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〔小説〕朝起きたらアザラシになっていた その32 リターンズオブ蟹光線~シロクマの襲撃
※この話はフィクションです。実在する人物・団体名とは何ら関係ございません。100%作者の脳内妄想のみで構成されています。
朝起きたらアザラシになっていた俺は生活のために内職をしている。
どういった内職をしてるかというと、エロ同人のために担当された作業をしている。
エロなら手っ取り早く稼げるというイメージはいまもあるが、正直レッドオーシャン(競争過多)だ。
俺はリスクを避けてフリーランスをしているが経営側から聞けば競合が多すぎてきついと聞く。
そんな話をしてから1週間。締め切りは三日過ぎた。
開きなおった俺はサブスク(サブスクリション)の定額配信サービスから動画みて寝ころび、スマホの着信はすべて無視していた。
「宅配便です!アマゾンの注文を届けにきました!」
だまされてドアを開けたらエロ同人のコンテンツを経営している依頼者がいた。
「はやくかけ!」
俺はスマホと財布を手に取って着の身着のまま逃げた。
「納期をまもれ!!」
そんな依頼人の怒号を無視して逃げる。
しかし、近所のまいばすけっと前で依頼人に捕まってしまい、俺はレンタルオフィスまで連行された。
こうして俺は池袋駅付近のレンタルオフィスで納品できるまでカンヅメにされていた。
逃亡を防ぐためレンタルオフィス内の自販機へゆくことも許されないまま依頼人はデスク越しにずっと俺を監視していた。
8時間もすればメシかトイレで消えるからその隙に逃亡を考えていたが甘かった。
依頼人が完成のために雇った他スタッフが交互に監視。
ジロジロ見られながらエロ同人のために作業するのは慣れないし、慣れたいとも思わない。
完成させて開放されたころには日付もかわっていて無精ひげが伸び放題になっていた。
今度こそ締め切り守って自転車旅行に行くぞ!
他の依頼人、クライアントと称する人たちから逃亡するためじゃないぞ!!
念のためにいっといた。
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