した仲間と相談して安い宿に雑魚寝と決めた。

野生のアザラシこと野獣な俺としては個室にユニットバスとベッドがあれば充分なのでじゃらんで見つけた安い旅館に宿泊。

ドミトリー

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〔小説〕朝起きたらアザラシになっていた その43 猫カフェ

〔小説〕朝起きたらアザラシになっていた その43 猫カフェ

※この話はフィクションです。実在する人物・団体名とは何ら関係ございません。100%作者の脳内妄想のみで構成されています。

朝起きたらアザラシになっていた俺はモーニングを食べに猫カフェにいった。

マスターも客も自転車旅行で撮影した猫たちだ。
猫カフェなのでネギ科の食材が出てこない。
猫カフェなのでコーヒーがぬるい。
猫カフェなのでミルクもない。

最初はクレームを入れた俺だが、よくよく調べるとミ

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〔小説〕朝起きたらアザラシになっていた その41 ボツ怪談(創作)

〔小説〕朝起きたらアザラシになっていた その41 ボツ怪談(創作)

※この話はフィクションです。実在する人物・団体名とは何ら関係ございません。100%作者の脳内妄想のみで構成されています。

はじめに朝起きたらアザラシになっていた俺は夏なので怪談を集めてみた。

語ってくれる人には申し訳ないのだが、TV、ネット、書籍、口伝えなどできいたことのある話ばかりなのでボツにした話がとても多い。

今回は供養も兼ねてボツ怪談をいくつか公開する。

織田信長と本能寺Aさんから

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〔小説〕朝起きたらアザラシになっていた その40 夢十夜その9 Hな夢を見た

〔小説〕朝起きたらアザラシになっていた その40 夢十夜その9 Hな夢を見た

※この話はフィクションです。実在する人物・団体名とは何ら関係ございません。100%作者の脳内妄想のみで構成されています。

朝起きたらアザラシになっていた俺は横になって寝ており、夢を見ていた。

夢の中で朝食の食パンにチョコペーストを塗って食べ、牛乳を流し込む。

食ってる俺はやべえ!なんてHな夢見てるんだ!と頬を赤らめ、耳たぶまで熱くなっていた。

あれ?耳はどこ?

夢の中の俺は、朝食を食べる

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〔小説〕朝起きたらアザラシになっていた その39 夢十夜その8 化け猫襲来!

〔小説〕朝起きたらアザラシになっていた その39 夢十夜その8 化け猫襲来!

※この話はフィクションです。実在する人物・団体名とは何ら関係ございません。100%作者の脳内妄想のみで構成されています。

はじめに

朝起きたらアザラシになっていた俺は深夜のような暗さに面食らう。

アザラシなので置時計にヒレを伸ばして確認。

深夜23時だった。

気持ち5時間ほど早起きしたので食パンとベーコン、チーズでサンドイッチをつくりランチボックスに冷凍食品の総菜を詰め込む。

作り終え

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〔小説〕朝起きたらアザラシになっていた その38 グレた俺と理解のある親父

〔小説〕朝起きたらアザラシになっていた その38 グレた俺と理解のある親父

※この話はフィクションです。実在する人物・団体名とは何ら関係ございません。100%作者の脳内妄想のみで構成されています。

朝起きたらアザラシになっていた俺は天井を見つめ、うとうとしながら思い出に浸る。

中高生時代のオレは反抗期なお年頃。なので少しグレていた。

母親は泣いて往復ビンタしたが、親父は、

「バイクで暴走なんてカッコいいじゃないか」

と理解を示し、なんこつ揚げ触った手でベトベトの

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〔小説〕朝起きたらアザラシになっていた その37 夢十夜その7 妖怪アザラシとぎ

〔小説〕朝起きたらアザラシになっていた その37 夢十夜その7 妖怪アザラシとぎ

※この話はフィクションです。実在する人物・団体名とは何ら関係ございません。100%作者の脳内妄想のみで構成されています。

朝起きたらアザラシになっていた俺は甥っ子たちを起こして朝食を作っていた。

甥っ子たちがもりもり食べる様子は作り甲斐を感じる。

ばあちゃんが「たんとお食べ」いっては俺の茶碗に米を盛り付けてた気持ちが、この歳になってよくわかる。

甥っ子が脇の台所を見つめ「あそこにお化けいる

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〔小説〕朝起きたらアザラシになっていた その36~猫とタイムマシン

