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#リカレント教育
歴史的な転換点となるのか?通信制大学の在り方を根本から変える、ZEN大学と京都芸術大学のチャレンジ
どのような大学や学部の設置認可の申請が出されているのかを見ると、その時々の大学業界や世の中の動きが見えてきます。次年度設置の新学部関連でいうと、工学系の学部設置の動きが加速しており、あと以前このnoteでも取り上げた福井県立大学の恐竜学部が話題です。
一方、新設の大学関連でいうと「通信制大学」が注目すべきトピックのように思います。しかもこれ、単に大学数が増えるだけじゃなく、在り方そのものも大きく
知ることって楽しい!を、もっと手軽に体験!「フクロウナビ」新機能&新企画追加のお知らせ
2022年末に立ち上げた大学や研究機関の学術・研究系コンテンツを紹介するナビサイト「フクロウナビ」を、このたびちょっとだけリニューアルしました。今回は、こちらについご紹介させてもらいます。
大学や研究機関のコンテンツを横断して紹介するナビサイト
そもそもフクロウナビってナニ?という人もたくさんいると思いますので、まず簡単に説明をさせてもらいます。
多くの大学や研究機関は、研究者や研究成果、学
東洋大学「井上円了AIワンダーランド」から考える、大学発わからない人に寄り添うイベントの重要性
大学が発信する情報を見ていると、いろいろな大学が社会に向けて魅力的なイベントや講座を開催していることに気づきます。今回、取り上げるのも、そんな大学の社会に向けたイベントの一つ。近年話題のAIを使った、だいぶぶっとんだ取り組みなのですが、こういうものこそ大学がやるべき取り組みなのだと強く感じます。
創立者✕AIという、これまでにないユニークなイベント
取り上げるのは、東洋大学による「井上円了AI
伝えるべきメッセージは足りているか?芝浦工業大の情緒的な取り組みから考える卒業生とのコミュニケーション
いつもは大学のプレスリリースから面白そうなものをピックアップして紹介しているのですが、今回はそれとは違い大学の公式サイトで見つけた興味深い取り組みを紹介しようと思います。見つけたのは、芝浦工業大学の公式サイトで、取り組みは卒業生に向けた斬新なサービスです。
結婚式の祝電が、出身大学のトップから送られてくる
で、どんなサービスなのかというと、「結婚式祝電サービス」というもので、申し込むと芝浦工業
卒業生とのコミュニケーションを根本から変える!?追手門学院大学の「OIDAIアプリ」のポテンシャルを考える
高校生、在学生、卒業生とどのようにコミュニケーションをとるべきか?こんな問いをされると、自然と大学広報にかかわる問い(=課題)だと受け取ってしまうのは、私が広報関連の仕事をしているからなのか、それとも一般的にそうなのかは気になるところです。とはいえ、今回、追手門学院大学のプレスリリースを見て、実は広報的なアプローチ以外でも、この問いに応えられるかもしれないことがわかり、ちょっとドキドキしています。
もっとみる生涯学習どころか大学の学び全体を底上げする?佛教大学が取り組む、公開講座の学習履歴可視化の意義を考える
ここ最近の学び直し関連では、リスキリングが注目されているものの、生きがいとしての学びも、平均寿命が伸びている日本社会にとっては非常に重要です。今回、見つけた佛教大学の取り組みは、この生きがいとしての学びを活性化させる有効な一手になりそうなうえ、大学教育とは何かを考える良いきっかにもなりそうだと感じました。
公開講座のジレンマを学習履歴の可視化が救う?
プレスリリースの内容は、佛教大学オープンラ
武庫川女子大の取り組みから考える。学内にリカレント教育の機会を提供することの、けっこう多彩な意味と価値。
学び直しの振興は、突き詰めていくと大学だけでどうこうできるものではないのですが、そうはいっても大学はこれを行ううえで非常に重要なアクターであるのは間違いありません。では、大学はどのように学び直しに向き合うべきなのでしょうか。今回、見つけた武庫川女子大学の取り組みは、これをやったら解決する!というものではないものの、推進していくうえでとても重要なところを抑えているように思いました。ぜひ他大学にも広が
もっとみる大学のリカレント教育に残された道はこれしかない。徹底的に個人に寄り添った”学び直し”について考える。
最近、教育未来創造会議の第一次提言について詳しく内容を聞く機会がありました。このなかで「学び直し(リカレント教育)を促進するための環境整備」が、大きなテーマとして挙がっていたこともあり、リカレント教育について改めて考えてみて、何となく自分のなかで整理ができたので、一度まとめてみたいと思います。
まず、本提言でも言及されているのですが、日本人は諸外国に比べて「日本の企業は学ぶ機会を与えず、個人も学
奈良県立大学の濃ゆい教育プログラムから考える。大学が社会に向けて教育プログラムを実施する意図と意義。
大学だけでなく企業や自治体など、いろいろな組織が社会人向けの教育プログラムに取り組んでいます。では、そのなかで、大学のプログラムにはどういう特徴があるのでしょうか。今回、見つけた奈良県立大学の教育プログラムは、この問いに対するわかりやすい答えの一つなのかなと思いました。また、これをきっかけに少し考えてみたのですが、どういう公開講座が大学にとって正解なのか、というのは、けっこう悩ましい問題なのかもし
もっとみる日本でリカレント教育を流行らすにはこれしかない!?三重大学が取り組む、オーダーメード型リカレント教育を考える。
大学によるリカレント教育が今後どのように発展していくかに個人的にすごく興味があります。今回、見つけた三重大学の取り組みは、そんなこれからのリカレント教育を考えるヒントになりそうです。こういうアプローチの方が、日本のリカレント教育は活性化するのかもしれない、そんなことを感じさせてくれる取り組みです。
取り上げたのは、三重大学が「リカレント教育センター」を新設したというニュースです。このセンターでは
AIが大学と社会人の距離感を変える?関西学院の「AI活用人材教育プログラム」に感じる、新たな大学教育の可能性
AIやデータサイエンス関連の教育プログラムは、いまや雨後の筍のようにいろいろな大学で開設されています。社会ニーズがそうさせているのでしょうが、ある種のブームのように見えないこともありません。今回、見つけた取り組みも、そんなAIの教育プログラムの一つですが、展開の仕方がちょっとユニークです。とはいえこういうやり方のほうが、社会としては喜ばしいのかもしれませんね。
取り上げるのは、関西学院大学の「A
自由だけど縛りもある。早稲田が新たに取り組むシニア向け教育は、生涯教育の”雛形”を作り出せるか。
「人生100年時代」の学びはどうあるべきかは、今後さらに加熱していくテーマです。今回、目に止まったのは、早稲田大学の社会に向けた教育拠点「WASEDA NEO」の新たなシニア向け教育プログラム。この教育プログラムを見ていると、やはりというか、18歳に向けた教育と根っこのところから違うものなのだと、あらためて実感しました。
取り上げるのは、50歳以上のプレシニア・シニア世代向け講座「早稲田Life