〔小説〕朝起きたらアザラシになっていた その36~猫とタイムマシン

※この話はフィクションです。実在する人物・団体名とは何ら関係ございません。100%作者の脳内妄想のみで構成されています。

朝起きたらアザラシになっていた俺は東京都文京区にある護国寺へ電動自転車を走らせていた。

久しぶりに自己紹介する。

俺はアザラシ。この辺の景色を撮っている至って普通のアザラシだ。

まずさ、昔のライトノベル系アニメで聞いた「~普通の○○だ」は普通じゃないよね。

ライトノベ

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〔小説〕朝起きたらアザラシになっていた その34 夢十夜その6 (魚の)死屍累々

〔小説〕朝起きたらアザラシになっていた その34 夢十夜その6 (魚の)死屍累々

※この話はフィクションです。実在する人物・団体名とは何ら関係ございません。100%作者の脳内妄想のみで構成されています。

朝起きたらアザラシになっていた俺は2度寝した。

ドアを乱暴にノックする音がする。

何かの勧誘だろうから無視して寝転がる。

爆竹を鳴らす音に体を起こすと同時にドアをけ破られ、

「警察だ!手をあげろ!!」
怒号あげる集団に囲まれた。

撃たれたくないので手を上げようにもヒ

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〔小説〕朝起きたらアザラシになっていた その33 伝言ゲーム

〔小説〕朝起きたらアザラシになっていた その33 伝言ゲーム

※この話はフィクションです。実在する人物・団体名とは何ら関係ございません。100%作者の脳内妄想のみで構成されています。

朝起きたらアザラシになっていた俺は企画を思いついたので信用金庫ビル3階会議室のミーティングに向かう。

ミーティングの相手は人の紹介できょう初対面する。

開けると俺を見て軽く驚いて人物がいる。
彼が初対面のHだろう。

フレンドリーに挨拶すると

「イメージより目がかわいい

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〔小説〕朝起きたらアザラシになっていた その32 リターンズオブ蟹光線~シロクマの襲撃

〔小説〕朝起きたらアザラシになっていた その32 リターンズオブ蟹光線~シロクマの襲撃

※この話はフィクションです。実在する人物・団体名とは何ら関係ございません。100%作者の脳内妄想のみで構成されています。

朝起きたらアザラシになっていた俺は生活のために内職をしている。

どういった内職をしてるかというと、エロ同人のために担当された作業をしている。

エロなら手っ取り早く稼げるというイメージはいまもあるが、正直レッドオーシャン(競争過多)だ。

俺はリスクを避けてフリーランスをし

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〔小説〕朝起きたらアザラシになっていた その30 清州散歩

〔小説〕朝起きたらアザラシになっていた その30 清州散歩

※この話はフィクションです。
実在する人物・団体名とは何ら関係ございません。
100%作者の脳内妄想のみで構成されています。

朝起きたらアザラシになっていた俺は名古屋へ向かい、織田信長ゆかりの清須城へ行ってみた。

中はコンパクトなつくり。すぐ歩き終えて休憩できる。

観光客らはこういったイメージしやすい展示物だけ撮影していたが俺はというと。

清州の古代史にも興味惹かれて何十枚も撮っていたら職

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〔小説〕朝起きたらアザラシになっていた その28 夢十夜その4 春の静電気祭り!

〔小説〕朝起きたらアザラシになっていた その28 夢十夜その4 春の静電気祭り!

※この話はフィクションです。
実在する人物・団体名とは何ら関係ございません。
100%作者の脳内妄想のみで構成されています。

朝起きたらアザラシになっていた俺は、体毛にまとわりつくビニールゴミを取り除く。

静電気のせいでインスタントラーメンの外フィルムをはがしても、はがしても体毛にまとわりつく。

桜も開花して春なのに俺の体毛は静電気で未だにバチバチいってる。

防火扉に手を触れた瞬間にバチン

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〔小説〕朝起きたらアザラシになっていた その26 夢十夜その2

〔小説〕朝起きたらアザラシになっていた その26 夢十夜その2

※この話はフィクションです。実在する人物・団体名とは何ら関係ございません。100%作者の脳内妄想のみで構成されています。

朝起きるとアザラシになっていた俺はテレビで天気予報を見ながらバナナと牛乳で朝食を済ませる。

俺は朝の4時に朝食食べても朝の8時に腹がすいて2度目の朝食をとることもよくある。

今回も2度目の朝食をとる。

それから煙草を一服。

はっ!しまった!!

禁煙して3年以上たって

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